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kill two birds with one stone で 目指せ 健康生活!

一石二鳥の人生を!と思いつつ、どうも無駄が多い人間の日々の出来事。食生活・体質改善に励んでます。

リーダーシップの旅 - 見えないものを見る

2007年03月22日 | 書籍・CD・DVD
つまらないちょっとおセンチな話で失礼。

私は大きなモノを決めたり行動に移したりするのに異常に時間がかかる。
本当に自分は正しいのか?と問い続け、結局動け仕舞いだったことも多々ある。

昨日まで悩みを話していた友人が、次の日、突然軽やかに次のステップを踏み出すのを目の当たりにする度、その行動力がうらやましく思え、それに比べ、いつまでもそこの場所に留まってしまう自分に、なんとも歯がゆい思いをしたことも数知れず。

そして例によってこの2年ぐらいあることが頭を離れませんでした。

この件に関しては、もっと、もっと以前から頭の中にあったのか知れないが、特にこの2年ぐらい「具体的に自分を囚えているモノは何なのか?」を考える機会が増えて来ていました。

最初は、漠然としていたモノが・・・でも少しずつ具体的になって来て、この半年ぐらいは頭の中のモヤモヤが、なんとな~く晴れて行きそうな感触をい得ていました。

そんな折、先日、何も考えず雑誌を買う感覚で手に取った新書『リーダーシップの旅 見えないものを見る』野田 智義 (著), 金井 壽宏 (著) 。

この本を読んでいて、この2年間考えたコトを解決に向わせるための道筋を与えられたような気持ちになりました。

本の内容は見方によっちゃ~頭のいい人たちのタダの理想論かもしれない。

でも今の自分にしっくり来る哲学書に出会った気持ち。なんか泣けちゃった。
(別にリーダーになりたかった・・・ってコトではないんですよ


何かを悩んでいて、それが吹っ切れる瞬間と同時に、見ていた風景、出会った絵画、聴いていた音楽、佇んでいた街角、一緒にいた人・・・。

そんなモノはもしかしたらただの偶然、自分の思い込みなのかも知れないけど、「そのものによって目を開かされたような感覚」を久しぶりに体感しました。


リーダーシップの旅 見えないものを見る
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女性の品格

2007年03月20日 | 書籍・CD・DVD
最近よく耳にする「品格」という言葉。
ライブドアの事件の頃から特に耳にするようになった。


男性女性かかわらず、
第一印象で「品があるな・・・」と思う人に出会う事がある。

立居振る舞い、しゃべり方、まわりの空気を読める・・などなどは勿論のこと、
内面からにじみ出る「ものの考え方」に品を感じる人に出会うと、

どうやって育って、どんな経験をすれば、こうなるのだ
品格がない私は興味津々、思わず根掘り葉掘り聞きたくなります。

ものの考え方に品があるからトータルで品がある。
そんな素敵な人に自分もそうなれたらいいなぁと思わずにはいられません。

最近の「品格」ビーム、書店でも「品格」本が平積になっています。
私は『女性の品格』坂東 眞理子 (著) を読んでみました。

第1章 マナーと品格
第2章 品格のある言葉と話し方
第3章 品格ある装い
第4章 品格のある暮らし
第5章 品格ある人間関係
第6章 品格のある行動
第7章 品格のある生き方

の全7章。 
そのなかに66のアドバイスが詰まっています。
なんとも耳が痛い 


女性の品格
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プレゼン資料作成の参考

2007年03月01日 | 書籍・CD・DVD
GMSのBUPで、「いいプレゼン資料を作るためには、
いいプレゼン資料をたくさん見る必要がある。」と習った。

レパートリーがせいぜい棒・円・折線グラフぐらいの私には、
グラフひとつ作るにしたって、結局どんなグラフがその数字をあらわすのに
適してるかを見たことがなければ、いいグラフを作ることは出来ない。

