女性専用車両のナゾ

最近（いや結構前かも）最寄駅でも、
いよいよ女性専用車両が走るようになりました。

とは言っても、朝の数時間限定とのことで
駅員さんが立て看板を持って誘導していたりしています。

多分、まだまだ周知が行き届いていないのかもしれません。
そんな中、女性専用車両の位置が、変更になったのです。

変更になった位置が、ちょうどいつも乗車する位置だったので、
女性専用車両を利用することもしばしばなのですが…。

最近ふと、車内を見回すと。

明らかに、女性ではない方がちらほら、
フツーに座っています。

若いお兄ちゃんだったり、おじいちゃんだったり…。

正直「ゆ、勇気あるなぁ…」って感じです。（苦笑）


それからこれは、つい先日の事。
日中電車に乗っていたら、
見ず知らずの年配のご婦人に声をかけられたんです。
「この車両は、女性専用車両なの？！」と。

乗っていた車両は、女性専用車両のマークがベタベタ貼られてはいましたが、
時間帯が違うので、普通の車両として稼動していました。

その事を彼女に説明すると、
何故だかひどく安心したご様子で、
「助かったわ！！」と笑顔になりました。
そしてその後、いかに自分が女性専用車両を避けてきたか
という事について、ご親切にも私に聞かせてくれました。
（私この時、イヤホンしていたのですが、彼女の話が止まらないので
　仕方なくイヤホンを外すことに…。
「あら、わざわざ御免なさいね～」と彼女。
　その後１０分近くお話を聞くことに。。。何やってるんだろう私）

……。

彼女の話を要約すると、つまり
「女性専用車両は、若い女性が利用するものであって、
　私みたいなおばあちゃんが乗ったら、奇異な目で見られる
（もしくは若い女性に囲まれる）に違いない！！」という事らしい。

それで、いつもこの電車の女性専用車両は何号車と記憶していて
敢えてそこを避け、ある時は小走りをしてでも
絶対に普通車両に乗っていたらしいのだ。

…ほぉ。
そこまでして女性専用車両を意識しているとは、ご苦労なことです。
確かに、私も女性専用車両の可否については、
色々と思う所が無いことはないが、
たまたまそこが女性専用車両だったら、きっと乗っちゃうだろうなぁ…。
（実際に乗ってるし）

そこまで意識するご婦人がいる傍らで、
全く無頓着（か意図的なのかは知りませんが）なおじ様方が
女性専用車両で競馬新聞広げてたりする。…なんか複雑だなぁ。


だけど何より、先ほどのご婦人が
「若い女性じゃないと、なんだか乗っちゃいけない気分になるのよ。…ねぇ」
と私に同意を求めていたけれど…

それって、私を「同類（＝若い娘っこではない）」
という目で見てたってことなのよね…

…くうぅぅ