お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

絵本はロングテール

2013-11-05 | about 英語の絵本


 商品のモデルも、流行のトレンドも、何もかもが驚異的なスピードで変わっている現代にあって、絵本は驚くばかりにロングテールな商品です。

 世界中で愛されているキャラクターたちをちょっと見渡してみるだけでも、たとえば『うさこちゃん(Miffy)』は1955年生まれで、人間ならもうすぐ還暦。

Miffy (Miffy - Classic)
Egmont Books Ltd


 おなじみ『ピーター・ラビット(The Tale of Peter Rabbit)』はうさこちゃんよりはるかに年長で、1902年生まれの110歳。

The Tale of Peter Rabbit
Warne


 また、著者と一緒に第二次世界大戦の火の手を逃れて、自転車でヨーロッパを走り抜け、スペインから大西洋を渡った『おさるのジョージ(Curious George)』は1941年ニューヨーク生まれの70歳です。いずれもシリーズで刊行され、いずれもベストセラーで、今日でもまだなお読者を増やしているロングセラーです。

Curious George
Houghton Mifflin Harcourt


 絵本がロングテールなのは、赤ちゃんの暮らしや発育過程が、時代や地域を超えて共通だからでしょう。生まれてしばらくは「おっぱい飲んで、ねんねして」ばかり、でも、ほどなくにっこり笑うようになり、お座りしてハイハイしてつかまり立ちして、やがて歩き出す・・・。赤ちゃんの成長は、人種も文化も風習も,住んでいる環境も超えて共通・・・と改めてビジュアルに教えてくれたのが、ドキュメンタリー映画 "Babies" です。日本のあかちゃん、まりちゃんもでてきます。







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