職場には本好きの方が割といらっしゃるので、色々な本を紹介してもらっています。
・・・先日教えてもらった絵本(お家で犬を飼っておられる方より)
『ハルの日』
文・渡辺 眞子 絵・どい かや
復刊ドットコム
本を渡された時、浮かない顔をされていたので、ある程度覚悟して読んだのですが・・・予感的中。切ないを通り越して憤り(そして涙)。
どうして、どうしてそんなことができるのでしょう?何故飼った?何故子どもが拾った時に飼うことを許した?
人間といる楽しさを味わった後にこの仕打ち。残酷すぎる。本当にいるのだろうか?フィクションと思いたい。
絵がどいかやさんということで、可愛いのが余計切ない。飼い主の顔も、優しそうなのが更に。
この絵本で一番印象に残ったページは、係の人(施設の職員)から頭を撫でられているハルの顔。
ハルは ひとが すきなのです
なによりも こころから
(『ハルの日』P21 より)
残念ながらこのようなことがフィクションでないことがあとがき(Message)にも書かれています。
尚、この絵本は復刊ドットコムから出版されていますが、新刊のようです。本屋さんでも売っているかな?興味のある方は、是非。