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4姉妹長女の生活にっき

日常や趣味のことを書いています。
映画などのことに関してはネタバレありです。

ジュピター 感想

2015-04-09 22:25:22 | 映画

 宇宙最大の王朝に支配されていた地球。家政婦として働く"ジュピター・ジョーンズ"は、何者かに襲われたことをきっかけに、自分がその王朝の女王の生まれ変わりであることを知る。宇宙では「永遠の時間」が何よりも価値があるもの。それには惑星で生活している生命が必要。大昔、王朝が地球に生命を栽培した結果、今や地球はその生命を十分に保持する惑星になっていた。
 王朝では、地球の所有権を得るために"バレム"、"タイタス"、"カリーク"という「アブラサクス家の3兄妹」が権力争いを起こしており、ジュピターもその争いに巻き込まれてしまう。
 ジュピターは、遺伝子操作によって生まれた、最下級の身分の戦いに勝つためだけに作られた究極の戦士"ケイン・ワイズ"と"スティンガー"に助けられながら、アブラサクスの野望から地球を守るために戦いに挑む―!




……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
映像美の素晴らしさ!内容はちょっと難しいところがありましたが、面白かったです。マトリックスの監督と聞いていたので、吹替えじゃないと内容が掴めるか不安でしたが字幕でもなんとか追いつけて良かったです!地元じゃあ字幕しか上映していませんでしたので(X_X)
あと、ショーン・ビーンさんが出て来た時にテンションが上がったのは私だけじゃないハズです。



【ここからネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】















ジュピター・ジョーンズ

地球ではトイレ掃除などの仕事をして働く一般女性。実は亡くなった宇宙最大王朝の女王と同じ遺伝子配列を持つ地球の所有者。

アブラサクス家の3兄妹の権力争いに振り回されるこの振り回されっぷりが凄かった。長男のバレムには命を狙われるわ、次男のタイタスには求婚されるわ、長女のカリークには(打算ありで)正式に地球の保持者にされるわ。
ジュピターの遺伝子配列がこの3兄妹の母親であるため、3人とも母親と比べているんですが、親子って考えると違和感が満載。若返りの方法とかはもう宇宙では大昔に開発されているので年齢がみんなすごい。
タイタスとカリークはジュピターを持ち上げて自分の味方にしようとしてましたが、バレムは力技でした。ジュピターの家族を人質に地球の所有権を奪おうとしてましたから。
映画の始めの方で、地球とは別の惑星の収穫を終えた時のアブラサクス家の3兄妹の会話で(タイタス)「兄さんは母さんから商才を、姉さんは美貌、僕は心を頂いた。」とあったので、みんな悪い奴なんだろうけれどバレムが一番悪い奴なんだなぁ、とは思ってました。バレムが一番悪役感があった。

バレムと直接対決のシーンがあるんですが、ジュピターが強いというよりバレムが弱い!
鉄パイプ(?)で殴り合っている時も(バルム)「母が…。母も…。母は…。」と母親のことを説明しているのが多い気がします。だからジュピターの「私はあんたの母親じゃない!」ってうんざり感に共感。

身分違いだ、とか話していたのに結局ケインと恋人同士になれたのかな?最後デートしていたし。
地球の所有権もジュピターのままで終わり一応は問題解決(?)まぁアブラサクス家がそのまま放っておくわけが無いだろうし、続編が出来てもおかしくない終わり方でした。てか、これ続編あるんでしょか?


ケイン・ワイズ

遺伝子操作によって生まれた、最下級の身分の戦いに勝つためだけに作られた究極の戦士。元々は翼があったが、王朝に反乱を起こしたため翼を捕られたオオカミとの混合種(?)。

空飛ぶブーツは良い道具だと思います。空をサーフィンする、とか説明していましたがどっちかというとローラースケート。それと、壁を抜けるときに使っていた道具も良い。
タイタスの命令でジュピターを探し、ジュピターを護りながらバレムの手下を戦っているシーンはごちゃごちゃしていて楽しかったです♪エイリアンとビルを壊しまくって戦っているのに時間が経てば勝手に直るのが不思議でした。しかも目撃者の記憶も無くなるんですよ!でも、迫力があるシーンだからそういう細かいことは気にしない!
そのあとで昔の仲間であるスティンガーに助けを求めて家に行くのですが、会ってすぐのシーンでケインとスティンガーが殴り合ったのが面白かったです♪ケインが弱いです。

