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kill two birds with one stone で 目指せ 健康生活!

一石二鳥の人生を!と思いつつ、どうも無駄が多い人間の日々の出来事。食生活・体質改善に励んでます。

神様からのひと言

2006年10月31日 | 書籍・CD・DVD
荻原 浩さんの小説は、映画化された『明日の記憶』ではじめて読みました。

発売前に雑誌の『ダカーポ』の書評欄で、「発売前から評判である」と
書かれていて、発売と同時にamazon購入し一気に読みました。

今は、映画のイメージ写真が表紙になっているけど、
最初は、40代ぐらいのサラリーマンの後頭部の写真が表紙で、
なんかセンスないなぁ・・・と思ったけど、もしかしたら今の表紙よりは、
小説の中身をあらわしていたかも・・・。


で、今回は
『神様からひと言』

荻原 浩さんはもっとシリアスな感じの作家なのかと思っていたら、
ユーモア溢れる作品もあったんですね。 
どうもそっちの方が多いようだ。知らなかったです。

佐倉凉平は、有名広告代理店をクビになり、「珠川食品」に再就職します。
しかし、早々に会議でトラブルを起こし「お客様相談室」へ異動。その異動先は、
リストラ要員といわれる人が集まる場所で、完全に島流し状態に。 
でも、そこで出会う仲間や仕事を通して奮闘するうちに、自分の行くべき道が
見えてくる・・・みたいなサラリーマン奮闘記です。

ヤーさんまがいのクレーマーとのやり取りは、電車の中で思わず
吹き出すぐらい面白かったです。

軽いノリの小説で、頭が疲れているときにお進めかも。
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Shall We ダンス?

2006年10月30日 | 書籍・CD・DVD
今更ながら、映画『Shall we ダンス?』を観ました。
しかも、日本版、US版続けて。

『Shall We ダンス?』

日本版の方が、奥が深い感じ・・・

『Shall we Dance ?』

でも後から観たUS版の方が泣けました
リチャードギアが奥さんに花を持っていくところで。
アメリカの人たちって、やっぱり愛情表現が上手だなと思ってしまった。

でも、ラストは日本版の方がしっくり行きました。
こうやって見比べるのは結構おもしろいかも。
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下流喰い―消費者金融の実態

2006年10月26日 | 書籍・CD・DVD
下流喰い―消費者金融の実態

須田 慎一郎著 なぜ消費者金融は儲かるのか?
消費者金融の実態のルポルタージュです。

TVCMの効果絶大。今となってはなんかいい雰囲気さえある大手。
それにヤミ金といわれる金融業者まで、その実体に迫ります。

グレーゾーン金利とか、大手の営業停止で業界は何かと話題だし、
丁度、東野圭吾さんの『殺人の門』を読んで、負の連鎖ってコワいなぁ・・・
と思っていたこともあり、読んでみることに。

生活に困ったりしてお金を借りて、高い金利のため元本は一向に減らず、
金利だけを返す状態に・・・そのうちその金利を返すために、他の金貸しから
また借りて、そして多重債務者になってしまう人がいる。

自己破産しても、また生活費に困って金融会社で融資を受けてしまう。
そしてどんどん追い詰められちゃう。

う~ん・・・出来れば消費者金融には一生お世話になりたくない。
とても恐ろしい話です。

もしもっと銀行がナイスなら、消費者金融がこんなに蔓延るコトもないんじゃない? 
日本の銀行は、少しはグラミン銀行を見習ったらどうなんだ
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若者はなぜ3年で辞めるのか?

2006年10月21日 | 書籍・CD・DVD
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来


年功序列のから能力主義へ日本の企業も成果主義を取り入れるところが増えてきました。
能力主義と言えば、やる気や才能さえあれば、若くても活躍する場が与えられ、
どんどん大きな仕事に挑戦できるイメージがある。

しかし能力主義を取り入れた・・・と言っても中途半端。
実は大企業は未だ年功序列を守り続けている。

1つの企業の中で能力主義と年功序列人事が同時に行われるための不具合。
大きな夢を持った才能あふれた若者ほどやる気をそがれてしまうのだろう。

「3年で3割辞める」新卒離職率、「心の病」を抱える30代社員の急増、
ニート、フリーター問題......。

もしかしたらすべて年功序列のセイ?

