人生行路の旅,出会いと別れのソナタ

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2009_アルゼンチン便り (42)

2009-03-29 | 2009_アルゼンチン便り
◆ パタゴニア南部への小旅行 [4,完] (四駆トレッキングに参加) ◆

 1月25日(日)は,実質的にこの小旅行の最後の日となった.このパタゴニア南部への小旅行では,氷河観光も満喫し,久しぶりに連れ合いともゆったりとした時間を過ごすことができた.そのスローテンポの時の流れを再確認するべく,この日の午前中は宿の近くを再び散策し,あの水鳥と子犬が戯れるミネス湖に行ったり,馬の親子が仲良くくつろぐ姿を写真に収めたりして過ごした.街の店で買い求めたサンドウィッチを宿まで持ち帰って,この日の昼食は部屋でのつつましい自炊となった.それでも,ビールだけは必需品であり,心地よい気分にもなって,しばらくはシエスタ(昼寝)に身を委ねたりした.

 午後からは,宿のオーナーに勧められて,近くの丘陵地帯を四輪駆動トラックに乗って散策する半日コースのトレッキングに参加した.結構大型のトラックで,20人以上はゆうに乗れる特別仕様の山岳トラックである.混成ツアーなので参加者の国籍も多様だったが,中でも10人ほどの韓国人団体観光客がひときわ目立っていた.日本人はわれわれ2人だけだったが,連れ合いは多少ハングルの基礎をやっていて,韓国人の中にも日本語のできる人がいたので,道中ちょっとしたハングルと日本語のチャンポン会話が飛び交っていた.この韓国人観光客は,どういう団体なのか不明だが,老若男女が適度に交じっていてかなり陽気な団体であった.はるかアルゼンチンの南の地で,このような出会いがあることは,想定していなかった.

 夕食は,これがこの小旅行の最後の晩餐かと,焼き肉の食べ放題というレストランに行ってみた.子羊の柔らかい肉から始まって,牛の各部位の焼き肉やソーセージなどが次から次へともたらされたが,結局われわれとしては量をこなすことはできなかった.どうしても生野菜やサラダのほうに箸が向いてしまって,かんじんの肉料理はちょっとずつ味見する程度で終わってしまったのではないだろうか.それでも,この安い料金(2人分で飲み物込み4500円程度)でこれだけの美味しい肉料理が楽しめるのは,アルゼンチンならではであろう.食事中の話題は,すでに連れ合いの帰国後のことに及んでいた.留守宅には,年老いた連れ合いの実母もいて,なにかとケアーがたいへんな状況にもあり,まだ1年間の任期があってこの地に残留する私としては多少複雑な想いが胸をよぎったようである.
宿の近くのミネス湖を再訪
【宿の近くのミネス湖を再訪】
水鳥たちと戯れる地元の子犬
【水鳥たちと戯れる地元の子犬】
散策中に見かけた馬の親子
【散策中に見かけた馬の親子】
昼食は宿で有り合わせの自炊
【昼食は宿で有り合わせの自炊】
高台から見下ろしたカラファテの街
【高台から見下ろしたカラファテの街】
四駆のトラックでトレッキングへ
【四駆のトラックでトレッキングへ】
韓国からの団体観光客と共に
【韓国からの団体観光客と共に】
風化した古い火山岩のオブジェ
【風化した古い火山岩のオブジェ】
岩石の山肌をぬう四駆トラック
【岩石の山肌をぬう四駆トラック】
四駆トラックも小休止
【四駆トラックも小休止】
湖を背景に写真撮影する観光客
【湖を背景に写真撮影する観光客】
トレッキング途中に設けられた休憩テント
【トレッキング途中に設けられた休憩テント】

(2009/03/29_追想記,アルゼンチン・コルドバ市の自宅にて,筆者)