アブラサクス家の3兄妹のそれぞれのシーンでは、まずカリークがジュピターを正式に地球の所有者にさせるための手続きに黙って付いて来てるのに笑えます。
タイタスとは、ジュピターの結婚式に強行突破したシーン。式場前にバリケード張ったタイタスの部隊にスティンガーと小型の乗り物で突っ込んで行ったのにはハラハラしました。ケインは一応式場に着いたけどスティンガー着いてた?生きてたからいいか。
バレムとの直接対決は無かったですが、ジュピターがバレムのいる城(?)に連れて行かれて助けに行こうとしたシーンは見てるこっちまで息苦しい…!ケインがジュピターを助けに行くと決心した時のスティンガーのアドバイスはアドバイスじゃない!簡単に言えば「彼女が大事ならどうなるかは考えず突っ込んで行け!」って事ですよね。つまりはノープラン!ただ助けに行く覚悟が付くならいいのか!

まぁ、なんとかジュピターと二人無事に地球に帰れて一安心です。翼もちゃんと戻ってました。ジュピターに空飛ぶブーツをあげて自分は翼でデート。これはもう付き合っていると考えていいですよね!


アブラサクス家の3兄妹

地球の所有権を持っていた母親が亡くなり、その所有権を争い始めた兄妹。母親と同じ遺伝子配列を持ったジュピターを利用しようとちょっかいかける。

カリークとタイタスは取られたら結構簡単に諦めてた気がします。カリークはジュピターを地球の所有者にした後にタイタスに取られたけどそれから出てこなかったし、タイタスは結婚式でケインにジュピターを取られて(?)それっきりだったし。この二人にとってはとりあえず「地球の所有権がバレムでは無い」って事が重要なのか?
まぁ、バレム…!結構好きなキャラですよ。親切心のカケラも無い悪役は好感度が高い!バレム役のエディ・レッドメインさんが名演技してたんだと思います。悪役が似合っていました。
面白いと言えばいいのかバレムとジュピターの一騎打ち(?)が好きです。てか、バレム。王朝のトップ(父親の事が全く出て来ないので多分バレムが一番偉い人)なのに銃を持っていないのか?ジュピターと対面した時もジュピターは武器持っていたのにバレム丸腰だった気が…。
最後、崩壊している城から落ちてしまったんですが、生きていますか?落ちて終わったので続編があるのなら出てきてもおかしくは無い。五体不満足でも若返る技術があるなら治す技術もあるはずだ!





私は面白かったと思うんですが、評価はあまりよろしくないみたいですね。
ただ私が「マトリックス」と比べる要素がどこにあるのか分かっていないのか?同じ監督だから内容が難しいって事は前提で見に行った方が気持ち的に楽かも。多分私も完全に内容を理解出来てない(^_^;)
それと、エンディングがかっこよかったです。



イントゥ・ザ・ウッズ 感想

2015-03-20 16:59:27 | 映画

 昔々あるところに、"パン屋の夫婦"が住んでいました。二人の大きな悩み、それは長年子どもが出来ない事です。ある日、二人のところに隣に住む魔女がやって来て言いました。
「昔、お前の父親は妊娠中の妻のため私の庭から野菜を盗み採った。その時、約束したのさ。子どもが産まれたら私がもらう、と。だからそのまま見逃してやった。その中に!私が大事にしている豆も入っていたとは知らずにね。その豆を採られた代償として私は老いた。それの仕返しに、お前の家系はもう子どもを授からない呪いをかけたのさ!」
 魔女は必要なもの3日目の夜までに集めてくればその呪いを解いてやる、とパン屋の夫婦に試練を与えました。
1.ミルクのように白い牝牛。2.血のように赤いずきん。3.トウモロコシのように黄色い髪。4.黄金に光り輝く舞踏会の靴。その4つを森から持ち帰ること。
 パン屋の夫婦はすぐに森へ探しに行きます。同じころ、目的は違うが同じように森へ入って行った者たち。"シンデレラ"、"赤ずきん"、"ジャック"。そして森の塔に閉じ込められている"ラプンツェル"。
 ハッピーエンドのその先は、本当にいつまでもハッピー…?





