4姉妹長女の生活にっき

日常や趣味のことを書いています。
映画などのことに関してはネタバレありです。

エンダーのゲーム 感想

2014-02-17 00:27:51 | 映画

 今から数十年後の世界。地球は異星生命体「フォーミック」の攻撃によって大打撃を受け数千万人もの命が奪われた。彼らの再攻撃に備えるため、国際艦隊は世界中から選抜した天才少年少女を集めた「バトル・スクール」を設立。優れた人材を育成するための厳しい訓練を始めた。
 そんな国際艦隊から選ばれたのは、天才的な頭脳を持つ10歳の少年"エンダー・ウィッギン"。残忍な兄と心優しい姉の二面性を持ち合わせた少年は、まさに艦隊が思い描いた通りの司令官像だった。エンダーは地球から離れ宇宙にある戦闘訓練基地でもその能力を発揮。艦隊はついにエンダーを司令官としてフォーミックに戦いを挑む準備を開始する。
 シミュレーション・ゲームでフォーミックとの疑似戦争の訓練を続けるエンダーに待ち構えていた戦争は―。



……と、簡単にあらすじを説明しますとこんな感じです。
見終わった感想としては、「これこそ3Dだろ!」です。最初は全然2Dで構わなかったのですが戦争シミュレーションのところは3Dの方が絶対楽しい!そこだけもう一回見たい。
ちょっと物足りなかったところは、宇宙にあるバトル・スクールでのチーム戦。もうちょっと派手なアクションがほしかったです。



【ここからネタバレが含まれる内容がありますのでご注意を!】


※ 今回キャラの個別感想じゃなくて映画全体の感想です。 ※












まずエンダー同様、敵の再攻撃に備えるために訓練されている人材が少年少女というのが意外と説得力がありました。
幼く人生経験が少ないから多少の残虐なことは出来る。だから敵にも情けはかけない、という大人の考え方が酷いながらも戦争の恐ろしさを簡潔に説明している気がします。
実際、エンダーが自分をいじめてくる同級生を二度と自分にちょっかい出させないよう完膚なきまで叩きのめしたシーンはそういう子どもの残酷な部分を大まかに表現した結果でしょう。


そして、宇宙にある訓練所(バトル・スクール)で行われる戦争の模擬バトルが訓練生たちにとって大人が仕掛けた罠だと思います。
チーム戦で1チーム20人、2チームで対戦するのですが、これは言ってしまえば殺し合いの練習です。ルールは、無重力のフィールドで相手の攻撃を避け相手側の陣地に到達する、とシンプルなものなんですが、武器は当たったところが麻痺する銃です。弾はビームなんですが当たったら脱落。
つまり敵と向き合って戦うことになった時の訓練ですよね?相手を倒して敵陣に乗り込んで行くことを想定した。
もちろん、エンダーたちはただのゲームだと思っているので簡単に仲間を犠牲にして相手チームの攻略にかかっています。大人たちは実際の戦争でも子どもは仲間を盾に進軍出来ると思っているのか?

そう考えていると国際艦隊の長官たちは全員鬼です。子どもが知らぬ間に子どもに酷なことをさせています。地球(人類)の存続がかかっているにしてもとことん鬼。人類全体が守れれば兵隊の数なんて…。みたいな考え方ですね。一応まだ幼いエンダーを気遣っているようなシーンはありますが結局は「この子は軍隊を率いる実力がある」っていう考えがあるため、途中で脱落されては困る。っていうのが本心なのかも。


あと、ちょっとガッカリしたのが「禁断のサード」っていう呼ばれ方。
どうやらこの作品の世界では「人口制限法」ってのが制定されており、一家に子どもは二人までとの決まりがあるみたいです。「サード」っていうのは三番目の子どもで、厳しい審査によって特例として産んでも良いとされた子どものこと。
なんか特殊能力でもある人物のことかと思ったらただ三人目ってだけでした。エンダーは兄と姉が優秀だったから三番目も優秀だろうってことで産まれることを許可されたもよう。
序盤に結構「サード」っていうのを強調していた気がするので、どうせならバトル・スクールで行われた模擬バトル。エンダーがリーダーとして再結成された「チーム・ドラゴン」のメンバーを全員サードにすればよかったと思う。


今回かなり気に入った終盤のシミュレーションゲーム。
3Dで見たかったです!何度か画面中央で指揮を取っているエンダーの視点で映っていたので迫力がありました。宇宙空間で沢山の戦艦を引き連れ敵と交戦。かっこいい!
コントロールパネル(?)とかも変わってる。操作する機械が目の前にあるんじゃなくて手をかざせばその空間にパネルが出て来るとか!エンダーが何回目かのシミュレーション時に忙しそうにパネル弄ってみんなに指示を出していた場面はそのパネルがすごく目立っていました。