この本を読む限り、才能とやる気がある若者は年功序列の
会社にいてもツマらないのでは? って思ってしまいますが、

才能がとやる気がある若者すべてが、会社を飛び出して、
成功できるわけではないし。

だいたい若いうちはたくさん給料もらわなくたって、
仕事(=未知のもの)は楽しめるはずだし。

年功序列の大会社にいれば、それなりの年齢でそれなりの給料がもらえるし
いいんじゃないかなぁって思ってしまいます。

私は年功序列の会社で働いたことがない
だからちょっと年功序列の会社が羨ましかったりする。
みんな将来の安定を求めて若い頃一生懸命勉強したんだもんね。

やっぱり親の言うことは聞くものだなぁ・・・と今更ながら思う。
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『手紙』 東野 圭吾

2006年10月18日 | 書籍・CD・DVD
『手紙』


貧困生活から強盗殺人の罪を犯してしまう剛志。 
彼の弟、直喜は「強盗殺人犯の弟」として差別を受け苛酷な人生を歩む
ことになります。 そんなことを知らない弟思いの剛志は、獄中から毎月、
直喜に手紙を送り続けます。

犯罪加害者の家族の葛藤を描いた小説です。
この小説を読んで泣けなかったとしたら、冷血な人間なのかな?
私は泣けませんでした。

でも、一点とても考えさせられたことがあります。それは

「私は、直喜の就職先の平野や友達の寺尾のように、犯罪加害者の家族に
接することができるだろうか?」ということです。


差別は実際されてみないと本当の辛さは分からないんだろうと思う。
今、何かと話題のイジメと同じですよね。


私はこの問題を少し考える機会を得たことがあります。

アメリカに留学したとき、一番最初に住んだのはルイジアナ州のバトンルージュ
ただ、田舎で学費が安いという理由で選んだ場所でした。

無知な私は、行くまでdeep south(深南部)のバイブル・ベルト呼ばれる地域だと
知りませんでした。 

そこは人種的な問題がまだ根強く残っている地域でした。

当時、日本はバブル時代。
私たちはアジア人なのに「名誉白人」などと言われ浮かれきっていました。
脳天気なバブリー大学生だった私は、そのノリで留学したのです。

行った大学はもちろん様々な人種の学生が来ていましたが、主流は黒人と白人の生徒。
なぜか学校の中では彼らが同じクループにいる所をほとんど見ることはありませんでした。
この地域ではそういうものなのだと教えられました。

そんなある日、近所のバーで飲んでいたとき、酔っ払った白人の男子学生に、
突然カラまれたことがありました。 

彼は私たちに向かって突然、「ミシシッピー川沿いにあるような小さな村に
行ったら、お前らなんか殺されるぞ。 もし殺されたって、お前らが悪いんだ。 
なぜならばお前らはイエローだからだ!」と怒鳴ったんです。

「名誉白人」だった私は、非常にショックを受けました。
この人は同じ人間に向かって何を言っているのだ? 
外にかぶっている皮の色が違うだけでこんな暴言は許せない!と。

でも、この件をしばらく考えていて最終的に行き着いた所は、
「もしかしたら日本はもっとひどいのかも・・・」ということでした。
 
長い歴史的背景もありますが、「皮の色が違う」だから「差別」の方が
分かりやすくシンプルに感じてしまいました。
日本では、肌の色や見た目は同じなのに差別するもんね。

小学校の頃、イジメられている同級生をただ傍観していたことがあります。

そんなことがあったことすら忘れていましたが、バーでの一件があり、
色々思い起こす中で、あの頃どのように思って傍観者に徹していたのだろうと
考えました。 きっと自分に火の粉が降りかかるのが嫌だったんでしょう。 
この『手紙』の中に出てくる一般人の心理に似ているのでしょう。

