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マイ・Joon・メモリーズ

🌸いつも心にはヨンジュンさん🌸

☆もうひとつの冬のソナタ☆

2015-03-07 22:58:58 | ヨン様


こんばんわ

今日のこちらは 朝から雨が降ったり止んだりの肌寒い一日で
今 窓の外をみたら また降って来たようですが

皆様 お変わりありませんか?

本日はですね

いつもと少し雰囲気を変えて 週末の読書タイムの日にさせていただこうかと思いまして

以前(過去ブログを遡ってみましたら 2009年3月)にも載せたことがありましたが
なんか急にまた懐かしくなって 久しぶりに読みかえしてみたくなりましたもので

私が初めて「冬のソナタ」を観た時 ラストの不可能な家でのチュンサンとユジンの再会場面に感涙しながら
美しい夕暮れの抱擁場面でエンディングになって映像が終わった後
2人が再会できてハッピーエンドになったものの
チュンサンの目が見えなくなってしまったことが切なくて・・・切なくて・・・
あの最終回では チュンサンはまたアメリカに帰るような話をキム次長としていて
ユジンは フランスから韓国に帰って来ましたが
再会した後 また2人が離れ離れになることはないよね?とか
様々な想いが脳裏を駆け巡って
思い切り余韻を引きずってしまって・・・・・
どうしても その後の2人のことが気がかりで仕方なくなっちゃって・・・
その後のストーリーの書かれた書籍はないかなぁ?と検索して
幾つかの本があったようでしたが
やはり 「冬のソナタ」の原作者のキム・ウニさん・ユン・ウンギョンさんが書かれたお話が一番だと思って


こちらの「もうひとつの冬のソナタ」をあちこち捜して売っているお店を見つけて
急いで買いに行って 胸をドキドキさせながらページを捲っては涙が出て読んだことを思い出しますが
今でも 始めの方のチュンサンのお話を読んだだけで
チュンサンが目の前にいるような チュンサンの姿が浮かぶようでやっぱり涙ぐんじゃったりして

文章下手なもので 上手く言えませんが

本日は、チュンサンがニューヨークへ旅立ってから 不可能な家でユジンと再会するまでの
空白の3年間と冬ソナその後の「もうひとつの冬のソナタ」を振り返ってみたいと思います。

全66Pによる そのストーリーは、時々思い出しては読み直すことがありまして
その都度、今でも泣けます感動のもうひとつの冬ソナストーリー

皆さんもよくご存知だとは、思いますが、
宜しければ、久しぶりに冬ソナその後の世界にタイムスリップしてみて頂ければと思います











もうひとつの冬のソナタ
         キム・ウニ ユン・ウンギョン著より

~ドラマでは描かれなかった 空白の3年間とその後2人の物語~


ある冬の日、ニューヨークで・・・・・①

セントラルパークが一望できるニューヨークの高級アパートの前に
1台のタクシーが止まると、しばらくして厚いコートの襟を立てた男が降りてきた。
男は寒さのせいか手に息を吹きかけると、
空から降ってくる白い雪をぼんやり立って眺めている。

「雪が降っているから家にはいないだろう・・・・・。しかしまあ、入ってみるか」
男は、独り言のようにぶつぶつ言いながら、アパートの中へと入って行く。

管理人とひとことふたこと言葉を交わし、「Thank you」と軽く答えてまたアパートの外に出た。
そして、男は、また雪の降る空をそっと見上げた。

「そうか、そうだな。雪が降っているから家にいるはずないか・・・。さては、あそこかな」

男は思いついたように微笑むと、セントラルパークに向ってその道を下り始めた。

雪で滑りやすくなった道を、男は一歩一歩踏みしめるようにゆっくりと歩いて行く。
その顔は冷たい空気のせいで白く凍りついていたが、口元には微笑みがうかがえ
どこかいたずらっぽい表情は好印象を与える。
男はセントラルパークに向ってすばやく歩いて行く。ニューヨークの冬・・・・・・。
キム次長は、空港に到着するやいなやソウルの嬉しいニュースを伝えるため
チュンサンのもとへ急いだ。

