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Bright Side Of Life  

もがいてもがいて,強くなりましょう。

2006&ミソヂ1年目のスローガン
『その"ヒト手間"が大事です。』

一期一会 ~出会いと別れ~

2004-12-21 | よしなしごと
ここ数日書いているポルトギースが帰国していった。

2004年11月16日、我ら夫婦は2人のポルトガル人と出会った。
公衆電話のところで、国際電話をかけたくて困り果てていた彼に、
我が家の電話を使うように勧め、
サッカーの話からトヨタカップに一緒に行く事になり、
彼らのチケットを手配し、計画を立てながら
互いの家を行き来しては飲み、
床にじかに座るのは痛いと言う彼らに椅子を貸し、
一緒に富士山を一周し、飲みに行き、電話を貸し、
トヨタカップに一緒に行き、
写真を撮り・・・。

そんな彼らも12月17日に帰っていった。

分かっていた事だった。最初から、約1ヶ月の滞在だと聞いていた。
何日に帰るかも知っていた。
一時的にここにいるだけで、、彼らの家は別にあること。
仕事で日本に来ているだけ。
今後、日本に来る可能性は非常に低く、
再会できる可能性は限りなく低いこと。。。

さよならを言うのは苦手だから、務めて明るく振舞った。
最後の夜、会社でのさよならパーティの後に来てくれたポルトギース。
二度と会うこともないかもしれない人たち。

旦那殿は半分以上本気で、今度の夏休みにポルトガルに会いに行く気になっている。
ポルトギースは『飛行機代だけ準備してくれば、後はおもてなしするよ』と言ってくれている。

ただ、そういうことではなく、もっと違う次元の何かを感じていた。

ポルトガルの人が、仕事の出張で日本に来て
たまたま同じ社宅に滞在する事になった。
たまたま国際電話がうまくかけられず、
たまたま共通の趣味がサッカー観戦で、
たまたま同じ試合を見たいと思っていて、
書ききれないけど、もっと色々な『たまたま』が重なった出会いだった。

『偶然』も3回続けば『必然』になる、と何かで読んだ気がする。
きっと、私たちは何かの『縁』があるのだと思う。
同じ社宅にいても、彼らの存在すら知らない住民だっていただろうから。

旦那殿は、生まれてこの方ずっと県内にいた人で、
とくに『もう二度と会う事もないかもしれない別れ』を経験したことがないと言う。
私の場合、西日本をまたいで九州の大学に行き、そこで知り合った人たちがいる。
イギリスの語学学校に通った時に、南米とか東&西欧とか、知り合った人たちがいる。
その大半が、今は連絡をとるすべもない。

今になって、そのたくさんの出会いをもっと大切にすればよかったと思う。
二度と会う事もないだろう、というのが、どういうことなのか、
分かっているつもりで分かっていなかった気がする。

そんな気持ちもこめて、今回のポルトギースとの出会いは、今後も大切にしていきたい。
二度と会う事もないかもしれない。そういう意味では『別れ』になるけど、
でも、これは別れじゃない。

また、旦那殿と二人の生活に戻る。

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