……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
面白かったです!最初はあんまり興味が無くて「暇だから行く」って感覚で見に行きました。そしたら登場人物がいきなり歌いだしたので「えっ…」って。
歌うシーンは少しだけだと思っていたら殆ど歌だったので字幕を追うのに必死でした。ブロードウェイ・ミュージカル版を見たことが無かったからでしょう(^_^;)
面白かったんですが、ラスト30分(?)ぐらいがちょっと飽きる。グリム童話の怖い話の部分も少しあり、そのせいか展開が乱暴なところがあってびっくりですよ。



【ここから多少ネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】















この話の主人公は、シンデレラ、赤ずきん、ジャックと豆の木のジャックとパン屋の夫婦なんだろうと一応(私)は判断しました。ラプンツェルと魔女はアクセントという事で。悪役がいない映画なので個人個人の物語を追う感じの映画(?)。それでも上手いこと全物語を繋がらせてあるので深くグリム童話が分からなくても楽しかったです。


主人公はたくさんいましたが、特に中心にいるのはパンやの夫婦だと思います。
パン屋の主人の父親が、昔魔女の畑の庭から妊娠中の奥さんのために野菜を泥棒してしまった事が物語のきっかけになっていますから。この辺の設定はラプンツェルの話です。
パン屋の主人は呪いを解くために森へ行くんですが、魔女に取られた子どもってこの主人の妹なんですよ。実の妹のことはいいのか?それか自分の父親のせいで二人の間に子どもが出来なくなったことの方が重要だったのか、気になったとことです。
最初はパン屋の主人が「俺の父親のせいでかかった呪いだから俺が解く!」とか言って奥さんの手伝いを拒んで喧嘩になっていたんですが、後々いつの間にか奥さんと一緒に呪いを解こうと必死になっていた事には安心しました。あんなに喧嘩していたら呪いが解けても子どもが出来るのか心配でしたので。奥さんも旦那さんに「森は危ないから君は帰れ!」と散々言われていたのに一人で頑張って必要なものを集めている姿にやっぱり女性って強いんだなぁ、と。運もありましたが。

赤ずきんは、狼が変質者にしか見えなくて笑ってしまった♪
狼が赤ずきんのおばあちゃんの家に先回りするために、赤ずきんの興味をあの手この手でおばあちゃんの家から逸らしているシーンが、歌のせいかナンパしているようにも見えました。
それと、赤ずきんがいいキャラしてる。赤ずきんがおばあちゃんに会いに行く、と歌っている歌詞に「もしかしたらもう死んじゃっているかも」とか、自分の赤いずきんをパン屋の主人にあげた時に「狼の皮でおばあちゃんに作ってもらう」とか!何気に狼の皮で出来たずきんが似合っています。

シンデレラの物語はやっぱりちょっと怖い。
王子が靴を頼りにシンデレラを探しているシーンは怖いグリム童話のでした。友達でグリム童話に詳しい子がいるので、そういうパターンの話もある、ってのは聞いていたんですが、それがくるとは思わなかった!
舞踏会が3日も行われシンデレラが3日とも逃げ出すのにはびっくりです。3日目にも逃げ出した時は、王子も考えろよ。とかもう飽きれて見ていたら、お城の階段に接着剤とか!なんだその捕獲方法。シンデレラは接着剤なんか気にせず力技で張り付いた靴を剥がして逃げようとしたんですが、わざと片方の靴を階段に置いて逃げたシーンは、シンデレラってやっぱり策士のような気がしました。
てか、王子二人が歌ったシーンは笑える♪シンデレラの王子とラプンツェルの王子が兄弟の設定で、似た者というか仲の良い兄弟だなぁ、と。「Agony」って歌。このシーンおすすめです!