音もなく雪が降る。
チュンサンには頭の上に舞い降りてくる雪の音が聞こえていた。
もう何年も見ることはできない。
そして、二度と昔の自分に戻ることもできないが・・・・そう、雪だ。
雪は降り、冬は再び巡ってくる。
この雪、この冬がなかったら、自分はどうやって生きていけるだろう・・・・・。
チュンサンはふふっと笑って目を閉じ、雪の中へ、冬の中へと溶けていった。

チュンサンが韓国を去り、ここニューヨークで生活を始めて もう今年で3年目。
その間の出来事をどう説明したらいいのか・・・・。

ニューヨークでの最初の年は悲惨だった。
チュンサンの視力は急速に衰え、韓国と同じくアメリカの医者も、1日も早く手術した方がいいと言いながら、
手術後に記憶障害などの深刻な後遺症が残るという事実は否定することができなかった。
手術自体はそう難しいものではなかったが、チュンサンは薬による治療にこだわった。
どうせ生存の確率が高くないのならば、手術をするよりもユジンとの思い出を残すことを選んだチュンサンは、
歯を食いしばってその長い苦痛を耐え抜いた。
それは、自分との戦いだった。
病との戦い、そしてユジンに対する愛とも戦わなければならなかった。


そして・・・・ついにその長い戦いに勝った。


医者は奇跡だと祝ってくれたが、肝心の彼はあまり喜べなかった。
確かに生きることはできた。
しかし、もう何も見ることはできない。
ユジンを直接この目で見つめるためだけに長い闘病生活に耐えてきた。
しかし、もう永遠に彼女をみることはできない・・・・。
それは、十分に予想できたことだが、チュンサンには辛い結果だった。
本当にユジンに会いたかった。

ユジンがいると聞き、無我夢中でフランスへ飛び、彼女を探し出して
「僕は生きているんだ。僕の側にいてくれないか」と言いたかった。しかし・・・・
それはやめようと心に誓った。目の見えない自分がユジンのところに戻れば、
お荷物になるのがわかっている。

目が見えないというのは、どうにも説明のできない苦痛であり、それより大きな苦痛は、
二度とユジンに会ってはいけないということだった。
それは自ら禁じたことであり、誰かに強要されたわけではなかった。
それなのに、ユジンに会えないことは、チュンサンから生きる意欲を奪うも同然だった。
チュンサンは、深い孤独と憂鬱の那落に身を隠し、人との接触を拒んだ。
二度と外に出ることはないという絶望感に何日も眠れぬ夜を過ごし、
ただ呆然と窓の外だけを眺めていた。

そうしたある日のこと。これ以上生き続け呼吸することさえも苦痛だったあの時、
ニューヨークにも初雪が降った。それは遠く離れた韓国の雪ととてもよく似ていた。
ふと、ユジンと雪合戦をした時を思い出し、自分でも気付かないうちに笑みがこぼれた。
韓国を去ってから初めて笑った。
そう、思い出の中でのチュンサンは、視力を失ってはいなかったし、
離れ小島でひとり孤独に過ごすような存在でもなかった。
ユジンといつも一緒だったし、ユジンの明るい笑い声と透き通るような瞳の中にいる
青年だったのだ。
その瞬間、全身を雪に打たれながらチュンサンは思った。

「今、ユジンがいる所にも冬は訪れるのだろう・・・・。そして、白い雪も降る・・・・。
ユジンがこの雪を見て、少しでもいいから僕を思い出してくれるのなら・・・・。
もし、そうなら僕は生きたい。冬を待ちながら生きたい・・・・・」  (つづく
























全66Pを10数回に分けて 今後も時々いつものような記事の合間に読書タイムとしてアップできたら思っていますが
放映から10年以上の時が経っても 今でも胸がキュ~ンと切なく震える
あらためて永遠の冬のソナタですね




では、皆様

体調にお気をつけて

素敵な週末をお過ごしくださいね

 

 

 


