憂国の花束

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皇女制度を考える前に、公務とは何かを考える。1宮中の御公務など

2020-11-25 18:03:03 | 公務
政府は、これまでも「皇族数減少に伴う皇室活動の担い手確保策」として、
女系天皇案、女性宮家案、旧宮家復活案を検討してきたが、そのどれもが国民の賛同を得られない状況を見て、今回皇女制度の検討に入った。

政府の言うことは、どこか辻褄が合わない。
皇族減少の憂いとは、皇統断絶への憂いであるべきなのに、
国民に向けては、「このままでは公務の担い手が無くなるから」と説明する。
皇統への理解がないか、敢えて触れない。かのどちらかでしょう。

皇女が担う皇族の公務とはどのようなものでしょうか。

宮内庁ホームページ
宮中のご公務など
  • 新年祝賀・一般参賀
  • 天皇誕生日祝賀・一般参賀
  • 親任式
  • 認証官任命式
  • 勲章親授式
  • 信任状捧呈式
  • ご会見・ご引見など
  • 拝謁・お茶・ご会釈など
  • 午餐・晩餐
  • 園遊会
  • 宮中祭祀
これらは、基本天皇おひとりでも出来ることばかりです。

新年祝賀・一般参賀、天皇誕生日・一般参賀
皇后はじめ皇族は居並ぶだけです。
「居並ぶ人数が少ないのは見栄えが良くない。」という理由だけで居並び人数を増やす必要があるのでしょうか。
見栄えは設えの工夫でいくらでもカバーできます。

親任式
国事行為として天皇がお一人で当たられています。

認証官任命式
国事行為として天皇がお一人で当たられています。

勲章親授式
国事行為として天皇がお一人で当たられています。

信任状捧呈式
国事行為として天皇がお一人で当たられています。

国事行為には「国家公務員特別職皇女」が関われることはありません。

「公務の担い手」になるというのなら、以下でしょう。
ご会見・ご引見など
ご会見は天皇皇后だけが当たり、ご引見は天皇皇后だけでなく他の皇族方も当たられている。
もてなす賓客の格によって、会見と引見を使い分けているのでしょう。

「国家公務員特別職皇女」に格が低い御客の接待をさせようとでも考えているのか。
勲章と同じで、宮中宮殿に招かれて接待を受けることを「名誉」としている者は多くいるし、好奇心から普通の者が入れないところへ入ってみたい、とか、入ったことを他人に自慢したい者も多いから、政府関係者ほか諸々に「ご引見」は使える札でしょうね。
皇族が少ないのなら、ご会見、ご引見を少なくすればよいのです。
が、出来ないよね。関係者の様々な利益と事情が絡み合っている。

拝謁・お茶・ご会釈など
ご会見やご引見より気が張らないこちらには「国家公務員特別職皇女」はさらに使い勝手が良い。
数が多くて担い手が足りない、というのなら数を減らせば良いだけだが、減らせないでしょうね。関係者の様々な利益と事情が絡み合っている。

午餐・晩餐、園遊会
天皇陛下お一人でもできます。
皇族の人数が少ないと見栄えが悪い。
客が多くて、天皇皇后だけでは声かけが処理できない。
から「国家公務員特別職皇女」が必要というのなら、
「国家公務員特別職皇女」って、宴席に花を添えたり、御客の話相手をしたり、つまりは態の良いコンパニオンですか!?
皇族がいないと宴席が華やかでない、というのなら、皇族がいなくても華やかにする演出はいくらでもある。
御客が多すぎて充分なもてなしができないというのなら、御客の数を減らせば良いでしょう。
でも、御客は減らせないのでしょうね。
関係者の利益と事情が絡み合っているから。

宮中祭祀
これが一番重要です。

続く。



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