ジャックが一番知っている物語と大差なかった。
隣町に売りに出すための牛をパン屋の夫婦に売ったんですよ。魔法の豆は、パン屋の主人の父親のコートのポケットに入ったままだったので、その豆と牛を交換。主人の父親は妻に豆をあげなかったのに何で魔女の畑から豆を採ったのか不思議です。
ジャック役の子が歌が上手いなぁ、と思っていたら「レ・ミゼラブル」に出ていた子でびっくりしました。そりゃあ上手い。


自分の理想が幸せだというわけじゃない、とみんなが気付き個人個人が納得いく人生を送ることを決めたんだろうシーンはしんみりしてます。
最後のシーン。パン屋の主人の奥さんと魔女が主で歌っていたのかな?「聞きなさい。と注意する前に、子どもはもう聞いている。言葉には気をつけて、子どもはいつも聞いている。」って歌の中で歌っていたのが印象的でした。「おとぎ話には気をつけて、魔法がかかっているから。」って言葉にも夢がある。





最初にラスト30分ぐらいが飽きた理由は、おそらく色んな事が起こりすぎて頭が追いついて来なかったからだろうと思います。4つも物語が出てきて、全部の物語をちゃんと明確に分かっているわけじゃなかったからでしょうか?ちょっと忙しかったです。
でも、見て損は無い映画だと思いますよ!魔女がラプンツェルに向けて歌っていた歌とかも印象的でした。
親子で見に行っても良い映画です!






エクスペ3&ドラキュラZERO 手抜きな映画感想

2014-12-01 21:51:14 | 映画

「エクスペンダブルズ3」と「ドラキュラZERO」をようやく見てきました!

ブログタイトルでも分かるように、出来るだけネタバレを回避しての感想です。
こうなったのは、ハッキリ言ってどっちも一回見れば十分な映画でしたので(^^;)映画は面白かったですよ!時間があるなら見に行けば良いと思います。





「エクスペンダブルズ3」
やっぱりこれぞアクション映画って感じのドッカンドッカン具合!
ただ、2の方が個人的には好きでした。若者で集めた新チームがあるのはいいけれどバーニー達がパソコンとかで作戦立てて行動するっていうのが違和感。いつも通りの力任せ感の方がしっくりくる。
ラストの新旧のチームで力合わせて崩壊間際のビル(?)から脱出戦はおもしろかったです。あと、今回色々おかしい(^_^;)てか、みんな女々しいぞ!特にクリスマス!
勝利して最後の打ち上げの時に若者組がおじさん組に向けた内容の歌を歌っていたのも笑えた。良い歌でしたけどね♪



「ドラキュラZERO」
主演のルーク様がとにかくかっこよかったです!
映画自体は、もうルーク様がチートすぎて笑えて来ます。ヴァンパイアになって一戦目はとくに。CMで流れていた蝙蝠を操って戦っていたシーンとかかっこいいけど卑怯!敵に斬られたら蝙蝠になって無傷とか。
あと、ヴァンパイアになる設定が新しかったです。大体のヴァンパイアになる設定って「身体の血を致死量(半分?)吸われて失った分ヴァンパイアの血を飲む」って感じのやり方が多い気がするんですが、今回は「ヴァンパイアの血を飲んで3日間、人間を襲わなければ人間に戻れて、人間を襲ったらヴァンパイア」になるみたいです。説明をざっくり書きましたがまだ設定があるので(細かいなぁ…)とちょっと思ってしまった(^^;)
これもなかなかのアクション映画だと思いますよ。最終戦だけ苦労しているけれど戦闘シーンはもう笑えるほどチートなので♪





とりあえず、めちゃくちゃ簡単に書いた感想です。ドラキュラZEROはもう地元の映画館での上映が終わってしまったので感想あげるタイミングをちょっと後悔しています。レンタルでもう一回見たいかも。エクスペは3見たらなんか1と2を見たくなりました。やっぱりどっちも面白かったんですよね?多分(^_^)








