
ここから、階段を15分ほど登ります。それだけで頂上です。


頂上に鎮座する、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩の釈迦三尊像です。その周りに十六羅漢を配しています。テンションがあがりますね(^_^.)。

普賢菩薩さまです。お気に入りです。



下山へ向かいます。歩き始めから、羅漢さんが現れます。まさか、下山の
道ず~っと並んでいるとは思いませんでした。












ところで、この道は、木の根があったり、石があったり、その上に落ち葉が落ちていたりかなりの山道です。羅漢さんばかり見ていて1年で100人ぐらいはころんでいます(勝手な推定)。
羅漢さん、本当にいろいろな姿があって、見ていて飽きなかったです。本当に楽しかったですね~。
でも、その道の途中、道は別の方向へつながっていました。石仏っぽいものが見えたので、どこに続くのかな~と進んでみました。

「ひえ~」、ひさびさにぶったまげました。そこには、無数の「板碑」が・・・。東京23区では、一つ、二つあっても文化財として大事にしまわれていたりする「板碑」が山道の路傍にずら~り。

土に思いっきり突き刺さっています(-_-;)。

いざというときには(←どんな時かいな)、ロケットのように発射して空へと飛んで行きます。きっと。

実はこれらが、千躰荒神です。「荒神」「大荒神」「三宝荒神」などの文字塔がなんと千体もあります。その数は関東一です。いや、日本一かもしれません。とりあえず、私が今まで見たのは最高で10~20くらいだったと思います。

荒神は不浄を嫌います。そのため、家の中で最も清浄とされるかまどの中に常に居られます。そのために台所の神とされています。

延々と続く千体荒神の板碑。見ているだけでテンションUP。かなり不気味ですが・・・。

こちらの道は山頂で五百羅漢の道とつながっているみたいです。

一般受けしないとおもいますが、個人的には千体荒神の道の方が好きです。五百羅漢と違ってめったにみられません。

ところで、この山は少林寺の裏山です。少林寺ですよ(^_^.)。それだけで、ブログのネタになるかななんて思っていましたが、吹っ飛びました(^_^.)。

少林寺は、1511年大洞存齊大和尚の開山と伝えられています。


守り本尊は文殊菩薩です。卯歳の守り本尊です。
お参りを済ましました。やっと、落ち着いてきました、でもまだ、想像をはるかに超える驚きがあったのです。

少林寺の参道を下ってゆくと、庚申塔がありました。

お墓かなあ、なんて思いつつも近くで見てみようと近寄って行きました。道は裏のこんもりした山の方に続いていきます。誰も行か無そうな道を進んで行きます。

なんと、裏山のいたるところに庚申塔が埋め込まれいます。これは、何だろう・・・。再びテンションUP、恐怖心もUP、心臓はバクバクです。

とりあえず登るしかない!!。がんがん登ります。

頂上?です。巨石には浅間神社と書かれていました。ということはこれは富士塚なんでしょうか?。
後で調べたところ、やはり末野富士塚というらしいです。

そうだとしても、これだけの数の庚申塔がある意味はなんなのでしょうか。

少林寺、良かったですね~。寺社を巡っていて久々にびっくりの連続でした。今年訪れたお寺ではナンバーワンですね。
右の登り道には、まがる角かどに七体ほどの三面六臂の荒神像があったと思いますが、素敵な写真で紹介いただけなかったことが少し残念ですネ。
三宝荒神の像容の特徴は、三面六臂で三面とも宝冠をいただき憤怒形です。
私のホームページでも、少林寺の千体荒神と五百羅漢を紹介しています。お暇な時にでもお訪ねいただければ幸いです。
これからも素敵な石仏画像をご紹介下さい。