苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年11月21日(日)【比良山系蛇谷ヶ峰】 其の二

2010-11-29 | 近江・鈴鹿エリア
【比良山系蛇谷ヶ峰 其の一】


今回の山歩きで読図って重要だなぁ、と思わされたわけですけれど、
急いでたらコンパス出して方向確かめてだとか、やる暇ないな~。
なんて思いつつ・・・

さて、イクワタ峠北峰より、山の神のオジさんを信じて蛇谷ヶ峰を目指します。




いつもは地図を見れば、正確なルートがわかるのですが、
今回は本当にわからない。

でも、ご安心。
山には大抵、テープやリボンなどの目印が木に巻かれてるのです。
この日ばかりはテープに感謝しました。

「あっちだ!」「こっちにある!」などと言いつつ、我々はオリエンテーリングのように、
着々と目的地へ向かうことができました。







































せめてこれくらいのわかりやすい道が続いていれば良いんですけれどね。






















ん~・・・もう、どこだったか、何だったか・・・










































12時22分 笹峠

どうにかこうにか、笹峠に到着しました。
お昼休憩をとった辺りからだと15分ほどの場所にあります。
イクワタ峠北峰(10時32分到着)からスムーズに来れていたら20分ほどの距離です。
(お昼休憩を33分とっているから、道迷いロスは55分くらい)















なんて安心していると、地図に無い林道が出現します。




またしても混乱です。
グチャグチャで歩きにくい道ですが、ついこの道を進んでしまいました。





















12時38分 地蔵峠

地蔵峠に来てしまいました。
「山と高原地図」ではこんな林道は存在していません。
最近に作られたもののようです。
ちなみに、地図どおりのルートならば、峠に着く前に「地蔵山」を通過するはずでした。

地図を再度確認し、林道を無視し、落ち葉に覆われた山道らしき小高い部分を引き返します。














12時40分 地蔵山(三角点)

地蔵山の三角点をあっけなく発見しました。
どうやら林道は地蔵山を迂回するように作られていたんです。
地図を信じ、林道に惑わされていなければこの山道を通り、
地蔵山三角点をきちんと通過して地蔵峠に着けていたんですね。


















三角点も発見し、展望もよく、ホッとひと安心のumeboc。



















地蔵山からさっきの地蔵峠へと下り、先へと急ぎます。




地蔵峠からは北東へ、横谷峠を目指し進みます。
でも、やはりわかりにくいルートなので木に巻かれたテープをたよりに歩きます。















































でも、分かりにくいコースでしたけれど、
時間さえ充分にあれば、ここは素晴らしく楽しい山ですよ。
子供などを駆け回らせたい。晩秋の森の風情が満喫できます。




















そうそう、こういうテープ。
今回は本当にお世話になりました。

このテープのおかげで、へんなルートを通らずに済みました。
ここのコースのように、人があまり来ない山には目印も必要なんじゃないかな。

【追記】最近はこういうテープもあるのですね!!!

  標識テープ (有)山口商店

生分解材テープ
特徴としては、
●土に還るので、環境にやさしい。
●燃焼時にも、ダイオキシンを発生しない。
●焼却炉にやさしい。
●安全性が高い。
●水に溶けにくい。
だそうです。
































13時09分 横谷峠

ここは十字路になっていて、東方向へ進むと「畑」の集落へと続き、
西方向だと「村井」へと難路を下ることになります。

我々は残り3.3km、蛇谷ヶ峰を目指し北へと進みます。







































13時22分 荒谷峠

標高で言うと701m地点です。


















13時30分 須川峠

目印を探しながら、頼りながらだとここまであっという間です。
イクワタ辺りのことが嘘のように楽々と来れてしまいました。


















さて、ここからはこれといったポイントも無く、山道を黙々と歩きます。





















レスキューポイント「奥比良3」です。
前もって調べておけば便利かもしれません。今後もポツポツと出現します。
















これといった目印も無いので、ルートの説明は難しいです。
「木に巻いたテープを探せ」というくらいでしょうか。たぶん赤テープ。

前回にも書きましたが、なにせ人が通らないので、
慣れない人はかなり心細くなると思います。


















レスキューポイント「奥比良2」です。























道がはっきりしていると、
森と一体となった奇麗なルートが描がかれているのがわかります。























葉の落ちた木々の中、たまに紅葉が出現し、コントラストにハッとさせられます。























須川峠から20分ほど歩いた辺りでしょうか、左手に蛇谷ヶが見えてきました。
あ~、面倒だけど、アレ上らなきゃならないんだなぁ~と。




















ここでも、クマの爪痕発見っ。









































蛇谷ヶ峰も近付いてきて、そろそろ上りがキツくなってきました。



ん~・・・・覚えていないのですが、
メモ書きに「14:07 急坂をのぼりきり右折」とあります。

つまり北へと歩いていた道を西へと折れ、さらに北へと折れて進んだということです。
地図でルートだけ見ると「右折なんて無いけど??」となったりします。




















それで、ここがその坂を上りきった辺りだったと思います。
なぜか大きな岩が不自然にゴロゴロしていて、人工的な雰囲気さえ感じます。
ストーンサークルの出来損ないみたい。




































もうすぐ山頂か!?



じゃあここまで。次回【比良山系蛇谷ヶ峰 其の三 完】へと続きます。まったね~。