分別がつく大人になった今、できれば私も平野や寺尾のようでいたいと思います。
果たして自分はそうなれるでしょうか・・・。
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『殺人の門』 東野圭吾著

2006年10月07日 | 書籍・CD・DVD
やっと読みました。 『殺人の門』 東野圭吾著

殺人の門

これはミステリー小説ではないと思った。

約600ページ、主人公の不甲斐無さにイライラしっ放し。
なんていうアホウなのだ? この主人公は。
途中から、私がこの主人公をドッ突きたくなる衝動に何度も襲われた。

でもイライラしても読むのを止められない。
さすが売れっ子作家の作品であります。

父親は歯科医院を開業し、お手伝いさんもいるような裕福な家に育った
主人公の田島和幸。 祖母の死が切欠になり家庭がみるみるうちに崩壊、
一家離散になってしまう。小学校時代の同級生、倉持修との絡みでますます
不幸に陥る和幸。そしていつしか抱きだした殺人願望。 

「きっとこうなる!」と思っていた結末が、一瞬思いもよらぬ方向へ行き、
ず~っとイライラしたけど、最後だけは「エンターテイメント小説なんだから、
これじゃなきゃ話が終わらんだろう・・」と納得のエンディングでした。


文中の刑事の言葉に「動機も必要ですが、環境、タイミング、その場の気分、それらが複雜に絡み合って人は人を殺すんです」という行がある。
そして、これだけではなく、何かの引き金によって行動する者もいる。その引き金がない限り、殺人の門をくぐる事が出来ない者もいる・・・。


ほとんどの人間には、もし動機があっても、なかなかその他の要因が揃わないんだろう。
きっとそんなモノは揃わないほうが幸せなんでしょう。
なんでもかんでも人生はスロットマシーンみたい。
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『今日、ホームレスになった』 増田明利著

2006年10月06日 | 書籍・CD・DVD
今日出社すると机の上に
『今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生』なる本が・・・。

その書籍をチェックすると、カバーが京都の書店。
うちの会社に京都から来る人は相談役ただ一人。

ちょっと前に『下流社会 新たな階層集団の出現』を貸したお返しに、
この本を貸してくれたのだと納得。

という事で読んでみました。

『今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生』


内容は「エリートサラリーマンからホームレスへの転落人生を、
13人の実体験者がリアルに語った、路上で暮らすかつての企業戦士たちを
追ったルポ・ドキュメンタリー」です。

その13人の実体験者は57~31歳。
一流企業や外資系大手のサラリーマンだった人、社長だった人から、フリーターまで、
さまざまなバックグラウンドを持つ人たち。

彼らが、ある日突然、会社からリストラ、会社が倒産、経営不振で借金地獄、
サラ金に手を出して多重債務者に、などの理由から、人生が転落していく。

路上生活者になった切欠は、無職で収入がなくなり家を売ってしまった、
借金取りから逃げるため、の普通の理由もあるが、

奥さんに「昼から家にいないでよ」って言われ、出かけてそのまま
戻っていない人もいる。 
この人は、まだ離婚すらしてないと思うけど・・家族は彼を探さないのだろうか?

仕事が上手く行かなくなり、金の切れ目が縁の切れ目。
ほぼみなさん離婚しています。

きっと夫婦や家族が、もう少しだけお互いを思いやる気持ちがあったら、
彼らはホームレスにならなかったんじゃないのかな?

