土の上にも三年

農への道

需要と供給?供給と需要?

2011-04-10 16:44:28 | とんでも日記(社会系)
都知事選いってきました。

これから元同僚の家に遊びに行ってくるのですが、結局都知事選の争点って…みたいな感触が否めなかったですねぇ。

直近に起きた問題を「問題だ問題だ」って、それは分かったからもっとマクロな視点で日本これからどうなるの?が聞きたいんだけど。

個別に調べれば展望も書いてあったりしますが、ボクが言いたいのは、有権者に占める「マスコミ投票率」です。

東電のマスコミ投票率にやられて原発放置したのに、先の民主党大勝利でマスコミ投票率にやられたのに、またしてもマスコミ投票率にやられるのですかね。

まぁ造語です。

政治が、ウィンドウショッピング的な華やかさを売りにして、それを見た買い物客が「その瞬間に必要なもの」を買うとしたら、

それは一様に流れて水に群がる買い物客と同じなわけでして、逆にそういう時こそ、

「いまそこに並ぶことが世の中にどういう影響を与えて、それが国にとってこういう結果を招きかねないから、買い漁りに走るのはやめましょう」

ってやるのが政治だったりマスコミだったりするんだと思うんです。


今回、「行き過ぎた自粛はやめよう」って総理が発言し出しましたが、世論(需要)から先に生まれた供給ですよね。

それを、さも「民意を反映しました(キリッ)」みたいにやられても興醒めなんです、ボクは。

後付け政治だったら、東電があと出しで会見するのと何にも変わらない気がします。

今回「も」思うのは、国民が、

「選択させられた事実と選択していない現実を、マスコミの雰囲気作りですり替えられて、それに政治が便乗している構図に、みんな【ほら、ボクらの選択が政治に反映されるよ!】って納得している」

んじゃないかな、と。

ボクにはいまだに70%以上が民主党を支持したことが信じられないんです。

選択する人が多くなるのはいいし、選択自体が間違っていると言いたいのではなくて、

「なんで水に並ぶの?」

と同じ気持ちです。

それを本当に必要としている人がいるのに、そんなに必要としていない人まで並んだから、70%以上の支持になったんですよ。

んなもんだから、どんな政党が勝っても支持率20%を簡単に割り込むんだと思います。

そして需要(=マスコミの供給)に怯えた政治家が、みんなして同じ商品を並べるんです。

「うちにも水あるよ!」「うちも用意したよ!」「うちだって!」

すると当然、水が余りだし、ひそかに何かが足りなくなる。

気付いた時にはまたパニックでして、あわてて商品を総入れ換えして「自粛しすぎはやめましょう(キリッ)」

もうアホかと(笑)

だから選択する側は、自衛手段しないといけないです。

そこで必要な考え方は、「大きな流れが正しいとは限らない」かな?と。


今のところは単なる少数派を維持することで、全体主義的な流れに流されないようにするのが関の山なんですけどね。

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