わたくしは 蛙肉を食した事はありませんが、
食用蛙の足は 調理すると鶏のような美味しい味がするそうで、
ネットでも販売されています。
しかし 大陸では蛙肉を売るために 蛙を捕り続けた人に
殺生の悪報があったという伝承が残っています。
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江蘇に張という男がいて、
いつも蛙を捕獲しては売り、人々に蛙を調理して食べる事を教えていた。
ある人が張に、
食用蛙は五穀に益するものであり、
また官府は食用蛙を捕る事を禁じているのに、
あなたはこんな法を犯す職業をするのか と言ったが、
張は聞き入れず 蛙を捕り続けた。
ある日のこと、
張が蛙を捕りに川辺に行くと
突然 足を川の中に落として溺死してしまった。
二日後 張の遺体が水面に浮き上がってきたが、
無数の青蛙が 遺体を取り囲んで その肉を食らっていた。
近隣の住民が集まって その様を見て恐れ、
これは 蛙を捕っていて招いた悪報であろうと語り合った。