信頼でき支え合って行けるようなパートナーを見つけられなかったのも、
悲劇の始まりだったのかも。 

13人の中には、現状から抜け出そうと前向きに考えている人もいる。
でも、未だ「何故オレが・・・」と現実を受け止められない人や、
人生を諦めてしまった人などもいて悲しい。

本誌内のデータによると、今やホームレスの40%は元サラリーマン。
平均年齢は55.9歳とのこと。

2003年時に確認されたホームレスの数は全国で25,296人うち749人が女性。 

女の方が少ないのは、割り切りが早くストレスが少ないからかな?
やっぱり男性の方が苦境弱く現実逃避しがちなのね。

第25回新風舎出版賞ノンフィクション部門ハミングバード賞受賞作品とのことです。
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『母のレシピノートから』 伊藤 まさこ 著

2006年10月05日 | 書籍・CD・DVD
今日、本屋でふと目に留まったお料理レシピ集 『母のレシピノートから』
「小さい頃から食べてきた愛着のある料理とお菓子娘にも伝えたい大切なこと」

料理なんてあまり好きじゃないけど。最近、なんだかこんな本にばかり目が行く。
きっと、疲れてるんだろうな・・・・

母のレシピノートから

オレンジの表紙を開けると、薄い紙が一枚あり、それをめくると
著者のお母様のレシピ集の写真があります。

ボロボロの大学ノートの写真。

でも、シンプルだけどヘルシーで美味しいものを家族のために作って来た、
お母様の愛情と歴史を感じる、なんとも心が温かくなる写真です。

こういう家庭で育つと、女らしく家庭的センスに恵まれた女性になるんだろうなぁ。

レシピの合間にあるエッセイや家族の写真にも、愛情があふれています。

「こんな生活もいいなぁ・・・」って最近思い出した。
気づくのが遅いけど もう間に合わないかも~。

レシピの一部

厚焼き卵
パイナップルとチェリーのケーキ
みんなが集まる日はパエリア!
フルーツポンチの思い出
特製ドライフルーツケーキ
母の旅土産ライヨール村のナイフ
じゃがいものグラタン
二度おいしいきのこ入り鶏の丸焼き
お肉じゅうじゅう開催!
ほか
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amazonのインスタントストア

2006年10月05日 | 書籍・CD・DVD
随分前に、どなたかのブログでamazonのインスタントストアが紹介されていました。

これはWeb上に簡単に自分のお勧め本屋さんを作れるってもの。

amazonって頑張ってるなぁ。
町の書店さんも、amazonには見習うところがいっぱいだるだろうね。

と言うことで、何でも試してみるべし
早速作ってみました。 ココ

難しいコトを何も知らない人間でも、検索してクリックだけで、
なんとなく自分の本屋さんが作れちゃいます。

私のはちょっと見た目がセンスないですけど・・・
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お弁当が作りたくなる・・・『私たちのお弁当』

2006年10月02日 | 書籍・CD・DVD
クウネルの本 私たちのお弁当



この本を眺めていると、
「よそのおうちのお弁当って、どうしていつでも、こんなに美味しそうなんだろう~」
と、子供の頃を思い出しつつ、しみじみと思ってしまう。

雑誌『クウネル』連載中の「エブリデイ・マイ弁当」を再編集した、
『私たちのお弁当』はそんな本です。

職業や性別、年齢がさまざまな47人のお弁当を紹介。
俯瞰で撮ったみなさんのお弁当の写真がまた、美味しそう。

レシピ本ではなく、それぞれの人のお弁当に対する思いなどが語られています。
ちょっとしたテクニックなども披露されています。

みなさんセンスがいい。 

キレイな色合いの美味しそうなお弁当たち。
男子のダイナミックな弁当にも、「こんなの作ってくれる旦那いたらいいなぁ~」
なんて思ってしまいます

思わず、明日から自分もお弁当を作りたくなる1冊です。
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『サザンな大人たち』 Claudius Seidl著

2006年10月01日 | 書籍・CD・DVD
妙なタイトル『サザンな大人たち』に引かれて読んでみた。

サザンな大人たち

著者はドイツの新進気鋭ベストセラー作家、Claudius Seidl(翻訳:畔上 司).