その通りだと最近痛感しています。
「人に行動をさせる」ような魅力的なスライドを作るのって至難の業・・・。
私、センスないわ~。

その授業のときに、先生から参考文献として紹介された本。

マッキンゼー流図解の技術


コンサルタントであれば、一度は目を通したことがあるだろう、
「バイブルのような本」らしい。

『魅力的で印象的なプレゼンテーションをするための、
ステップ・バイ・ステップ方式で書かれたガイド』だそうです。

↓こちらは実践編らしい。
マッキンゼー流 図解の技術 ワークブック



クラスのテキストになってるのは『パワー・プレゼンテーション』
こちらは、どのような流れでスライドを作るかを解説しています。

今はこちらを読み理解してクラスについていくのが精一杯。

なのでその他の参考文献は購入の予定はないけど、
もう少し「プレゼントは何ぞや」がわかったら、是非、
『図解の技術』も読んでみようと思っています。






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「ニッポン社会」入門

2007年02月26日 | 書籍・CD・DVD
「ニッポン社会」入門。 

日本に住むイギリス人の目から見た日本社会のいいところ、ヘンなところ、
ガイジンでいること・・・などを、日本人で日本に住んでいると、
まったく気がつかない視点から面白おかしく書いてあります。

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

コリン ジョイス (著), 谷岡 健彦 (翻訳)
著者は14年間日本に暮らす、英紙『デイリー・テレグラフ』東京特派員。

長年、日本に暮らす外国人の方が、日本人より日本を深く知り、
いいところも、悪いところも含め、日本を好きになってくれるのは、
とてもうれしいことです。

まさかこれを日本語で書いたの!?と思ったが、訳者がついていてホッとした

実はこの本はうちの会社のイギリス人Jに読ませようと思って購入しました。

彼はいつも「こんな日本から早く脱出したいよ~」と言っているので、
この本を読んで少しは考えを改めよと思ったわけです。

そんな彼は日本人より日本語が出来る。
ちょっと前に流行ったジャストシステムの日本語テストも、
社内で試した人間の内3位に食い込んでいた。 

も~ちろん私よりもいい点数だった。

時々、日本人の誰~も分からないような日本語の質問をして来て、
誰も答えられないと、一人で嬉しそうにニヤニヤしている。

答えを教えろと言うと
「そんなの自分で調べなよ。日本人でしょ~」と言ってサッサとどっかに行ってしまう。

そんなイヤミナ彼にぜひこの本を読んで、もっと日本と日本人を愛しなさい
と言ってやるつもりだった。

でも「訳者あとがき」の中に、
『コリンが日本に対する愛着を口にするのはほとんど聞いたことがない(不満を耳にしたことは何度かあるが)。彼が・・・・これほど日本文化に精通していようとは夢にも思わなかったのである。』と書いてあり、

日本語テストで私よりいい点数(私と比べるなぞハードルは低いが・・・)を
とるぐらいなのだから、Jも日本を愛してやまないのだろうと勝手に思い直し、
この本をワザワザ読ませる必要もないという結論に至ったのでした。


ところで最近、新書ブームだという記事を見かけた。

確かに前は新書と言えば何か調べ物をする時に購入するぐらいだったが、
最近は、週刊誌を買う感覚で購入することが多い。

数多い新書をネットで探せる新書マップなんてものもあって便利。

大手出版社も続々新書市場に参入してきているし、もっとたくさん、
軽くって面白い新書が出てくると思うと楽しみです。
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ザ・ホワイトハウス

2007年02月03日 | 書籍・CD・DVD
以前、会社で「使える英語教材」だと話題になった
海外ドラマ『ザ・ホワイトハウス 』(原題『The West Wing』)。

今日、見はじめました。

このドラマは1999年に米NBCで放送が開始され、2006年5月に
シリーズがすべて終了したそうです。 なんと7年も続いたドラマです。

原題の「The West Wing」とは大統領官邸ホワイト・ハウスの大統領執務室が
ある場所で、そこに大統領をサポートする側近達が毎日忙しく働いています。

このドラマは、そのウェスト・ウイングを舞台に日々繰り広げられる、
大統領側近たちを中心とした政治ドラマです。

シーズン1から最終シーズン7まで7年連続でエミー賞の作品賞に
ノミネートされ、5年連続でエミー賞を獲得したそうです。


昼間から第1話「大統領と側近たち」を3回見ました。

日本語字幕で観ても他の事しながらだと、まったく話の内容をつかめません 
3回目でやっとなんとなくわかって来た。

洪水のようなセリフの量です・・・。

昨日、会社のイギリス人とこのドラマの話をしていたら、
「あれちょっと難しくない」と・・・
(多分、私のレベルじゃ難しい・・という意味なんだろうが)

イギリス人でもそう思うぐらいだから、あっしにはかなり手強いワケだ。

あまりにも台詞が多くてしゃべりのスピードが早いので、
スクリプトブックも買ってしまいました。

The West Wing Script Book: Script Book (Newmarket Shooting Script)

