4姉妹長女の生活にっき

日常や趣味のことを書いています。
映画などのことに関してはネタバレありです。

太秦ライムライト 感想

2014-10-31 20:54:34 | 映画

京都・太秦(うずまさ)。斬られ役の俳優"香美山清一"は長く続いた時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」が突然打ち切りが決定。後に入る「ODANOBU」という若者受けを狙った新たな時代劇に年寄りが出る意味は無いと、同士とともに途方にくれる。
ある日、香美山は女優志望の新人"伊賀さつき"と出会い彼女の希望で殺陣の稽古をつけることになる。香美山の教えを乞い、異例の決定でODANOBUのヒロイン役のチャンスを掴んださつきは京都から東京へ旅立った。
そんな時、香美山はいよいよ老体に限界を感じ引退を決断する。
時が経ち、さつきに大作時代劇の仕事がやって来た。さつきは久しぶりの京都に帰る。しかし、香美山の姿はもう無い。さつきは今風の時代劇を作りたいプロデューサーに香美山との共演を頼み込み、隠居した香美山をも探し出し復帰を説得した。一度はさつきの頼みを断った香美山だが、一ヶ月後の撮影所には香美山だけでは無く斬られ役の錚々たる面子が揃っていた。
斬られ役として香美山は、憧れ続けた時代劇の大御所"尾上清十郎"と再び刃を交え、弟子さつきに斬られるため、最期の殺陣に挑む。




……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
面白かったです!戦国時代とか三国志とかが好きなので時代劇も見れます。まぁ、時代劇をそんな力を入れて見ているわけでもない人間なのですが、時代劇に詳しくなくても十分面白い映画でした!
今までファンタジーとかアクションとかの映画が好きで見ていたので、こういう感じの映画を映画館で見るのも良いですね。



【ここから多少ネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】















予告を見て気になり暇で時間があったので見に行った映画だったのですが、期待以上で満足度は高いです。まぁ、親に勧めても多分普通なのかもしれません。映画の中で香美山さんがさつきに色々教訓(?)や同僚同士で悟っている会話が何か心に刺さる。多分二十、三十代ぐらいなら簡単に。
俳優として周りからは素晴らしい俳優と言われているのに主役になれる程の知名度までには上がらなかった香美山さんの生き様と言いますかその姿勢は尊敬出来ます。こんな人もし職場とかにいたら弱音は無理だ…(;^_^) 斬られる練習とか他人から見たら滑稽だけど本人は真剣で誇りを持ってやっているから笑えない。

香美山さんたちが長く出演していた時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」の後に入った「ODANOBU」なんですが。
ちょっと若い人たちの態度が過剰に悪い気が…。若い人たちで作る時代劇、っていうのを強調したいプロデューサーの狙いは分かるけどちょっとやりすぎでしょ(-"-)?監督のノリが…、主演タレントのノリが…。この(ODANOBU)時代劇は見たくないよ。本当にこんな奴ら芸能界にいるんかい!って心の中で思いました。
香美山さんはこのドラマの前に監督と揉め事を起こしてしまったためこのドラマにはもちろん出ていません。このドラマに女優の吹き替えとして出演していたさつきに殺陣の教えを頼み込まれ教えることになったのですが、段々と楽しそうになっていく二人がもう親子のようです。
この稽古のおかげでヒロインの代わり(?)としてアクションしていたさつきが監督の目に留まりヒロインに抜擢されます。(まぁ、ヒロインの女優が途中で怒って番組から降りたのがきっかけだったんでしょうが)
それで、せっかくヒロインというチャンスが巡って来たのにさつきが現場で失敗ばっかしちゃうんですよ!香美山さんとの殺陣の方が難しいだろうに何度も何度も…。さつきの殺陣を見学に来ていた香美山さんがこっそり撮影中にさつきと話すシーンがあるんですが、(サツキ)「香美山さん…。…私もう女優やめる。」とか思わず言っちゃうさつきの気持ちがすごく分かる。何十回も人の前で失敗していたら逃げたくなる。てか泣きたい(#-_-) まぁ、そんな事を香美山さんが許すわけが無くさつきに斬りかかった時は(うおぉぉ…!?)って思いましたよ。さつきよく反応出来た。このシーンで香美山さんが「甘ったれるな!…太秦城の姫様に、なるんじゃなかったのか!」って叱った時は結構好きです。