ドイツも日本同様、少子化問題を抱えているというバックグラウンドがある。
そんな中、近年「年を取らない大人」が増えたという話。

30代後半~40代の「若者」。

史上最長の青春時代謳歌している。
しかも、あまりにも自然に、その「若者」が増えているので、
誰も違和感すら持たない。  そんな「若者」の今を探る本です。

う~ん耳が痛い。 私も↑の仲間だな。

「大人になる」というコトは、何かとても具体的なモノだと思っていた。

例えば、ある日突然、路上に黒い線が現われ、その線を「ぴょん」っと
飛び越えた日から大人になるのだと思っていた。

でも、待てど暮らせどその「線」は現われない。

自分の外見や、周りの人の私に対する接し方で、多分もう「大人」になって
いたんだろうと・・・、

今は「自分は大人」というコトでなんとな~く納得している。
でも本当は、今でも「大人」とは「何なのか」がよく分からない。

生活のために働き給料を貰う「会社」という組織も、学校の組織の延長線上に
あって、やってることも小学生とあまり変わらないような気になってしまう
ことがある。 

こんな私も、結局、自分のライフスタイルを決めることが出来ない、
『サザンな大人たち』中に出てくる、万年青春野郎の仲間なんだなぁ


サザンな大人たち 目次:
パーティーの翌朝
『ねえ君、ぼくは若くなったんだ』
私たちはいったい何歳なのか?
ソフィーの選択
終わらない青春
スターは年を取らない?
まだ自由を楽しみたいだけ
今、世界は「若さ」を必要としている
若々しい肉体の美しさ
未来は若者だらけ?
エリートになりたい
だれもがみんな四〇歳
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『組織変革ファシリテーター』

2006年09月26日 | 書籍・CD・DVD
組織変革ファシリテーター―「ファシリテーション能力」実践講座


前半は組織改革のなかで、ファシリテーションが果たす役割の紹介の
知識編。後半は現場で使えるファシリテーション・スキルを体系化して
解説する実践的編。

入門編の『ザ・ファシリテーター』などを読んだ後に読むのには適している。
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がばいばあちゃん

2006年09月24日 | 書籍・CD・DVD
母から「読む?」と渡された本。 島田洋七著『がばいばあちゃん』
「最近、話題の本なのよ~」と。 

島田洋七って・・・漫才の方ですよね。
漫才師は多才な人が多いんだなぁ。 折角なので読んでみました。

『がばいばあちゃん佐賀から広島へ めざせ甲子園』


昭和40年代が舞台で、洋七さんがばあちゃんの暖かく力強い言葉に支えられ、
甲子園を目指して過ごした青春時代とその後を描いた作品。 

【がばい】とは佐賀弁で「すごい」という意味とのこと。

洋七さんは8年間、佐賀のばあちゃんの所へ単独、預けられていたらしい。
物語は、そのばあちゃんの元を離れ、高校に行くために広島のかあちゃんの元へ
帰るところからはじまります。

佐賀のばあちゃんは貧乏生活だったけど、8年間、洋七さんにご飯を食べさせ育てる。
洋七さんが広島に行ってからも、ばあちゃんは彼を支え続けます。 
所々に散りばめられているばあちゃんの言葉。
時折ホロリ、読み終わった時にじ~んと来ます。

食べるものにも事欠き、生きることが精一杯だった時代。
それでも、みんなどこかあっけらかんとして、ほのぼのとしていて、
幸せで平和だったよき昭和。

月並みですが、心がポッと暖かくなり、私たちが忘れかけてるモノを
思い出させてくれる作品でした。

私も、仕事が嫌になったら、
ばあちゃんの「仕事はいいぞ。お金ももらえる最高の暇つぶしばい」って
言葉を思い出そ~っと!


同じく昭和30年代を舞台にし、大ヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』
似ています。

他人との心の繋がりが薄くなって来て、どこか他人を信用できなくなってる
こういう時代だからこその“昭和ブーム”なんだろう。

いつまで続くんだろうか?

