自然観察系ぷち旅日記 うにまるが行く!!

遅咲きのなんちゃってトラベラーうにまるが再び動き始めます。薔薇と化石と砂漠を巡る、自然観察系旅日記です。

今ここにいる奇跡!マドラス皆既日食

2017-08-26 20:00:41 | マドラス皆既日食ツアー
いよいよ皆既日食の瞬間です。
前回のお話はこちら
皆既日食当日!観測地へ

10:13
空がだいぶ暗くなって辺りは夕暮れの雰囲気に



太陽はまだこんなに高い位置なのに夕暮れ!!鳥たちが一斉に騒ぎます。地上の虫たちも鳴き秋の風情。



今ここにわたしがいるんだという証拠写真(笑)

そして、いよいよ光の中心がすーっと小さくなり、その姿を消そうというその刹那。すべての光が一箇所に集まったかのような、宙に浮かダイアモンドリング!!!

湧き上がる歓声と同時に訪れる闇。

しかしその闇は想像していたよりもずっと明るく闇というより月夜。それも満月。



月のように見える球体の中心に点のように見える黒い丸が太陽。

ただ、正直このあたりのことは興奮と感動で記憶があやふや。



肉眼で捉えた空に浮かぶ太陽は想像よりもずっとずっと小さかったです!!!!!

あんな点のようにしか見えない遙か彼方の星が、計り知れないほどの影響を私たちの惑星に与えているのだという事実。

広大な宇宙に浮かぶ私たちの星。太陽の周りを回ることで四季を迎え、緑が育ち、水をたたえ、生き物たちが進化を続けるこの星。

私たちの星から見上げる太陽がこんなにも小さかったなんて!!

そして月の影に隠れているにも関わらず、ものすごい存在感。

日食グラスを通すと太陽から立ち昇るコロナをしっかりと観察することができました。


※こちらの画像は別の場所で観測した友人からのいただき物。

ダイアモンドリングを見てからのおよそ2分間はあまりにあっという間にすぎていきました。

なんということか、知らぬ間にあふれる涙。その時は混乱して気持ちの整理もつかなかったのですが、数日を経てあの時の気持ちの高ぶりについて冷静に考えられるようになりました。

太陽があまりに小さかったこと、その小さく見える星がもっともっとずっと小さな私たちの星に命を生み出したこと、そして自分がこの星に生まれ、この瞬間にここにいるということ。

森も、海も、川も、春になって花が次々に咲くのも、鳥が囀るのも、秋の夜長に虫が鳴くのも…、今目の前に映るすべてのものが奇跡なんだと。

そして、それがあんなに小さな点にしか見えない星に大きく左右されているということ。

たぶんそんなことをあの一瞬に一気に感じたんです。ダイアモンドリングもフレアも美しかったけれど、何より衝撃を受けたのは、あの黒い小さな点だったのです。

すごくないですか?
本当に小さな点だったんですよ。全天の中にぽつんと浮かぶ芥子粒のような黒い点。
私たちの地球はなんという奇跡のうえに成り立っているのでしょうか?

あの感情の高ぶりはまさにそんな思いに至ってのことだったのです。

次に太陽が顔を出したあと、明るくなるのはこれまた一瞬。ダイアモンドリングからのあっという間の朝



まだ一部しか見えていないはずなのに、肉眼では大きな違いを感じません。

そして日食は続いているのですが、もうすっかり終わった感でいっぱいの人びと。

シャンパン開けて乾杯!!!



そして日食の終了を待ってバーベキュー大会!!





至れり尽くせり!!

まさかこのわたしが、アメリカで皆既日食を見るなんて!!この奇跡の瞬間に立ち会えた幸運。

本当に人生何が起こるか分かりません。わたしにとってのこの5年は本当に大きなものだったと感慨深いです。
この幸運がどうかこれからも続きますように!!

…とどこまでも欲深いうにまるです。

いや、ますます欲深くなったかな?
奇跡の星に生まれた以上、その奇跡をもっともっと知りたい、見たい、感じたい。そんな思いがより強くなったような…。つまり私がハマっているのは「旅」というよりそこなんだと思います。



これが、実際に皆既日食を体験した私の感想です。18年後の2035年9月2日には日本でもこの壮大な天体ショーを見る機会が訪れます。

その時、私は何をしていて、どんなことを感じるのか…。もう67歳になってるんですよ∑(゚Д゚)

生きてるかなぁ…。いや、もう一度これを見るまでは絶対に死ねない!!

そう思いました。

今日も1日お疲れ様♪
読んでくれた皆様に素敵な
明日が訪れますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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皆既日食当日!観測値へ!!

2017-08-26 18:00:33 | マドラス皆既日食ツアー
こんばんは
いよいよ皆既日食当日になりました
(このブログはリアルタイムから遅れて更新されています)

全米大陸はなんと100万人の大移動。予定していた出発時刻を繰り上げ.まだ暗い朝5時にバスへと乗り込みます。



朝ごはんはリーダーが買い込んでおいてくれたジュースとシリアルバー、それにスコーンとイチゴ。



だんだんと夜が明けてきましたが、これがまさかの快晴!!



この時点でテンションふりきれるくらいのワクワク感が止まりません(≧∇≦)

ほんと、ずっと曇り空だったんです。特に午前中は太陽が見えないことが多くて…。



天気予報も「おおむね晴れ」とかっていう曖昧な表現。そもそもポードランドは天気予報が当たらないらしい。

それがまさかの晴れ!!

心配されていた渋滞も、朝早かったこともあり、時々止まるくらいでそれほど混まずに予定の観測地に到着。



セイラムからさらに南下したAirlieという場所。広大な牧場の一角が観測地。ほぼ貸切状態。

ウェルカムドリンクやフルーツの用意もあってさらに興奮。わたしだけでなく、みんなちょっとハイになってました(笑)







日本ではお高い生ブルーベリーも食べ放題(笑)

まだ2時間もあると思っていたのですが、カメラや観察グッズをセットしたり、試したりしているうちに、あっという間に日食開始の時間になりました。



9:05am
日食メガネを通して見ると、太陽が欠け始めているのものの、まだあまり変化は見られません。

太陽って本当に明るいんですね。半分欠けてもまだ明るさに変化は感じられないです。

その代わり、少しずつ涼しくなってきたような。到着した時はじりじりと肌を突き刺すようだった太陽の光が、今は少し穏やかな気がします。



持ってきたピンホールカメラを応用した文字盤に太陽光を写してみると、欠けている様子が少しわかるようになりました。

穴の大きさと投影する紙までの距離をきちんと調整しないとだいぶボケてしまうようです。
油こしの方は穴が大きいので、かなり距離を遠ざけないといけないようです。



いろいろとやってみないとわからないものですね。それでも、まぁなんとか、観察してみたかったミッションを一つクリアです(*^_^*)

なお「木漏れ日の観察」は残念ながら立地的に無理でした。観察についての詳しい記事は、うにまるの日常を綴る生き物ブログ「YNWC的な日常」にもすでにアップしてありますので、よろしければそちらもどうぞ
速報!マドラス皆既日食!!

そして、いよいよ劇的な皆既日食の瞬間を迎えるわけなのですが…

長くなりそうなので続きは今夜20時に更新予定。今回の旅のクライマックス、熱い思いが溢れ出ると予想されます。ぜひご覧くださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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