このシミュレーションゲームの最終審査の対戦相手がフォーミックであったことは注目ポイントでしたね。あと、最終審査前夜にエンダーがフォーミックとどうにかして意思疎通が出来るのじゃないか?と思ったこととか。頭が良いなら何十年も再攻撃をしてこなかったフォーミックに疑問を持つのは当たり前ですよね。

最終審査。フォーミックと意志疎通出来るかも知れない、と思っていたのにとりあえずこれはゲームだから、と簡単に攻撃を仕掛けて行ったエンダーの大胆さ。始めから重要兵器である「MD-500」(リトル・ドクター)を発射させるあたりが良い。エネルギーチャージに時間がかかる武器だから最後の止めに使うのが普通ですよね?
一気に仲間を失ったフォーミックが怒ってリトル・ドクターを攻撃して来たのに対し、リトル・ドクターのエネルギーチャージが終わるまで全ての無人機でリトル・ドクターを囲んで守っていた場面はすごい迫力。他にも重要な戦艦はあるのに「リトル・ドクターだけ守れ!」と言うエンダーの指示にハラハラ。フォーミックが住んでいる惑星にリトル・ドクターが近付いて行く時も「リトル・ドクターは大気圏に耐えられる作りじゃない!」って仲間が言っているのに(エンダー)「周りの無人機がシールドになる!」とかもう力技。
最終的にリトル・ドクターでフォーミックの惑星を攻撃し、星を壊しフォーミックを絶滅させたエンダーの決断は残酷だけど素晴らしい。
この徹底的に相手を倒すエンダーの姿勢は冒頭でいじめっ子を倒したシーンを思い出す。


最終審査を無事にクリアし喜んでいるエンダーたちに教えられた真実。それは、「最終審査がゲームじゃなかった」こと。
知らぬ間に大量虐殺者になってしまったエンダーの取り乱しようは「知らなかったから」ではすまない感じがひしひしと伝わります。
それでも落ち込んでいるだけではなく、エンダーが破壊した惑星から離れていたフォーミックの女王に謝罪と新たな星を探す約束を付けた場面はちょっと感動しました。
最終審査前夜、エンダーがフォーミックと意志疎通出来るかもしれない。とエンダーだけが思った疑問。何故そう思えたのか、と言う謎がここに来てようやく分かりましたね。エンダーが訓練期間中に娯楽でやっていたゲームがあるのですが、そのゲームが本人の精神状態とリンクする仕組みのゲームなんです。そのゲームで女王がいた風景とほぼ同じ景色がエンダーがやって来ていた星の風景と似ていたのです。だから、もしかしたら女王がテレパシーが何かでエンダーに信号を送っていたんじゃないのかな?(これは私の想像です。)
フォーミックの女王が仲間をやった張本人が目の前に来たのに攻撃しない行動にちょっと戸惑った。これはエンダーに信頼を少しでも持っていた、ということになるのかな?

最後は、エンダーがフォーミックの女王から預かったフォーミックの卵を持って、フォーミックが住める代わりの惑星を探しに飛んで終わります。たった一人で宇宙に旅立って行くエンダーの精神の強さは子どもじゃない。これだけ経験していてまだ子どもだったらそれはそれで問題でしょうか?





いやー、3Dで見たかった。ラスト以外のアクションシーンは並ですが面白かったです。
エンダーが訓練期間中になっていた娯楽ゲーム。ちょっとグロいシーンもあったのでスクリーンから目を逸らしました。そこ以外は普通に見れましたよ。
まだ見ていない人は良い暇つぶしになると思います!






やりたい事がたくさん出て来ました

2014-02-11 23:35:08 | 日記

注意力が散漫しすぎて整理が付かない…。

確実に言えることは「ソー2」はレンタル待ちだな、です。今月の映画はライアンとホビット2でいっぱいいっぱいな気がします。1日に2本映画見るのが苦手だからこんなことになったんでしょうね。(あと、一人暮らしじゃないのが!)

とりあえず、来月初めに今年初の弓道大会があるので練習に行かないといけない。エンダーの感想を完成させる。この2つが優先順位かな?最近寒くて道場に行けていないです。
それと、なんか映画よりレンタル待ちの作品が多くなっていっている気がしています。そのうち映画感想じゃなくてDVD感想になりそうな予感が…?

あと、昼にやっている猫侍が期待以下の作品ですがなんとなく見てしまう不思議。1話30分だからなのか?手軽に見れるから。




2月中に見る映画

2014-02-04 23:36:49 | 日記

「ライアン」と「ホビット」は確実に見ます。

実は最近買い物で一気に2万5千ほど使っちゃったので、遊びに行くと家族の視線が痛い…。
見ない映画はレオ様のやつです。消去法で決めています。来週になればもしかしたら「ソー2」を見に行けるかも?「ラッシュ」は諦めないといけないかな?
先週、ようやくエンダーを見に行けたのでそれの感想も書きたい。エンダーはキャラの個別感想より映画全体の感想になりますね。


あと、前の日記で書いた「猫侍」
今お昼から放送され始めたんですよ!タイミングバッチリでびっくりしました!