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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

イギリス対イラン、非難の応酬 (毎日新聞、IRIBラジオ、BBC)

2005-10-07 14:05:46 | 中東関連
ブレア首相は、イランがイラクにおける英軍への爆弾攻撃に関与しているとの「情報」があるとして、イランを非難した。 (BBCのサイトから)

5日には英政府高官が「イラン革命防衛隊がイラクの武装勢力に技術提供している」とイランを非難しており、英イラン関係が緊張するのは避けられない。英仏独とイランの核開発問題の交渉にも影響しそうだ。
タラバニ・イラク大統領との会談後に記者会見したブレア首相は「イラク駐留の英米軍に用いられた爆発物はイラン部隊か(イスラム教シーア派武装組織)ヒズボラからもたらされた」と述べた。その上で「国連決議で駐留している我々への攻撃は許されない」と非難した。 (毎日新聞のサイトから)

イラン外務省は、イラク南部におけるイギリス兵への攻撃と武器の密輸に、イランが関与しているとしたイギリスの主張は、全くのでたらめである、としています。
イラン外務省のアーセフィー報道官は、5日水曜、「イラクにおけるイギリスの干渉という不名誉が明らかになったことで、イギリスは、デマを流すという手段に訴えている」と語りました。 (IRIBラジオから)

イランが隣国イラクの情勢に関して傍観者を決め込むはずは無い。水面下でいろいろな活動が行われていることは確かなことだろう。一方のイギリスにしても、アメリカにしても、イランをかつてのように飼い慣らしておきたいという欲求は強い。何かことが起きれば一気に紛争へと発展しかねない緊張をどのように解いていくのか? 今のところ落としどころは見つからない。

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