前田のベトナム奮闘記!

ベトナムとのビジネスを通して奮闘する姿を描いたブログです。

被災地へ向けて 日本語で熱唱 ベトナムの中高生 

2011-04-05 13:37:50 | ベトナム
昨日、朝起きて朝食を食べながら日経新聞を読んでいると、気になる記事が目に飛び込んできました。

4月3日にベトナムのハノイ市で、第一回「日本語の歌の祭典」が開かれたという記事です。
ベトナム人中高生が日本の歌を歌って競い合うフェスティバルだそうで、日本の文化を理解してもらうことや親しんでもらうことが目的で、日本語学習の授業がある中学・高校に通う生徒を対象にして実施されたそうです。

何より、その記事を見て胸が熱くなったのは、その祭典の冒頭で参加生徒の代表が東日本大震災の被災者に対するお見舞いの手紙を朗読し、被害にあった人たちへの激励のメッセージを書きこんで作り上げた折り鶴に手紙を添え、日本人中学生に手渡しをしたことが書かれていたからです。

実は、ベトナムという国では「日本製」が愛されており、日本製品と共に生活をしている人が沢山いるのです。そして、日系企業に勤めている方や在越日本人の方々も沢山おられます。
このように意外とベトナムでも日本と慣れ親しんだ環境が整いつつある今日この頃、ベトナムの若者達が、今の日本のために何かをしようと考え、日本の歌を通じて激励のエールを送ってくれたことは大変嬉しく思います。

まだまだ日本中で様々な課題、問題、不安を抱える中、それでも前に歩いて行かなければいけない現実とのギャップにジレンマを感じ、僕自身悩んだりすることもありますが、海を越えた遥か遠い街に住むベトナムの人達もエールという形で、彼達なりに支援をしてくれているのだから、日本人である僕自身が今できることをもっともっとしていかなければいけないのだということを、とても強く感じたと共に、今の僕を奮い立たせてくれる新聞記事でした。

毎日が悲しいニュースばかりですが、明るい希望というニュースを僕達の手で作っていけるように、エールを送ってくれるベトナム人をはじめとする世界中の沢山の人達と互いに支援し合いながら現状に立ち向かおうと思いました。

みんなで頑張りましょう!!!