最近読んだ本(先月)
『屍人荘の殺人』
今村昌弘/著 東京創元社
※ネタバレしないよう書くつもりですが、内容には触れますのでご注意ください。というか読む予定のある方は読まないで読んでから読んでください(クドい書き方
)ネタバレに近いです
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館ものなんだな、と思って読みました(先入観で読んだのも悪いと思っています)
・・ゾンビ、が出てきます(あれ?ファンタジー?)
・・・私は、ゾンビをよく知らなくて、何となくですが死者が生き返るのがゾンビなのかな、と思っていました。
しかしこの本に登場するのは生きている人間が薬品かなんかでゾンビになってしまったらしい(バイオテロ)。しかもゾンビになると知能も低下するらしい。バリケードがあるだけですぐには2階に上がって来れないらしいーー
館もの=推理ものとばかり思って読み進めていたので、ゾンビの登場に心が奪われてしまいました。私が知らないだけで、世の中ゾンビがそんなにポピュラーなのかとゾンビの生態も調べてしまいました
いやーー・・斬新だった!私は心のどこかで「きっとゾンビは大掛かりなドッキリで、主人公的な探偵も実は颯爽と舞い戻ってくる筈!」と思っていたのですが。
ちゃんと犯人(殺人の)もトリックもありました。ただ動機は、私は共感出来なかったかなぁ(直前まで違う人犯人と思っていました)。
この感想文載せようかどうしようか迷ったのですが、1ヶ月たった今尚色褪せない衝撃さはやはり凄いのかも・・と思い書いてみました。
賞も取られていて、まだ一作目なのですね。次作も読んでみたいです