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16 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ポラリス (ハルも)
2015-03-08 01:12:56
さやかさん 明日は遅番なので 又々 ドンヒョクを観ながら ゆっくりしています
さっきコメントした後に さやかさんの 冬ソナを観ました やっぱり
チュンサンが原点ですよね
私は 昼でも夜でも 空を見るのが 好きなのですが 冬ソナを観てからは 特にヨンジュンも 見てるかなU+2049と ポラリスをさがします
もう一つの冬ソナ 続きを 楽しみにしています 寒かったり 暖かかったり しながら 春が来ます だけど もう直ぐですね 私の治療も 3ヶ月に入りました
鈍いのか 副作用が出ないから 助かってます さやかさんも 身体に気をつけて 無理しないで下さいね
じゃあ もう少しだけドンヒョクに会って休みます(^_-)-☆
返信する
Unknown (かたえくぼ)
2015-03-08 02:33:48
この本は、発売直後に、買いました。あの二人の その後が、気になって、気になって。テレビ放送の最終回だけでは、悲しい、せつない・・・もっと何とかしてー。みたいな自分勝手な気持ちも、有りました。  涙ぐみながら 読んだあの頃を、思い出しながら このブログでの 掲載を、楽しませて頂きますね。   尚、一枚目のフォト、大好きです。入院患者さん用の着衣というか、パジャマに、カーディガンを、羽織った 見返りチュンサンの顔の美しさ、後ろ姿の美しさ、足の長さに びっくりしました。友人と「パジャマ姿でも あんなに素敵だなんて、どういう事ー。」と、賛美しあったものです。
 
返信する
ハグハグ (あやめ)
2015-03-08 08:51:32
おはようございます!一番目の王子、病院の廊下ですよね!友達はこの時のハグハグが好きで、何百回も観たそうです。 当地は良いお天気ですo(^-^)o
返信する
冬ソナの源泉 (ひこちゃん)
2015-03-08 10:44:03
おはよん!
私も その後が気になって 立ち読みしました。
ながし読みですが~

先日 冬ソナの源泉となったといわれる(2人の脚本家が書いている)「暗いブティック通り」パトリック モディアノ著読みました。記憶喪失の青年が自分の記憶をたどる物語。 興味がおありでしたら^^参考までに。
いつも 楽しいブログ コマスミダ!!
返信する
終わらない、冬のソナタ (志村厚子)
2015-03-08 15:22:16
さやかさん、こんにちは~(^^)ノシ
曇り空で 寒いです。時々薄日が差してきます。

懐かしい本☆もうひとつの冬のソナタ、探し回り どこも売り切れでした。諦めかけたとき
TBSワイドショーでこの本を、安住アナが紹介していたのです。
長い時間でした。三雲孝江さんは目を輝かせていましたよ^^*
娘に頼み アマゾンから購入し、やっと手にする事ができたのでした(´・ω・`)

さやかさん、トップのフォトは本当にパジャマにカーディガンでこんなに綺麗に決まるなんて。
アップをありがとうございます。

思えばあの最終回は、消化不良で終わり 納得のいかないものでした。幾つもの試練に耐え抜いた2人だからこそ、幸せになってほしいと 結末を創作していました。

脚本家が同じなので、人物描写に違和感なく入り込めますね。
イメージその物でした。こうして
拝読していると 情景が浮かんできて目頭が 熱くなるのは
どうしてでしょう。 やっぱり
魔法が 解けていないのね…(゜o゜;)

さやかさん、再びの感動をありがとうございました。続きが楽しみです。 春寒の折
どうぞお体を大切になさってくださいね。

失礼致しました。 m(__)m
返信する
Unknown (eri)
2015-03-08 15:33:13
さやかさん、もう一つの冬のソナタ、久しぶりに読ませていただきました。ありがとうございます。
こうして、ヨンジュンさんの作品を振り返りお話するのがとても楽しいです。

