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Bright Side Of Life  

もがいてもがいて,強くなりましょう。

2006&ミソヂ1年目のスローガン
『その"ヒト手間"が大事です。』

イギリスでの日々。

2005-07-08 | よしなしごと
昨日の、ロンドンでの同時多発テロ。
テロそのものに対する気持ちもあるのだけど、
短期間、イギリスに住んでいた時のことを思い出した。

約8年前、9ヶ月間、ホームステイしながらイギリスに住んで語学学校に通った。
それが、私にとって、長年の夢だった。

当時付き合っていた人とは国際遠距離恋愛になり、
毎日電話と手紙を重ねていた。

夜は宿題・テレビ・彼への手紙を書き、
朝8時に、紅茶とシリアルとトーストを食べながら、テレビを見る。
イギリスでは郵便やさんが朝早くに来るから、
ひと月に何度かは、朝郵便やさんが届けてくれた彼からの手紙を読みながらの朝食。

8時半に家を出て、歩いて学校へ。道は全て下り坂。
途中の老人ホームの前にあるポストに、
前の晩に書いたラブレターを投函するのが習慣だった。
週末以外はほぼ毎日、手紙を出した。

彼から手紙が届いた朝には、
その手紙を何度も読み返しながら学校まで歩いた。

午前中は語学学校に行き、近くのお店でランチを食べる。
パブランチ、パスタ、サンドイッチのお店、
公園でサンドイッチ、チャイニーズ、
学校に韓国料理のお弁当(ピビンパだったのかな?)を売りに来るおばちゃん。

食後は、基本的に図書館に直行。
たまに、郵便局で切手をまとめ買いしたり、、
ほしい物がある時はショッピングなんかしてから。
図書館で17時過ぎまでその日の宿題&復習。

18時の夕飯にあわせて図書館を出て、帰宅。
夕飯のあと、大体18時半から19時の間に、日本にいる彼に、毎日電話をした。
電話は、玄関の、階段の隣にあったから、
大体階段の2段目ぐらいに腰掛けて話した。
ホームステイ先の電話を借りて、プリペイド式カードを使って。

電話のあとは、自分の部屋に戻り、
勉強の続きと、テレビと、彼への手紙。途中でシャワーに入りつつ。

私がいた時は、8割方夏時間だったので
イギリスの18時が日本の深夜2時。
彼のバイトのシフトに合わせて、2時前に電話したり、
彼が就職活動中とかで早起きの時は、
イギリスの22時、日本の朝6時にモーニングコールしたり。

最初の頃は電話が絶えなかった。
彼は私の留学に反対だったから。

失いたくない人だったから、後悔したくなかったから、
毎日、電話と手紙を欠かさなかった。

その彼とは、結局2001年に別れた。
大切な人だったけど、愛想尽かした形で別れた。

私がイギリスにいた間に、ダイアナ妃が交通事故で亡くなった。
朝起きたら、ホームステイ先のおばちゃんが、
そのニュースを見て号泣していた。
総選挙(?)があり、メジャー首相からブレア首相に政権交代した。
ブレア首相の、はっきりした英語が大好きだった。
長年の夢を叶え、バルセロナを1人旅した。
サグラダ・ファミリアに登って、テッペンで日本にいる彼に宛ててポストカードを書いた。
大好きな画家の美術館に行って、地下にある画家のお墓でお祈りをした。
数年後に、新婚旅行で、同じ場所を再び訪れることになるとは思ってもいなかった。

あれから8年、随分と密度の濃い8年間だったと思う。
私は、随分前進したと思う。
あの頃、思い描いた自分の将来図に、かなり近い形で生活していると思う。
色んな人との別れと出会いがあった。

今から8年後…2013年。私、何してるかなぁ。

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