太秦ライムライト 感想

2014-10-31 20:54:34 | 映画

京都・太秦(うずまさ)。斬られ役の俳優"香美山清一"は長く続いた時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」が突然打ち切りが決定。後に入る「ODANOBU」という若者受けを狙った新たな時代劇に年寄りが出る意味は無いと、同士とともに途方にくれる。
ある日、香美山は女優志望の新人"伊賀さつき"と出会い彼女の希望で殺陣の稽古をつけることになる。香美山の教えを乞い、異例の決定でODANOBUのヒロイン役のチャンスを掴んださつきは京都から東京へ旅立った。
そんな時、香美山はいよいよ老体に限界を感じ引退を決断する。
時が経ち、さつきに大作時代劇の仕事がやって来た。さつきは久しぶりの京都に帰る。しかし、香美山の姿はもう無い。さつきは今風の時代劇を作りたいプロデューサーに香美山との共演を頼み込み、隠居した香美山をも探し出し復帰を説得した。一度はさつきの頼みを断った香美山だが、一ヶ月後の撮影所には香美山だけでは無く斬られ役の錚々たる面子が揃っていた。
斬られ役として香美山は、憧れ続けた時代劇の大御所"尾上清十郎"と再び刃を交え、弟子さつきに斬られるため、最期の殺陣に挑む。




……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
面白かったです!戦国時代とか三国志とかが好きなので時代劇も見れます。まぁ、時代劇をそんな力を入れて見ているわけでもない人間なのですが、時代劇に詳しくなくても十分面白い映画でした!
今までファンタジーとかアクションとかの映画が好きで見ていたので、こういう感じの映画を映画館で見るのも良いですね。



【ここから多少ネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】















予告を見て気になり暇で時間があったので見に行った映画だったのですが、期待以上で満足度は高いです。まぁ、親に勧めても多分普通なのかもしれません。映画の中で香美山さんがさつきに色々教訓(?)や同僚同士で悟っている会話が何か心に刺さる。多分二十、三十代ぐらいなら簡単に。
俳優として周りからは素晴らしい俳優と言われているのに主役になれる程の知名度までには上がらなかった香美山さんの生き様と言いますかその姿勢は尊敬出来ます。こんな人もし職場とかにいたら弱音は無理だ…(;^_^) 斬られる練習とか他人から見たら滑稽だけど本人は真剣で誇りを持ってやっているから笑えない。

香美山さんたちが長く出演していた時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」の後に入った「ODANOBU」なんですが。
ちょっと若い人たちの態度が過剰に悪い気が…。若い人たちで作る時代劇、っていうのを強調したいプロデューサーの狙いは分かるけどちょっとやりすぎでしょ(-"-)?監督のノリが…、主演タレントのノリが…。この(ODANOBU)時代劇は見たくないよ。本当にこんな奴ら芸能界にいるんかい!って心の中で思いました。
香美山さんはこのドラマの前に監督と揉め事を起こしてしまったためこのドラマにはもちろん出ていません。このドラマに女優の吹き替えとして出演していたさつきに殺陣の教えを頼み込まれ教えることになったのですが、段々と楽しそうになっていく二人がもう親子のようです。
この稽古のおかげでヒロインの代わり(?)としてアクションしていたさつきが監督の目に留まりヒロインに抜擢されます。(まぁ、ヒロインの女優が途中で怒って番組から降りたのがきっかけだったんでしょうが)
それで、せっかくヒロインというチャンスが巡って来たのにさつきが現場で失敗ばっかしちゃうんですよ!香美山さんとの殺陣の方が難しいだろうに何度も何度も…。さつきの殺陣を見学に来ていた香美山さんがこっそり撮影中にさつきと話すシーンがあるんですが、(サツキ)「香美山さん…。…私もう女優やめる。」とか思わず言っちゃうさつきの気持ちがすごく分かる。何十回も人の前で失敗していたら逃げたくなる。てか泣きたい(#-_-) まぁ、そんな事を香美山さんが許すわけが無くさつきに斬りかかった時は(うおぉぉ…!?)って思いましたよ。さつきよく反応出来た。このシーンで香美山さんが「甘ったれるな!…太秦城の姫様に、なるんじゃなかったのか!」って叱った時は結構好きです。