The West Wing Seasons 3 & 4: The Shooting Scripts: Eight Teleplays by Aaron Sorkin (Newmarket Shooting Script)

■スクリプト集
http://communicationsoffice.tripod.com/index1.html
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不都合な真実 ANINCONVENIENT TRUTH

2007年01月29日 | 書籍・CD・DVD
『不都合な真』著者:アル・ゴア

地球温暖化問題を扱った大ヒットドキュメンタリー映画『不都合な真実』
本書はそのドキュメンタリー映画の書籍版です。

映画は観に行っていませんが、本屋で平積になってる書籍版を見て
パラパラとめくってるうちに「これは購入せずには帰れない!」と

不都合な真実

思わず購入してしまいました。


著者は2000年の米国大統領選挙でブッシュさんに負けたあの元アメリカ副大統領
ゴアさんです。 そのゴアさんが精力的に活動しているのは地球温暖化問題。

その温暖化問題に関するゴアさんの講演を中心にまとめたドキュメンタリー映画
『不都合な真実』は、2006年5月にアメリカで公開され大ヒットしたらしい。
今年1月20日から日本でも公開中。

本書はゴアさんの温暖化問題の講演スライドをまとめたかたちになっています。

読ませるのではなく、視覚に訴える写真やグラブ、短いキャッチなどが
多く使用されていて、難しい問題にも入りやすくなっています。

地球温暖化については、いろいろな考え方があるので賛否両論だと思うが、
少なくとも「地球の何かがヘンかも?」と思う切欠になる本だと思います。

ゴアさんの家族の話が出てきて、ちょっと感傷的?なイメージもありますが、
そのエピソードがあることでより一般に訴える力が増しているんだと思います。

温暖化問題に対して、自分は何も出来ないかも知れない。

でもまず知って、深く調べて、「果たして自分に何が出来るのだろう?」と
一人一人がただそう考えるだけでも世界は随分変わってくるのでしょう。

とりあえず・・・こまめに電気を消そう~っと。

ANINCONVENIENT TRUTH
■『地球の掟―文明と環境のバランスを求めて』著者:アル・ゴア 1992年のベストセラー

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英語教材に使える海外ドラマ

2007年01月19日 | 書籍・CD・DVD
今日、会社で話題に上がった、海外ドラマの『ザ・ホワイトハウス 』。

ベルリッツの先生によれば、英語の教材としてかなりいいらしい。

なぜかと言うと、ホワイトハウスが舞台なだけあり、洗練された英語で台詞が
構成されていることがまず1つ。 そして、情報が様々な人々の間を徐々に
伝わっていくような場面が多いので、同じ意味なのに、文法や使っている単語が
置き換えられているセンテンスがたくさん出てくること・・らしい。


そこでAMAZONでチェックしてみたところ¥ 2,615 (税込)で売られている。

シーズン1と2に関しては、ソフトパック?なるものが出ていて、
コレクターBOXの半額で変えてしまいいます。

1話約200円って安すぎない~? 思わずシーズン1と2をまとめ買いしました。 


オキーフの恋人 オズワルドの追憶

2006年12月30日 | 書籍・CD・DVD
『オキーフの恋人 オズワルドの追憶』辻 仁成著を読む。
上・下巻あわせて1千頁を超える大作です。

辻 仁成さんの小説を読むのははじめて。
メディアに結構出ているが、なんだかあまり好きなタイプの人ではなかった
今回、本屋で偶然この本を見かけ、タイトルに引かれて読んでみることに。

オキーフは私も一時時期ハマったアーティスト。
彼女の名前が小説のタイトルになっているのが気になった。

物語上、現実世界『オキーフの恋人』(?)に存在する作家 高坂譲が
連載している小説が『オズワルドの追憶』。

村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のように、
二つの物語がパラレルで展開します。


作家 高坂讓が代理人に失踪後も送り続ける連載小説『オズワルドの追憶』。
この小説は奇妙な連続殺人事件に巻き込まれる元サラリーマンの探偵
夢窓賢治の苦悩と悪夢が描かれていた。

高坂は幼い頃虐待された過去があり、何らかの理由で失踪中。 
高坂の小説の編集担当者 小林は、高坂の代理人で美貌のカウンセラー 
盲目の榛名潤子に頼まれ、失踪中の高坂を探すことになる。

