|・) 叩拝天恩師徳~
|・)ノ
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神仙も冀(こひねが)ふ可(べ)し。
天仙を求めんと欲する者は、当(まさ)に一千三百の善を建立つべし。
地仙(ちせん)を求めんと欲する者は、当(まさ)に三百の善を立つべし。
苟(いやし)くも或は義に非(あら)ずして而も動き、理に背いて而も行ひ、
悪を以て能と為し、忍んで残害を作(な)し、陰(ひそか)に良善を賊(そこな)ひ、
暗に君親を侮(あなど)り、其の先生に慢(おご)り、其の事(つか)ふる所に叛(そむ)き
諸(もろもろ)の無識を誑(たぶらか)し、諸の同学を謗(そし)り、
虚誣詐欺(きょぶさぎ)し、宗親(そうしん)を攻め訐(あば)き、剛強にして仁ならず、
狠戻(らうれい)にして自ら用ひ、是非当らず、向背(かうはい)宜しきに乖(そむ)き、
下を虐げて功を取り、上(かみ)に諂(へつら)ひて旨を希(ねが)ひ、
恩を受けて感ぜず、怨みを念(おも)ひて休(や)まず、
天民(てんみん)を軽蔑し、国政を擾乱(ぜうらん)し、
賞を非義に及ぼし、刑を辜(つみ)なきに及ぼし、
人を殺して財を取り、人を傾けて位を取り、
降れるものを誅(ちゅう)し、服せるものを戮(ころ)し、
正しきを貶(おと)し、賢を排し、孤を凌(しの)ぎ、
寡(か)に逼(せま)り、法を棄てゝ賂(まひなひ)を受け、
直(なほ)きを以て曲れりと為し、曲れるを以て直しと為し、
軽きを入れて重しと為し、殺すを見ては怒りを加へ、
過ちを知りて改めず、善を知りて為さず、自らの罪を他(ひと)に
引き、方術を壅塞(ようそく)し、聖賢をせん謗(ぼう)し、
道徳を侵凌(しんりょう)し、
飛ぶを射(い)、走るを逐(お)ひ、蟄(かく)れたるを発(あばき)棲(やど)れるを驚かし、
穴を填(うづ)め、巣を覆(くつがへ)し、
胎(はらめる)を傷け、卵を破り、
人の失あらんことを願ひ、人の成功を毀(そ)り、
人を危(あやふ)くして自ら安んじ、人を減じて自ら益し、
悪(あしき)を以て好きに易へ、私を以て公(おほやけ)を廃し、
人の能(のう)を窃(ぬす)み、人の善を蔽(おほ)ひ、
人の醜きを形(あら)はし、人の私(わたくし)を訐(あば)き、
人の貨財を耗((へら)し、人の骨肉(こつにく)を離し人の愛する所を侵し、
人の非を為すを助け、志を逞(たくま)しくして威(いきほひ)を作し、
人を辱めて勝たんことを求め、人の苗稼(べうか)を敗(やぶ)り、
人の婚姻を破り、苟(かりそめ)に富みて而も驕り、
苟(かりそめ)に免れて耻(は)づること無く、
恩を認め、過(あやまち)を推(お) し禍を嫁し、
人の器物を損じて以て人の用を窮(きゅう)せしめ、
他の栄貴(えいき)を見ては、他の流貶(りゆうへん)せられんことを願ひ、
他の富有(ふいう)を見ては他の破散(はさん)せんことを願ひ、
他の色の美なるを見ては、心を起こして之を私(わたくし)せんとし、
他の貨財(くわざい)を負ひては、他の身の死せんことを願ひ、干求(もと)めて遂げざれば便(すなわ)ち呪と恨みを生じ、
他の便(たより)を失ふを見ては便(すなわ)ち 他の過(あやまち)を説(よろこ)び、
他の體相(たいそう)の不具なるを見ては之れを笑ひ、他の才能の称す可きを見ては之を抑(おさ)へ、
蠱(まじもの)を埋(うづ)めて人を厭(まじな)ひ、薬を用ひて樹を殺し、
師傳(しふ)を恚怒(いか)り、父兄に抵触し、強(し)ひて取り強(し)ひて求め、
好みて侵(をか)し、好みて奪ひ、虜(と)り掠(かす)めて富を致し、
巧(たくみ)に詐(いつは)りて遷(うつ)らんことを求め、
賞罰を平(たいらか)にせず、
つづく