このドラマで有名になったさつきは京都を出て東京へ。香美山さんは身体に限界が来て引退へ。
まさに映画最初に説明されたライムライトの「若者の登場に、老人は消える」です。

時が経ち、時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」が再び撮影される事が決定。さつきはそのヒロイン役に選ばれたのですが、香美山さんがもう引退していると知りプロデューサーを説得して香美山さんの故郷まで探しに来るさつきの情熱は立派。(このさえ、暫くの間京都の事忘れていた事は置いといてあげる。)
さつきの説得に香美山さんが自身が子どもの頃を思い浮かべていたシーンが印象にあります。(香美山)「子どもの時は主役だったんですよ。」って。さつきの説得に乗った香美山さんの覚悟の重さがちょっと私には分からないのが残念。

撮影当日。香美山さんの他に斬られ役の面々が集まって撮影現場に向かうシーンがあるんですが、ここがかっこいい!すごくかっこいいです!
一度引退した身である香美山さんは撮影中に刀を落としたりして監督からもうあいつは無理だ的は状況になるんですが、香美山さんを慕ってきた同僚や周りのスタッフが必死に監督を説得する様子が色々熱い。若者ばかり使っていたあのプロデューサーもですよ!
再び撮影が始まって主演の尾上さんが香美山さんを心配するんですが、軽くしかも少し嫌味に返す香美山さんが良い。憧れ続けた大御所に強気。劇中敵同士だから?

↑から再び始まった撮影映像なんですが、画質が変わったんですよ!なんか時代劇映画見ているような画質。主役は尾上さんとさつきなのに香美山さんも負けない存在感です。
最後の香美山さんと尾上さんの一騎打ち。尾上さんに斬られた時、この映画の見所である香美山さんの斬られ方が普通に(おぉ…!)ぐらいの印象だったからアレ?っと思ったんですよ。そしたら、勝ったと思って油断した尾上さんに香美山さんが再び斬りかかって行った時は(来た!)って、感じです。そしたら尾上さんの横で控えていたさつきが香美山さんを斬ったので(あぁ、こう言うことか…。)って何かを悟った感じになりました。さつきに斬られてからの倒れ方!映画の始めの方に似たような倒れ方をしていた気がしたのでなんかハッとしました。それでこのまま斬られて倒れたまま映画終了。本当、別の時代劇映画の終わりのような感じで余韻にすごく浸れました。





思っていた以上に面白い映画でした。見たらほとんどの人が時代劇を見る目が変わるんじゃないのかと思います。これから時代劇を見る目が変わるんだろうけれど、映画最後の香美山さんと尾上さんの一騎打ちのシーンで桜の花びらが降っていてその花びらの量に(ちょっと多いんじゃないのかなぁ…?)とか思った私は多分まだ時代劇の良さが分かっていない気がします。
地元の映画館ではもう上映が終わってしまったので、もっと早く見に行って感想書けば良かったとちょっと思いました。





ロボコップ 感想

2014-03-28 22:22:43 | 映画

2028年。アメリカ・デトロイトで家族と暮らす真面目な警察官"アレックス・マーフィー"は、敵の爆破攻撃により頭部、心臓、肺、右手を残し全身に重症を負うことになる。
マーフィーは巨大企業「オムニコープ」社の最先端技術により機械に改造された人間警官「ロボコップ」として一命を取り戻した。変わり果てた自分の姿に絶望し、死を望むほどだったマーフィーだが妻や息子と再び生活することを希望に生きることを決意する。
驚異的な能力を身に着けたマーフィー。しかし、事態はそんな単純なものでは無くマーフィーは知らぬ間にオムニコープ社の「商品」として利用され始める。ついに感情さえもほぼ機械化とされたマーフィーだが微かに残っていた家族を思う人としての感情が働き、自分をこんな姿にした武器密輸組織のボス"バロン"を探しに動き出す。そして、バロンを探し出し突き付けられた現実は―。