このドラマで有名になったさつきは京都を出て東京へ。香美山さんは身体に限界が来て引退へ。
まさに映画最初に説明されたライムライトの「若者の登場に、老人は消える」です。

時が経ち、時代劇ドラマ「江戸桜風雲録」が再び撮影される事が決定。さつきはそのヒロイン役に選ばれたのですが、香美山さんがもう引退していると知りプロデューサーを説得して香美山さんの故郷まで探しに来るさつきの情熱は立派。(このさえ、暫くの間京都の事忘れていた事は置いといてあげる。)
さつきの説得に香美山さんが自身が子どもの頃を思い浮かべていたシーンが印象にあります。(香美山)「子どもの時は主役だったんですよ。」って。さつきの説得に乗った香美山さんの覚悟の重さがちょっと私には分からないのが残念。

撮影当日。香美山さんの他に斬られ役の面々が集まって撮影現場に向かうシーンがあるんですが、ここがかっこいい!すごくかっこいいです!
一度引退した身である香美山さんは撮影中に刀を落としたりして監督からもうあいつは無理だ的は状況になるんですが、香美山さんを慕ってきた同僚や周りのスタッフが必死に監督を説得する様子が色々熱い。若者ばかり使っていたあのプロデューサーもですよ!
再び撮影が始まって主演の尾上さんが香美山さんを心配するんですが、軽くしかも少し嫌味に返す香美山さんが良い。憧れ続けた大御所に強気。劇中敵同士だから?

↑から再び始まった撮影映像なんですが、画質が変わったんですよ!なんか時代劇映画見ているような画質。主役は尾上さんとさつきなのに香美山さんも負けない存在感です。
最後の香美山さんと尾上さんの一騎打ち。尾上さんに斬られた時、この映画の見所である香美山さんの斬られ方が普通に(おぉ…!)ぐらいの印象だったからアレ?っと思ったんですよ。そしたら、勝ったと思って油断した尾上さんに香美山さんが再び斬りかかって行った時は(来た!)って、感じです。そしたら尾上さんの横で控えていたさつきが香美山さんを斬ったので(あぁ、こう言うことか…。)って何かを悟った感じになりました。さつきに斬られてからの倒れ方!映画の始めの方に似たような倒れ方をしていた気がしたのでなんかハッとしました。それでこのまま斬られて倒れたまま映画終了。本当、別の時代劇映画の終わりのような感じで余韻にすごく浸れました。





思っていた以上に面白い映画でした。見たらほとんどの人が時代劇を見る目が変わるんじゃないのかと思います。これから時代劇を見る目が変わるんだろうけれど、映画最後の香美山さんと尾上さんの一騎打ちのシーンで桜の花びらが降っていてその花びらの量に(ちょっと多いんじゃないのかなぁ…?)とか思った私は多分まだ時代劇の良さが分かっていない気がします。
地元の映画館ではもう上映が終わってしまったので、もっと早く見に行って感想書けば良かったとちょっと思いました。





無知の出しゃばり

2014-10-02 13:30:25 | 日記

パソコンのデータがおそらく飛びました…。

最近パソコンが上手く起動しなくて、インターネットもたまに繋がらなくなり初期化して処理したんですよ。なんかパソコン自体にバックアップできるやり方があったのでそれでやったら…(#-_-)
だからUSB買って来てやった方が安全だったんだよ。一応起動とネットはもとに戻りました。

そんなこんなしてたり放っておいてたら、「ゴジラ」の上映がもうそろそろ終わりそうでため息ついています。いまさら書く気が無くなったといえばそうなんです。10月は地元の映画館に入る映画で見たいと思うものがなかったです。「ドラキュラ0」は見たいですです!公開が10月の最後なので見に行くのは11月の上旬には行く!
10月中に使える映画1本無料券があるんですが、妹にあげようが迷っています。10月の中頃に恋愛映画が入るので多分妹はそれを見に行くと思いますので。

あー…、パソコンのデータが飛んだことでの母の小言が…。