ドラマの最終回があんなに寂しいなんて、初めてでした。
心にポッカリ穴があいて。

三年後になってチュンサンさんの白い靴下が映った時に「目が見えなくなっちゃった」て、思い出しても泣けてきます。

その後の二人、仲良く暮らしている姿が浮かびますよね。

さやかさん、またゆっくりで良いので続き楽しみにしています。
息子さんの準備でお忙しい時に更新してくださってありがとうございます。
返信する
永遠のドラマと奇跡の人 (青りんごっ子)
2015-03-08 19:06:25
「冬のソナタ」は、永遠の初恋~ラブストーリー、永遠の名ドラマだと思います。わたしもその本、持っています。切ない美しいストーリーですね。さやかさんの言われるように、パジャマ姿があっと思うほど美しい、、、、ヨンジュンさんは着こなしの奇跡の人です。

ヤン、グンフアン理事が、初めてヨンジュンさんに会ったときの印象を聞かれて、「初めて会ったとき、ヨンジュンさんはジャージー姿だつた。ジャージーをこんなに綺麗に着こなす人を初めて見たと、とても驚いた。」と答えたのをイベントで聞きました。

パジャマ、ジャージ、セーター、ジャケット、ベスト、スーツ、こーと、韓服と何でも着こなすヨンジュンさんです。日本の和服姿、着流し姿を見たいです。日本の俳優さん以上に似合うでしょう。わたしの頭の中で、着せ替え人形のように素敵な着物や洋服を着てもらっています。
返信する
ハルもさんへ (さやか)
2015-03-08 21:15:23
こんばんわ~

ハルもさん
昨日は 2つの記事に早速のコメントを下さって
ありがとうでした

今日はお仕事が遅番でいらっしゃって
夕べゆっくりとまたドンヒョクさんに逢っていらしたんですね
私の拙いブログもご覧くださって
いつもほんとにありがとうございます
初めて「冬のソナタ」からペ・ヨンジュンさんに嵌られた方にとっては
私もですが やはりチュンサンが原点ですよね
ハルもさん、昼でも夜でも空をみるのがお好きでいらっしゃるのですね
私も 夜空を眺めるのが大好きです
仰るように 冬ソナをみてからは夜空にポラリスを捜して

もうひとつの冬のソナタの続きも
更新する記事間にアップできればと思いますので
宜しければ またご覧にいらして下さいね

仰るように 暖かくなったり寒さが戻ったりの季節ですが
春はもうそこまで来ていますね
ハルもさん、病院で治療を始められてから
3ヶ月になられるのですね
副作用がないということがほんと何よりですよね
お身体大切にハルもさんもくれぐれもご無理はなさいませんように
大好きなドンヒョクやタム様に癒されてパワーを一杯充電されて
ハルもさんの持ち前の明るさで
ハルもさん、いつもほんわかと心温まる
楽しいコメントを下さってほんとにありがとうございます

返信する
かたえくぼさんへ (さやか)
2015-03-08 21:27:10
こんばんわ~

かたえくぼさん
コメントありがとうございます

かたえくぼさんは この本を発売直後に購入されたのですね
私は 冬のソナタでペ・ヨンジュンさんを知って嵌った時期が
少しズレテいましたので どこのお店もお取り寄せなるということで
実は ブッ〇オフで見つけてゲットすることができたんですよね
このブログを始める前の話ですが
冬ソナを初めて見終えた時の気持ちは かたえくぼさんが
書いて下さった想いとほんと凄く似ていて同じような心境でしたので
コメントを拝見してとても嬉しかったです

一枚目のフォトも
私は 色々な場面での振り向きショットのヨンジュンさんが
大好きなのですが
見返りチュンサンのお顔の美しさも
本当にこの病院のパジャマ姿にカーディガンを羽織ったお姿に
何度ときめいてじっと魅入ってしまったことでしょうか
お友達と賛美し合われたというお話も
かたえくぼさん、素敵なお話と暖かなコメントをありがとうございます


返信する
あやめさんへ (さやか)
2015-03-08 21:32:48
こんばんわ~

あやめさん
いつもコメントありがとうございます

はい!
一番上の王子は 病院の廊下でユジンに声をかけられて
振り向いた時の
見返りチュンサンの場面でしたね~
この時のハグハグも最高に素敵でうっとりでしたよね
あやめさんのお友達が何百回もご覧になられたという
お話もありがとうございます
そちらは 今日は良いお天気でいらしたのですね
あやめさん、いつもほんとにありがとうございます

返信する

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