その小林もまたインナーチャイルド「オキーフ」の出現に悩まされる
幼い頃受けた虐待からの「サバイバー」であった。

物語が進むにつれ2つの異なる世界がシンクロして行く。
ゴチャゴチャ感はありますが、話もなかなか面白くって一気に読めます。


しかし、『オキーフの恋人』と『オズワールドの追憶』のテンションが、
特に前半、違いすぎて違和感がある。

『オキーフの恋人』内で描写されている“高坂”の描く小説が
この『オズワールドの追憶』って・・・
暗い過去を持つ人間が書く小説にしてはノリが軽すぎるかなと。

「この話は交互になっている必要があるのかな?」と章が変わるたびに
思ってしまい、話にのめり込みそうになるのを阻止された。

最終的に、2つの話の混ざり合い具合がよく分からなかった。
手法や装丁が似ているので「村上春樹の小説のようかな?」と思って読むと、
あまり読後に感想も印象もあまり残らず、ちょっと拍子抜けするかもしれません。


なんでも『オズワールドの追憶』は、週刊ポストに1998年43号から68回まで
連載されていた同著者の『探偵』をベースにしているそうだ。

それに大幅に加筆したものとのこと。 そうだったのか。 
あまり2つの話がしっくり絡み合わないなぁと思っていましたが、納得。

ところで、辻 仁成さんは「つじ ひとなり」という名前かと思っていたら、
同僚に「"つじ じんせい"って言うんじゃないの?」と言われ、

今回はじめて、歌手・映画監督の場合「つじ じんせい」、
作家の場合は本名の「つじ ひとなり」と使い分けていることを知った。

元ロックバンド・・・とは聞いたことがあったがエコーズだったのか。
私は本当に無知だわ。


■オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈上〉


■オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈下〉


Georgia O'Keeffe Museum

■ジョージア・オキーフ―崇高なるアメリカ精神の肖像
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匂いの帝王

2006年12月13日 | 書籍・CD・DVD
匂いの帝王

匂いの帝王 (単行本)
チャンドラー バール (著), 金子 浩 (翻訳)

実在の人物ルカ・トゥリン、彼はパトリック・ジュースキントの小説『Perfume』
『香水―ある人殺しの物語』)の主人公にたとえられて来た。

彼は人間の鼻の機能を研究し異色の仮説を立てた。

ビックボーイといわれる数社が世界中の「香」を牛耳る世界。
その秘密主義体質の香水企業の研究室にまで自由に出入りした研究者、
ルカ・トゥリンの挑戦を4年間にわたって記録したノンフィクション。

ちなみに、2004年にアメリカの研究者リンダ・バック氏と
リチャード・アクセル氏が鼻が匂いを察知する仕組みとして
「受動体説」でノーベル生理医学賞を受賞している。
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月の扉

2006年12月12日 | 書籍・CD・DVD
文庫になったので読んでみました。 『月の扉』石持 浅海著

2004年の「このミス」8位、「本格ミステリ」3位
帯に「かつてこんなに美しいミステリーがあっただろうか。」という
宣伝文句・・・これにもちょっと引かれて購入。

月の扉

沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。
キャンプ仲間の犯行グループ3人の要求は、警察に拘束されている
彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」だった。

通常じゃとっても考えられない、警察の「師匠」拘束の理由、犯人の
ハイジャックの動機、密室で起こる殺人の犯人の動機、突然物語の
重要人物になるただの乗客「座間味くん」の登場、物語の結末と、
全てが???マークなんですが一気に読んでしまえることは確かです。

どっちかと言うとファンタジーかも。
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心にナイフをしのばせて

2006年12月11日 | 書籍・CD・DVD
「この本を読んで深く考え込んでしまった」と言う人の勧めで
『心にナイフをしのばせて』(奥野 修司著)を読みました。

1969年に神奈川のサレジオ高校で起こった殺人事件の被害者家族と
加害者少年Aのその後を追ったルポルタージュです。

『心にナイフをしのばせて』

この事件は「男子高校生が同級生から刺されて殺され、頭部を切断された」
というもので、神戸で「酒鬼薔薇」事件が起こる28年前の出来事だそうだ。

さすがに私の記憶にはない。

著者はこのルポを書いた理由を
「神戸の事件が起きたとき、あの事件そのものを取材しても何も分からないだろう、
それより昔似たような事件が起きていたなら、そちらを調べた方が『酒鬼薔薇』
少年に迫れるのではないかと考えた」と語っています。