10月スタートのNHK朝のテレビ小説も、昭和の元気系ですよね~。


こちら↓は昭和30年代の洋七さんとばあちゃんの話。
ミリオンセラーらしい。 知りませんでした。
 
『佐賀のがばいばあちゃん』

     ↑
しかも・・・・『佐賀のがばいばあちゃん』がドラマ化
ミリオンセラーを記録した島田洋七の自伝小説『佐賀のがばいばあちゃん』が、フジテレビ系でドラマ化。佐賀に預けられた少年とパワフルな祖母の、貧乏だが刺激に満ちた8年間の暮らしを描く。祖母役には泉ピン子。少年役はオーディションで選ばれる。07年1月放送。

佐賀のかばいばあちゃんHP


私は幼い頃、横浜の下町に住んでました。 
家から50Mぐらい離れたところに、祖母が一人で暮らしていました。

幼稚園の年長組のある晩、祖母の家に一人で夜道を泣きながら走って
助けを求めに行きました。

実は、母親に叱られ、裸で外に放り出されたんです
コワかったのでよ~く覚えてます。

その日、初めてポツ~んと夜一人で過ごしているおばあちゃんを見て、
私は勝手におばあちゃんは「寂しくって可哀相」と思い込んでしまいました。

そして私は次の日から、引っ越す小3の6月までの約3年半、
毎晩、夜道を走っておばあちゃんの家に泊まりに行き、朝また家に走って
家に戻る生活を続けました。 

ガキの根性ってスゴイもんで、一度、思い込むと、雨の日だろうが、
雪の日だろうが、既に疲れて寝ていようが、熱があろうが、おばあちゃんが
迷惑だろうがとにかく通い続けました。

結局、車で1時間も掛かる場所へ引っ越すことになり、
祖母の家でのお泊りは突然終わりを迎えるのですが。

引っ越す日に、子供だった私が祖母に対して感じた思が、
広島に行く日の洋七さんのばあちゃんへの思いと重なったり、
ラストの行も祖母を思い出させるもので、
今は亡き祖母を久しぶりに深く深く思い出してしまいました。
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Loose Change

2006年09月17日 | 書籍・CD・DVD
今でも、今起こっているかのように、あの日の事を鮮やかに思い起こす事ができる。
それほど衝撃的な事件だったアメリカ同時多発テロ。

NYからこれほど離れた地に居ても感じた恐怖は、あの日から5年が経った
今でも少し続いています。

最近、事件のことに口を閉ざしていた人々が、少しずつ真実や体験を
語りだしました。

あの日、墜落した4機のうち、唯一目的物に達しなかったユナイテッド93便を
題材にした映画『ユナイテッド93』も公開され、
先日9月11日には日本でもTVで多くの特集番組が組まれていました。

ネット上にも9.11関係の多くのドキュメンタリーがUPされています。

そのなかでも世界中から圧倒的なviewsを獲得している
「Loose Change 2nd Edition 」。 

ちょっと長いので見るタイミングがズレてしまいましたが、
今週は3連休なので、腰を据えて見ることに。

「あれはテロではなかった」。 
国家(アメリカ)による陰謀説の視点からディラン・エイブリー監督(22歳)が、
100万以下の制作費で作った9.11のドキュメンタリーです。

Google Video(Loose Change 2nd Edition)
1時間22分全編Freeで見ることができます。
  ↓
http://video.google.com/videoplay?docid=-5946593973848835726&hl=en

Loose Change 2nd Edition

確かにあのとき、ペンタゴンに突っ込んだアメリカン77便は解せないことが
多いと前から言われている。 他にも、考えれば「ちょっとヘン」と思う事は
いくらでもある。
もし誰かが真実を知ってることなら、いつか一般市民が知ることが出来る
日が来るかも。   公開されまで生きてるかわからないが。

真実がどうであれ、市民って本当にただの一駒に過ぎないんだって
思い知らされた。 せめて上に立つ人が優秀であって欲しい・・
と願うことしか出来ないと思うと、悲しいですな。