……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
アクション映画としてはちょっとアクションが足りない(T_T)、ような気がしました。でも人間だロボットだ、と騒ぐキャラ達のそれぞれの考え方や感じ方は見ていて面白い。
身体がほとんど機械になって残った人間の部分だけが映ったシーンは少しグロかった。肺とかビビる。
オリジナル版を見たこと無いので今度借りて来ようと思いました。



【ここからネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】















アレックス・マーフィー(ロボコップ)


熱心に追っていた武器密輸組織に目を付けられ殺されかけた刑事。ほぼ全身が機械化するほどの重症を負ったにも関わらず顔は守られたもよう。(←ここ気になりました。)愛する妻("クララ")と息子がいるごく普通の警察官。

まず、武器密輸組織のバロンを逮捕したいがために暴走しちゃったのがマズかった。敵に勘づかれるから応援は呼べない、って危険な組織に相棒("ジャック")と二人だけで乗り込むとか。これでジャックが撃たれ負傷。病院で寝ているジャックのお見舞いに行った時、「…本当は起きているんだろ?」って話すマーフィーに反応していたジャックがおかしかった。寝たふりか!この時にマーフィーの車にバロン(の部下)が爆弾を仕掛けます。
そして、爆弾にやられロボコップになったマーフィーの周りが(奥さんと息子は別で)随分酷い。
マーフィーが重症を負った時、オムニコープ社の社長"レイモンド・セラーズ"は「アメリカの犯罪対策に自社のロボット兵器」が採用されたいがために「機械と人間の合体」を求めて実験体を探していたんですよね。そこに身体がほとんどダメになって死にそうなマーフィーが来たから「ラッキー♪」って感じです。
ロボコップになって色々テストを受けていた時。この時点でマーフィーは脳を弄られちょっと機械寄りの思考になっています。
オムニコープ社でロボット兵士を作っている"マドックス"と直接対決したシーン。マドックス率いるロボット軍団とマーフィーが対決したのですが、ここの挿入歌がすごく気になりました。身体が機械でも痛みはある、って説明を受けた後に、(マーフィー)「痛みならもう乗り越えた。」ってかっこよく試合が始まったのに音楽がなんか浮いている気が…。戦闘シーンはかっこよかったのですがね。

そして、思考まで機械化されたマーフィーの前に妻のクララが「家に戻って来て!」と語る内容の中に息子の様子が変わった、というのがあったんです。それがマーフィーの中に微かに残っていた人の心に反応。機械化した思考のままだと後回しにされる自分の事件を勝手に捜査し始めたのです。まず初めにバロンの居場所を探すのですが街を検索してもヒット無し。変わりに昔(ロボになる前)に見つけたバロンの手下を検索して捕まえます。この手下からバロンの情報を聞き出す時の会話で、(手下)「頼む!見逃してくれ!居場所を言えば妻と子どもの命が…!」(マーフィー)「お前は妻へのDVが原因で離婚していて子どもはいない。」(←これに笑いました。)ほぼ全身コンピュータだから調べれば一発なんですね。
それで、バロンの隠れ家に乗り込んで行ったのですが、バロンとその手下が意外と呆気なく負けます。マーフィーの身体が50口径の銃には耐えられないのをバロンたちは汚職警官(二人)から聞いていたのですが、50口径に耐えるんですよ。あと、頭を狙え、ってバロンが言っているのに頭に銃弾が当たらない。バロンも結構簡単に殺しました。
バロンの隠れ家にあった銃に汚職警官の指紋が付いていたのを証拠に警官たちにも報復。その警官たちから銃の横流しを手伝った人物を聞いたら、まさかのマーフィーの上司。上司を撃ちそうになったところで、セラーズにこっそりとマーフィーの監視を頼まれていたマドックスがマーフィーの電源をOFF。