当初、「加害者少年Aのその後」として雑誌で記事が発表されたそうです。

しかし本書は、「何年にもわたって記憶を失ってしまうほどの衝撃」に襲われ、
「事件」に囚われ続け、30年経った今でさえ癒される事のない苦しみを
背負って生きる被害者家族である母親と妹への数年にわたるインタビューや
取材通じて分かってきた、被害者家族の苦悩をまとめたものになっています。

「加害者少年Aのその後」は、後ろの方の章で23ページ程度にまとめられています。


被害者家族の深い悲しみや憤りが綴られており、胸が詰まる思いでした。
しかし実際に被害に遭っていない自分には、被害者家族の本当の気持ちを
分かることは出来ないのでしょう。

この本を読みながら思ったことは、自分や自分に深く係わる人たちが、
加害者にならないために、如何に生きていくべきなのか?という事です。

(何が正常で、何が異常なのかはよく分かりませんが・・)
通常人間は「常識の範囲以内」に納まって生活をしています。

時々「なぜみんな“正常”でいられるのだろう?」と疑問に思うことがあります。

人間はそれぞれレベルの差はあれど“狂気”を内に秘めているものだと思います。
ただ、理性でそれを押さえて生きているんでは・・・。

他人から見れば他愛もないことだったりするのかもしれませんが。

その“狂気”を爆発させ、他人を傷つけ、その周りの人々まで不幸にして
いい権利は、多分、誰にもないと思う。

最近、いじめ問題も話題になっていますが、まだ真っ白な子供の頃に
芽生えた“無邪気な狂気”は、大人たちがアンテナを高くし、
早いうちに正常な道筋を示してあげる必要が重要なんだろう。

指針を示すべき大人が「正常な道筋」を穿き違えていたら悲劇ですが・・・。

自分や周りについて、いろいろ考える機会をくれた1冊でした。

加害者少年Aの精神鑑定書
Youtube『心にナイフをしのばせて』
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『新・自分を磨く方法』 弱ってる? 

2006年12月09日 | 書籍・CD・DVD
今日は雨の中、自由が丘へ。 寒かった。

毎度のコースで予定をこなした後、不二家書店で書籍を1冊購入し、
その本を読みながら朝日屋で大天盛を食べ、ドトールでコーヒーを飲み、

インナーでも見に行こうかな・・・と横断歩道を渡ってメルサへ。

結局、気に入る服はなく、そのままブックファーストで再び本を物色。

今日は調子よく読みたい本がすぐに4冊見つかる。
そして最後に人気新刊コーナーへ。

そこで目に付いた本

十年かけても身につけて欲しい 成長の黄金律
『新自分を磨く方法』
スティービー・クレオ・ダービック 著, 干場 弓子 翻訳

タイトルからもわかるとおり啓蒙書だ。手にとってザッザ~っと見る。

「こんなの分かり切ったことなんだよね~ 出来たら世話ないわ・・」と本を閉じ、
また別の棚へ・・・ でもどうしても新刊コーナーへ足が向き、
気づくとこの『新自分を磨く方法』を手に取っている。