それから本当アメリカは「陰謀説」に事欠かないって思いました。
勿論、火がない所に煙は立たないから、何かあるのでしょうが。

そう言えば、少し前には「エイズウイルスはアメリカが研究してた
生物兵器である」というのもあったし、
 
日本にも、下山国鉄総裁の轢死事件、田中角栄のロッキード事件、
あの3億円事件にだってアメリカが関与しているという話がある。

もしかしたらすべてUSAの陰謀かも知れないし、そうじゃないかも知れない。

「真実は何処にあるんだろう?」

多くの人が関わっている大きな事件には、いつでも色々な見方がある・・・。
何が正しくて何が間違っているのかの区別はとても難しい。 

でも確実に、この世界のどこかに「真実」を知っている一握りの人たちが存在する。
同じ人間の誰かが知っているであろう「大それた真実」。

なんだか、ただの駒だとしても、こんな「真実」を一般公開前に知るような
立場でない、一市民の自分を幸福に思ってしまいました。 


ところで「真実」と「真理」の意味の違いですが、
どっかの誰かが既に知っているであろうこと=「真実」
人間の力では知りえないこと=「真理」って感じですか?

リーマン予想とか宇宙の果てとかすごっく知りたい

↑これって、真実?それとも真理? 
例えばアプローチの仕方によって、真実にも真理にもなるのかな・・・?  
よく分からないコトばかりだわ。
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独身王子さま

2006年09月16日 | 書籍・CD・DVD
同僚から借りて読みました。 牛窪惠著『独身王子に聞け!』

結婚するまでの数年間を自由に楽しむ男性を「独身貴族」とか
言った時代もあった。

数年前は「負け犬」、「お一人さま」とか女性のマーケットに関する書籍が
多かったけど、今は「独身王子」ですか・・・。

そう言えば、今年の7月にスタートした、阿部寛主演のフジ系TVドラマ
「結婚できない男」も、結構ヒットしているそうだし。

何か、ネタになるかもと思い読むことに。

独身王子に聞け!―30代・40代独身男性のこだわり消費を読む


可処分所得は高く、自由時間はすべて自分のために使う独身王子たち。

■モテ系  
モテの小技で女性を酔わせる「ちょいモテ」王子
『レオン』でちょいモテを学ぶ

■ナルシー系
若さと健康に磨きをかける「イケメン」王子
シセイドウメンでお肌を磨く

■やんちゃ系
少年のような瞳と心を忘れない「おちゃめ」王子
「ガンプラ」にハマり、大人買いをする

■デキる系 
キャリアとマネーに貪欲な「ヒルズ寄り」王子
伊勢丹メンズ館で「武装」する

■スロー系 
あくせく働くより豊かな人生を目指す「ロハス」王子
愛犬と外房に移り住み「ロハス」にはまる

の5つに分類できるらしい。

特に面白い!!と思ったのは、なんたってデキる系王子。
彼らの憧れのビジネスマン像は、

●ちゃんと結婚して子供がいる
●定職(正社員)に就いている
●相応のスーツや靴を身に着けている
そして、●夜はWBSを見、朝は日経新聞を読む

よく見る番組は?よく読む新聞は?の質問に
彼らの70%がWBSと日経新聞と回答するらしい。

しかし、そんな彼ら、よくよく聞いてみると、WBSにどんなコーナーが
あるかも知らず、日経新聞も15分程度の流し読みだとか。

それが「憧れの像」なのだ。日経新聞ってマーケティング上手いな~。

日経新聞、毎朝、見るならともかく、しっかり読むなんて・・・
相当早起きするか、遠方から通勤しないと難しい。

私なんて、日経MJだけしか取ってないが、それでも持て余す


まぁ、この分類で行ったら、うちはなんたって「やんちゃ系」大好き
「スロー系」もちょっといいかも。
う~ん。本当、何かにハマッてる男性はいいものですよ。
いつもお世話になっています
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