住宅設備機器メーカー「コロナ」(新潟県三条市)は8日、グループ会社の農業生産法人「コロナアグリ」が4月1日に宮城県角田市内に事業所を開設し、コメ栽培など農業に本格参入すると発表した。
昨年4月から三条市内で水田3ヘクタールなどの耕作を始めたが、今年は2か所の水田で16ヘクタールを栽培。収穫量は68トンを見込み、野菜などと合わせた年間売り上げは5000万円を予想している。
コロナ本社周辺は水田が広がり、従業員にも農家出身者が多いなど、同社にとって農業は身近な産業。これに参入することで、担い手不足や耕作放棄地拡大を食い止め地域活性化に貢献したい考えで、同社の販売網や生産管理手法を生かせば採算も取れると判断した、という。
今回、角田市内で土地5000平方メートルを購入し、事業所や倉庫、作業場などを建設。投資総額は約8000万円を見込む。耕作地は、地元の農家40人から22ヘクタール(水田10ヘクタール、大豆などの穀物用に7ヘクタール、ジャガイモ、大根などの野菜の畑5ヘクタール)を借り入れる。地元で熟練農業者2人、若手就農希望者4人を採用。本社から派遣される役員1人との7人体制で、化学肥料を使わず、農薬も減らす栽培を行う。コメは主にササニシキ、ひとめぼれを作る。
コロナが昨年、コロナアグリを設立し、農業分野に参入したことを知った角田市の農家らが市を通じて、耕作放棄地などの提供を打診。コロナ側には他にも県内外から申し出があったが、まとまった土地が確保できることなどから角田市に決め、昨夏から地元説明会などを行ってきたという。
猛暑だった昨年のコメの収穫量は6トン。コロナの社員食堂や同社の取引先への贈答用がほとんどで、一般販売はごくわずかだったが、今年からは地元農家と協力し、一般販売も行う。角田市では来年以降も耕作地を増やし、3年後には黒字にしたい考えだ。
8日に新潟市内で記者会見したコロナ広報室の松平文隆副部長は「自分たちで作ったものを食べられ、福利厚生になるうえ、地域も元気にできる。早く採算に乗せたい」と語った。
(2011年3月9日23時31分 読売新聞)
NHKニュース
2010年4月1日 株式会社コロナ
株式会社コロナ(本社:新潟県三条市 社長:内田 力)は、農業生産法人 株式会社コロナアグリを設
立し、農業事業に本格参入します。
株式会社コロナアグリでは、大地と水と空気にやさしい循環型農業で、安全・安心で新鮮な農産物を
求めやすい価格でお客様に提供することを目指すほか、企業経営ノウハウを活かした新しい農業のあり
方を提案することで、お客様の健康増進や地域・社会の活性化に貢献したいと考えています。また、農
業体験を通して「食」の大切さや感謝の心を育む「食育活動」を様々なパートナーと協働で進めてまいり
ます。
求めやすい価格でお客様に提供することを目指すほか、企業経営ノウハウを活かした新しい農業のあり
方を提案することで、お客様の健康増進や地域・社会の活性化に貢献したいと考えています。また、農
業体験を通して「食」の大切さや感謝の心を育む「食育活動」を様々なパートナーと協働で進めてまいり
ます。
具体的には、自然由来の微生物による「土づくり」を基本とした有機栽培の徹底と品種別栽培方法の
確立及び普及を地域農家やパートナーとの連携により目指すほか、GAP(農業生産工程管理)(※)に準
拠した品質管理体制を徹底するとともに、ものづくりの「見える化」を進め、消費者から安心して購入して
いただけるように取り組んでまいります
確立及び普及を地域農家やパートナーとの連携により目指すほか、GAP(農業生産工程管理)(※)に準
拠した品質管理体制を徹底するとともに、ものづくりの「見える化」を進め、消費者から安心して購入して
いただけるように取り組んでまいります
また、農業の担い手不足が深刻な地域において借地による「援農活動」を進め、地域の皆さんと協働
で耕作面積の拡大と農業の活性化に取り組んでまいります。
当社は、「快適・健康で心豊かな生活になくてはならない企業」を企業理念とし、暖房機器、空調・家電
機器等の製造販売のほか、近年では世界初の環境配慮型高効率給湯機「エコキュート」を開発し社会
貢献に努めてまいりました。農業事業への参入は、この理念を継承し、健康で心豊かな社会づくりに寄
与する新しい農業の創造を目指すものです。
で耕作面積の拡大と農業の活性化に取り組んでまいります。
当社は、「快適・健康で心豊かな生活になくてはならない企業」を企業理念とし、暖房機器、空調・家電
機器等の製造販売のほか、近年では世界初の環境配慮型高効率給湯機「エコキュート」を開発し社会
貢献に努めてまいりました。農業事業への参入は、この理念を継承し、健康で心豊かな社会づくりに寄
与する新しい農業の創造を目指すものです。
当社グループの株式会社栃尾コロナでは昨年、新潟県三条市と特定法人貸付事業制度による借地
契約を締結し、2.9ha の農地に食用米やそばを農薬・化学肥料不使用栽培により生産しました。生産し
た米は社員の健康増進と生産性向上のために、現在、社員食堂3ヶ所へ供給していますが、今後、新会
社はグループ会社の農業事業を引継ぎ、一般市場への販売も視野に入れ事業拡大に取り組んでまいり
ます。
契約を締結し、2.9ha の農地に食用米やそばを農薬・化学肥料不使用栽培により生産しました。生産し
た米は社員の健康増進と生産性向上のために、現在、社員食堂3ヶ所へ供給していますが、今後、新会
社はグループ会社の農業事業を引継ぎ、一般市場への販売も視野に入れ事業拡大に取り組んでまいり
ます。
※GAP(農業生産工程管理)=Good Agricultural Practice の略称。食品の安全確保のための農業経営管理手法のこと。
【「農業生産法人 株式会社コロナアグリ」について】
□ 商号 : 株式会社コロナアグリ
□ 代表者 : 代表取締役 内田 力
□ 本店所在地 : 新潟県三条市東新保7-7
□ 新潟事業所 : 新潟県三条市北潟104-1
□ 設立日 : 2010年4月1日
□ 主な事業内容 : 農産物の生産、加工、販売、卸売
□ 決算期 : 3月末日
□ 資本金 : 200万円
□ 株主 : 株式会社コロナ 25%、その他従業員 75%
□ 商号 : 株式会社コロナアグリ
□ 代表者 : 代表取締役 内田 力
□ 本店所在地 : 新潟県三条市東新保7-7
□ 新潟事業所 : 新潟県三条市北潟104-1
□ 設立日 : 2010年4月1日
□ 主な事業内容 : 農産物の生産、加工、販売、卸売
□ 決算期 : 3月末日
□ 資本金 : 200万円
□ 株主 : 株式会社コロナ 25%、その他従業員 75%
本件についてのお問い合せは下記へお願いいたします。
株式会社コロナ 広報室 http://www.corona.co.jp
〒955-8510 新潟県三条市東新保7番7号 TEL:0256-32-2111 E-mail:info@hode01.corona.co.jp
株式会社コロナ 広報室 http://www.corona.co.jp
〒955-8510 新潟県三条市東新保7番7号 TEL:0256-32-2111 E-mail:info@hode01.corona.co.jp
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コロナ、農業生産法人を設立 農業
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