● 元職場の皆さんに感謝-有志新年会をありがとう!
1月6日(火)は,私が一昨年(2007)秋まで勤めた元職場の有志の皆さんが,私のためにと新年会を開催してくれた.場所は日暮里駅近くのある呑み屋,十数名ほどの参加者があったが,久しぶりの再会に話題はあちこちに転々と飛び,職場の近況やアルゼンチンの政治・経済情勢など,酒も適度にまわってきて賑やかな談話が延々と続いていた.みんな元気な様子だった.ありがたいものである.退職してから1年以上が経つというのに,このように親しく会合できることがうれしい.幹事役をつとめてくれた元同僚の方々,ほんとうにありがとう!
● 関西地方をひとめぐり(親族,友人たちに会う)
1月7日(水)~12日(月)は,関西地方に出かけた.大阪・神戸方面には,会っておきたい人々がたくさん居る.幼き頃,同居していて歳が比較的近く,兄弟のように慕っていた叔父ももう80歳を過ぎて大阪に暮らしている.私がアルゼンチンに赴任することを知って,急遽地球儀を買い込んだそうだ.この叔父を訪ねないわけにはいかない.そして神戸には,文字通りの幼馴染で,その後も仲の良すぎる兄妹のように育ったイトコが暮らしている.最近,何やら目まいのする病状に悩んでいるらしく,これがずっと私の案じ事となっていた.会ってみると,その日は思いのほか元気そうで,まずはホッとした.
そして,大阪府も京都に近い高槻というところには,妹一家が暮らしている.長年にわたり実の両親と同居していたのだが,その両親も近年になって次々と他界し,子どもへの接し方などでは悩んだ時もあったようだ.私の海外赴任に際しては,兵庫県北部へのカニと温泉付きの盛大な送別旅行を企画し,招待してくれた.偶然だが,この妹の旦那の職業は,私が以前に勤めていた職場のそれと同業であった.そのためか,呑むと話が仕事がらみとなってついつい弾んでしまう.すでに還暦を過ぎた由だが,まだまだ元気に現役で働いている様子で,私同様に酒とタバコが健康のバロメーターであるらしい.
関西に滞在中の1月9日(金)には,かつての小・中学校時代(兵庫県伊丹市)の同級生有志たちと1泊の温泉旅行に出かけた.このメンバーは半ば固定しており,いわゆる「ミニ同窓会」と称してこの10年以上にわたって折々に集い,また旅行などに出かけている.今回は,神戸市の北部にある「神戸フラワーパークホテル」というところに7名で向かった.神戸市の直営ということだが,すばらしく豪華なつくりである.ただ,冬という季節がら,施設はガラガラにすいていて寂しいほどであった.一夜明けた翌日の帰途には,小雪が舞っていた.ホテルの名が示す通り,また春か秋の花が満開のときにでも,同じメンバーで訪ねてみたいものだ.
● 出発直前の大わらわ(インターネット回線の不具合)
1月15日(木)には,ふたたびアルゼンチンに向けて出発する予定となっていた.今回は,一時的に家族を同伴するので,半月ほど自宅を留守にしなければならない.その後は家族のみ帰国し,以後の遠隔地間での連絡体制を確保するために,自宅のインターネット回線の安定維持は欠かせない要素である.ところが,この自宅のインターネット回線がどうも年末頃から不安定になっていた.あるプロバイダとの契約によるADSL回線を使用しているが,モデムのリンクがしばしば落ちてしまって,使いものにならない時もある.そこで,今回の一時帰国中になんとか解決しようとこれに取り組んだ.
この障害の原因は,どう考えても外部,つまり収容局(旧電話局)から宅内にいたる外線が何らかの擾乱信号を受けていることにある,と私には思えた.それでNTTやプロバイダを通じて回線業者に調査を依頼してみたが,何も解決しなかった.結局プロバイダは,検証用にと貸出用の代替モデムを出国寸前になって送ってよこしたが,これも役に立たなかった.それとは別に,秋葉原を走り回って,他社のモデムやルータなども金を使って調達し,あれこれと接続の検証実験を行ってはみたが,やはり宅内配線の周囲には問題ないことが分かっただけだった.プロバイダや回線業者の的外れな対応にはいささか憤慨し,電話やメールでの厳しいやりとりもあったが,結局問題は解決しないままに時間切れとなり,接続は元に戻して出国する羽目となった.
そんな次第で,関西から帰京後の2~3日間はこの作業に忙殺されていた.あらかじめ予定されていたいくつかのスケジュールも,関係者には申し訳なかったがキャンセルせざるを得なかった.そして,留守宅との今後の連絡体制には大きな不安をかかえつつ,15日の夕刻には予定通り成田から出国した.自宅を出るぎりぎりの時間まで,このインターネット回線の不具合と格闘を続け,一方的に送り届けてきた検証用のモデムを回線業者に厳しいコメントを付して返送し,あとのことは時間の経過に委ねることにしてこの作業を終えることにした.自宅システムの回線接続状況は,遠隔地からでもリモート監視を可能としていたからである.
ちなみに,この障害は現時点(2月に入ってから)では,不思議なことに「自然復旧」している.プロバイダから,何らかの手立てを施したとの連絡は一切ない.たぶん,何もしていないだろう.実は,以前(約1年前)にも似たような障害があり,このときも類似の騒ぎの末に自然復旧したことがあった.そうした過去の経緯を踏まえて,今回はプロバイダとの折衝に臨んだが,対応に出てくる担当者はくるくると交代して話が連続しなかった.実に不親切極まりない(大手の)プロバイダだが,ここではとりあえずその社名は伏せておくことにしよう.ADSL接続の実態があくまでベストエフォートだということは重々承知しているが,このように何週間にも及ぶ致命的な不具合(障害情報にも言及されない)が発生する現象には,回線業者は(ただただ競争を追い求めるだけでなく)きめの細かい技術的対応を心掛けるべきである.
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(2009/03/01,アルゼンチン・コルドバ市の自宅にて,筆者)