第14章「新緑の頃」

2010年04月05日 | 人生これから日記
2009年6月




緑がとても綺麗で 空気も水も綺麗で
雨だろうと憂鬱な気分にはならない。


ここも今までの長い枯葉色から
やっと生き生きとした新緑の景色になってきた。



母の日に息子が送ってくれたシャンパンを
ここに来て飲もうと取っておいた。
今日がYさんの誕生日だったのでお祝いにあけた。

この地を選んだ日から ちょうど1年たった。



大好きなモエ・エ・シャンドン
ロゼのシャンパンはフルーティーな香りとピンクの泡がとても綺麗で
お祝いにはぴったり。

いつものように夜着いたので
コンビニのつまみでこのシャンパンはもったいなかったけど
カンパーイ!おつかれさーん!
飲みながら明日の作業をいろいろ話しながら
バンビの小さな窓からいつも映っている外の景色を見てほっとする。

Yさんはビール片手に外に出てランタンに火を灯す。




息子よ、ごちそう様。(又送ってね)


あれ?一晩で?
こんな飲んじゃったっけ?



翌朝 雨は上がっていたが地面はドロドロだった。

今回の作業は なんとソーラーパネルの取り付け。
夜の照明や携帯の充電やら普通にスイッチ一つで付けたかった。
今まではバッテリーを使っていたが駄目なときは発電機とか
ともかく(私にとって)不便だった。

電気は近くに電柱もあるし工事費も水道ほどかからないので
いつでも付けられるのだが、
Yさん曰く、ぎりぎりまで付けないで工夫するのだそうだ。

キャンピングカーなどに付ける容量のパネルを1枚、
屋根の上に設置した。
昼間に充電し気軽に美味しい電気がいつでも使える。
最高!!
正弦波DC-ACインバータやチャージコントローラーなど
買った金額を考えると電気引いたほうが・・・なんて
(俗っぽい私は電卓たたいて考える) 




ソーラーの入ってたダンボールが気に入ったか
ずっとここに居たUー。ぬれるの嫌いだからね。

雨のたびにレインコートを着せられるので
外に出たくてもガマンしているUー。
どろどろの足でベットに潜りこむからシーツに大量の足跡がつく。

長靴履かないしなぁ

実は雪中キャンプに行ったとき、しもやけにならないように履かせた事がある。
ウエットスーツのような生地でできた履き易そうな靴。
サイズを確かめて、ベビーシューズを買う時のようにウキウキして。

結果は動かなくなっちゃって、おしまい。
ロボットのように固まってずーと動かない。
根負けしたのは私の方でU-の根性を見た時だった。

親のセリフは
「あなたの為なのよ」
子の気持ちは
「・・・うざい。」
だったのかも・・・・。

今回はサルビア・ピーナッツ・レッドコスモス・カモミールを植えた。
手入れも水もあげてないのに、ここでは種を撒いておくと
ほぼ100%芽がでている。

6月20日 Yさんが朴の花を拾ってきてくれた。
ん~本当にいい匂い!
雨で花びらが落ちて 次に来る時はもう無いだろうなあ~。

なんだっけ?これ。トマト
いちじく
1袋にいろいろな花の種が入っていた。
ご近所さんに頂いたナデシコ。かわいいピンクの花が咲いた。



夏休みまで あと何回これるか。





第15章に続く