いかんお金の無駄だと思いながらも、
立ち読みしちゃうだけの時間はないし~結局購入してしまった。

どうも『自分を磨く方法』アレクサンダー・ロックハート著, 弓場 隆 翻訳,
という本があり、その第2弾らしい。

第1弾が売れたらしくその2匹目のどじょう本のようだ。

う~ん。はめられた。 判断力が鈍ってる・・・弱っているんだ

全142ページで50章からなっています。1章ごとにテーマがあり
短い文章が綴られている。時にはその章にあった著名人の言葉が記載されています。

帰りの電車でちょちょっと読み終わってしまう本。

しかし、不覚にもいくつかの箇所で涙が出てしまった。

これは相当、精神的にも身体的にも弱ってるらしい。 
きっと2006年も何事もなく終わってしまうから感傷的になってるのだ・・・。

あ~、今年も人間として大した成長もできないまま終わってしまうのね

~~~~以下、抜粋~~~~~

自分の考えに気をつけよう。それは言葉になる。
自分の言葉に気をつけよう。それは行動になる。
自分の行動に気をつけよう。それは習慣になる。
自分の習慣に気をつけよう。それは人格になる。
自分の人格に気をつけよう。それは運命になる。
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容疑者Xの献身

2006年11月29日 | 書籍・CD・DVD
直木賞受賞の『容疑者Xの献身』(東野 圭吾著)を読みました。

数学だけが生きがいの男が人生の意味を見失いかけていた時に出合った
美しい親子。

数学の問題を解く美しさとその親子の美しさに共通点を見出し、彼の人生が
一変する。  その美しい親子を守るために彼は完璧な犯罪トリックを考える。 

容疑者Xの献身

相変わらずの読みやすい文章で一気に読めます。
著者も理系出身だから、文章の組み立て方が上手いのかな。

主な登場人物は1人の「超理系人間」と1人の「ちょっと文系の気持ちも分かる
理系人間」と、3人の「完璧文系(・・・多分)人間」。

理系人間と文系人間の絡み合った物語に相応しい結末でした。

この登場人物が全て理系人間、もしくは1人以外、全員理系人間だったとしたら、
話の展開は全然違うものになっているんだろうな・・・

起こったことが一緒だったとしても、まったく違う物語になってるはず。

全員が文系人間だったら、すぐにボロが出ちゃうかも


文系人間の私は、理系人間に憧れがある。

自分が思いつかないような観点でモノを見ている人が、自分と同じモノを
見たとき、どのように考えるかにとっても興味があからです。

どのようにモノを捕らえ、考え、理解し納得たモノとして処理するんだろう。

父親の影響も大きいのかもな・・・。
彼は理系出身だが、子供の頃から今に至るまで、彼の心の揺れをキャッチ
出来たことがない。

なんとなく繊細な人間であることは感じではいるが、
決定打として「そっ!分かる」と思えたことが一度もない。
このまま理解できないままなのか・・・と思うとちょっと寂しい気もします。
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9.11米国陰謀説 『Loose Change』日本語版

2006年11月28日 | 書籍・CD・DVD
「9.11はアメリカの陰謀」であるとし、世界中から数千万人という
圧倒的なviewsを獲得したドキュメンタリー「Loose Change 2nd Edition」
日本語吹替版がWebにUPされたようです。

いろいろな見方があるよね。
なにが正しいかなんてきっとわからないんだろうなぁ。

日本語版へのアクセスは「ヒロさんの日記」↓にまとまっています。
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1531189
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香水 (パフューム) - ある人殺しの物語

2006年11月18日 | 書籍・CD・DVD
薦められるままに読んだ本。
香水―ある人殺しの物語
パトリック ジュースキント, Patrick S¨uskind, 著、池内 紀訳

80年代ドイツ最大のベストセラーだそうです。
(87年世界幻想文学大賞受賞作品)
世界45カ国、累計1500万部の最大級のヒット小説なのだそうだ。

舞台は18世紀のフランス。
まったく体臭がない醜い男ジャン=パティスト・グルヌイユ。
彼は、彼が創り出す「香水」によって、何者にもでもなれる。

驚異的な嗅覚を持ち、匂いのみを愛し、
すべての匂いを手に入れようとする天才香水調合師の話。

ある日偶然に出合った処女の香に魅せられ、
その香を手に入れるために、殺人を犯すようになり、それがパリ中を恐怖に
陥らせる連続殺人へとなって行く。

読んでいるだけなのに、パリの街角や、そこに住む人々の体臭、
食べ物、腐った魚、さまざまな匂いを感じてしまうほどの表現力に
久々に読むのを止めることが難しい小説でした。

一緒に薦められた『匂いの帝王』 チャンドラー・バール著を読み始めました。

人間の嗅覚の仕組みを解き明かそうとするルカ・トゥリンの挑戦を
4年間にわたって記録したノン・フィクションです。
彼は、『香水―ある人殺しの物語』の主人公にも例えられて来た科学者だそう。

まだ、読み出したばかりですが、ヨーロッパの由緒ある香水には、
必ず成分として、嫌な臭い成分が調合されている・・・らしい。

その臭いが香水に奥深さを出すんだって。

う~ん。
確かに臭いがキツイモノは食べ物でもコクがあって癖になるもんなぁ。


ところで、この『香水―ある人殺しの物語』今年の9月に映画化され
ヨーロッパでは公開中。 年内にアメリカでも公開予定で、
既にアカデミー賞の有力候補だとか・・・。

日本では2007年03月に公開だそうです。
公式HP→http://perfume.gyao.jp/

映画のタイトルは
「パフューム ある人殺しの物語(PERFUME: THE STORY OF A MURDERER )」
監督はドイツのトム・ティクヴァ氏
主演は無名の俳優から大抜擢のベン・ウィショー氏とのことです。

なんでもスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシがこの作品の
映画化権を争奪しあったらしいです。

小説が面白かっただけに、映画を観るのは怖いな・・・。

匂いは目に見えないし、どうやって表現するのでしょうか。
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