苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年12月12日(日)【貴船山・魚谷山】 其の一

2010-12-21 | 京都周辺エリア
ここ最近の寒さで、ボクのカメラは絶不調です。
ペンタックスのK100Dというデジタル一眼なのですが、寒さに弱いことコンデジ以下です。
一般ユーザー向けのカメラとはいえ、あまりにも脆弱。頼りない限りです。
昨年、雲山峰に行った時には「なんだか調子悪いなぁ」と思いつつ、
まさか零度以下でもない環境下でそんなトラブルは無いだろう、たまたまだろうと思っていました。
でも、やっぱり寒くなるとAFが効かなくなり、MFにしてもシャッターが切れなくなり、
シャッターをきっても真っ白にしか撮れなかったり。
電池も寒さに強いリチウムイオンに替えてみたのですが、それでも駄目。本体の問題です。

最近ペンタックスからはK-7、K-5とKシリーズが続けて発売されましたが、
それらは-10度までは頑張ることのできる頑強モデルのようです。
いよいよ買い換え時なのかと思いつつも、やっぱりちょっとお高い買い物になってしまうので思案中です。
今の時点では、カメラバックにカイロを入れて対応してみるつもりです。



さてさて、この日(12月12日)は、京都北山の貴船山・魚谷山に行ってきました。



6時05分、自宅出発です。





紅葉シーズンも終わり、バス待ちハイカーの姿も少なくなった出町柳の駅で、
叡山電鉄に乗り換え、二ノ瀬駅を目指します。




8時09分 二ノ瀬駅

山間部の無人駅で、のどかな旅気分を味わえます。






















集落の方向へと進みます。山に囲まれた山里といった風情の町です。












川沿いを道なりに、橋は渡りません。
実は我々は途中にあった、幅50センチほどの鉄板の橋をついつい渡ってしまい、
危うく道を間違えるところでした。
なんとなく山道っぽかったので引き込まれてしまいましたが、すぐ引き返しました。























8時20分 富士神社

神社手前の踏切を渡り、神社をぐるっと回ってトレイル(東海自然歩道)へと進みます。










神社を回り込んだあたりで階段を上り、軽くウォーミングアップ。
上着を脱いで山歩きスタートです。

















まずは30分ほど歩いたところにある夜泣峠へ向かいます。





























8時45分 夜泣峠















夜泣峠の十字路の奥に、地蔵があります。

夜泣峠=昔幼少の惟喬親王が乳母に抱かれて二ノ瀬へ出るとき、ここで一夜を明かされたが、
親王が夜泣きをされたためこの峠にあった地蔵さんに願をかけたとたんに泣きやまれた。
このことから夜泣峠といわれることになったという。

という解説看板が設置されていました。









方角でいうと北、大岩分岐(1.4km)へと進みます。



この辺でマウンテンバイク3台とすれ違いました。

























今日もルンルン気分で行動食。
ラムネも大好きなのですが、山ではチョコマーブルが美味しいです。

これがあると、苦しい場面でも少し気を紛らわすことができます。
























9時20分 大岩分岐

広く平たんな奇麗な道へと出てきました。これが二ノ瀬ユリ道です。
実は富士神社の所で二ノ瀬ユリ道との分岐があったのだけれど、
ユリ道は帰りに通ることにしてこちらへと進んできました。
ユリ道とは、丹波地方の方言で山腹の道ということらしく、昔の運搬道です。

大岩などへ行かず、そのまま北へと進みます。















このままこの道をま~っすぐ歩いた所にある滝谷峠へと続く番号付きの杭。
災害時や緊急時などに現在地を知らせるために設置されているようです。

ただ今24番。

























9時40分 樋ノ水(ひのみず)分岐













樋ノ水峠方向へと進みます。

樋ノ水峠から貴船山山頂へと上れるようになっているようです。

















ひたすら歩き・・・










黙々と歩き・・・


植林地も抜け、山腹の道を歩きます。





・・・少し不安になってきました。

「そろそろこの辺(右手斜面)の上が山頂じゃない?」

「確かにそんな気がする」


9時55分頃、我々は突然、発作的に上を目指し斜面を上ってみました。
結局は山頂を見つけられずにウロウロしてしまいます。





上に上ってしまったので、三角点を探しながら稜線を歩きます。
歩きながら「2万5000分の1の地図を持とう」「カシミールを有効に使おう」と、
自らに言い聞かせる2人でした。


それにしても、このところ我々の勘はハズレまくりです。
「おや?」と思ったところで、その判断が間違っている方が多いです。反省。

落ち葉の積もった斜面上りは楽しかったけれどね。























ピークには近付いているだろうという確信のもと、
進む我々の前に山頂が見えてきました。












10時07分 貴船山山頂

ヤンキー風ポーズになってしまっているumeboc。
さすが元ヤン(嘘)。

















山頂を後にし、山道へと下ります。

























10時13分 樋ノ水峠

あ、ここが樋ノ水峠です。
普通にルート通りに歩き、ここから貴船山山頂を目指せば良かったのです。
(間違っていたけど、動きとしてはたいして損は無かったんですけれどね)

木の枝に山頂への矢印(オレンジ色に青)の札もぶら下がっていました。



















クマの爪痕・・・?変に生々しいです。
トレッキングポールなどでの引っ掻き傷にも見えるのですが・・・アイゼンで蹴った跡とか。




















樋ノ水峠からはやや下り道を歩きます。












「ゲイターしてて良かったぁ」とうめ子に言わせるほど、
水気の多い道です。

























植林地を抜けた辺り。
右手に柵が有り、通らないようにされています。



こんなの。


私有地ですから、もちろん指示にしたがいましょう。


























沢に突き当たり、こういう所を歩きます。













うめ子泣かせのルートです。
ボクは好みなので楽しくってしかたなかったんですけれどねー。










今回のコース、ボクは大好きです。















それでは次回は魚谷山を目指し進みます。まったねー。
【貴船山・魚谷山 其の二】へと続きます。