セラーズたちは思考を持ち出したマーフィーを面倒だと思い始め「死ねば永遠のヒーローとして国民の記憶に残る」みたいな感じで世間にマーフィーが重症だとマスコミに発表。電源がOFFの間に殺してしまおうと部下を送ります。ここはマーフィーの主治医である"ノートン博士"がマーフィーの電源をONにして何とか回避。
ノートン博士がマーフィーの電源を入れた時に発信機(?)もマーフィーから取ったので、セラーズは消えたマーフィーの信号を死亡と誤認。マーフィーの妻子を会社に呼びマーフィーが死んだと伝えます。
その頃マーフィーはセラーズのもとへ。しかしマーフィーが本当に死んだのか確認させるためだったのかマーフィーの所に行く途中だったマドックスとすれ違い、マーフィーに気付いたマドックスがセラーズに連絡、連絡を受けたセラーズはマーフィーたち家族を会わせるわけにはいかない、と妻子を上手く屋上のヘリポートに連れ出し社内には自社の戦闘ロボを配備。
戦闘ロボが社内にいようが躊躇無く飛び込んで行くマーフィー。この戦闘ロボとの戦いは相棒のジャックとその仲間の助けもありクリアしましたが、なんか争わず戦闘ロボを止めた人間とロボットの差をちょっと見せられたか?戦闘ロボは「武器を持たない人間には攻撃してはいけない」とプログラムされているからなんでしょうが。
戦闘ロボとの対決で左腕を失いながらもセラーズのいる屋上を目指すマーフィーの前にマドックス。さっきマーフィーとすれ違い、戻ってきて戦闘服着て準備する暇がどこに…。戦うと思ったらマドックスが「ロボットが攻撃してはいけないマーク」を戦闘服に付けて来ていたので面白くない。そのマークのせいでマーフィーはマドックスを撃とうとすると強制的に身体が拒否するようになっているんですよ。マドックスはただ逃げるマーフィーを面白がって撃ちまくるし。ここは後から追って来たジャックが納めてくれました。またジャックが撃たれたけれどマーフィーがちゃんと見た結果大丈夫だったらしい。

まぁ最終的にはセラーズを撃ち、ノートン博士の御かげで家族の元へ戻れて終わりなのですが。セラーズもマドックスと同じ「ロボットが~」のマークしていたのがやっぱり残念。ここでセラーズにマークを使わすならマドックスとはちゃんと戦ってほしかったです。なんせ社内でのアクションシーンが少ない!戦闘ロボとしか派手に戦っていないから。
新たに家族の前に登場した時の姿がオムニコープ社の時の黒いボディじゃなくて初めてロボコップになった時のシルバーのボディになっていたのになんかホッとしました。



ノートン博士


機械の人体を作る専門医(?)。「私はロボット兵は作らない!」とか言っていたのに研究のためのスペースと費用の負担とかで簡単に「機械と人間の合体」に手を貸した酷いのか違うのかよく分からない。でも最後はノートン博士の御かげでマーフィーは助かっているのでやっぱり良い人なんでしょう。

初めの方とかセラーズの要求に答えるシーンが満載で、そこまでして研究スペースと費用が欲しいか!と思うほどですよ。人間が人を殺す時に躊躇するのに対し機械は迷わないからマーフィーも迷わなくしろ。とか、大量の犯罪データを頭に入れられたマーフィーが情報量に耐えられなくてショートした時も「この後、マスコミにマーフィーを発表するのだからさっさと直せ。」とか、発表のは間接的な要求でしたが。それでマーフィーの思考をギリギリまで下げてほぼ機械化にしたりとか結構マーフィーを機械化に追い詰めています。
最終的にセラーズに付いて行けなくてセラーズから離れるのですが、「機械と人間の合体」には諦めていないような気が…。次は100%良心で研究して行くんだろうけれど。





やっぱりアクションシーンが少ないのがちょっと気になりました。まぁ少なくても派手ではあります。
どちらかと言うと、それぞれのキャラクターの心理を中心に出来ている映画です。私はマーフィーの心理より妻のクララの心理の方が分かりやすかったです。セラーズは自己利益の事しか考えていなかったと思います。ノートン博士のは理解するのにちょっと難しい。でもノートン博士を演じたゲイリー・オールドマンさんは良い役者さんだと思います。
あと、マドックスを演じた役者さんが「ウォッチメン」のロールシャッハだったのに、あっ!ってなりましたよ。