京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

少年時代

2006年05月30日 18時10分14秒 | 本・映画
リリー・フランキー の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を手にとって読んでみました。
2006年に本屋さんが読者にもっとも読んでほしい本に選んだ、
つまり「2006年本屋大賞」をこの本が受賞しただけあって、たしかに面白いです

著者の少年時代における母親や父親との思い出を
著者独特の文体で書かれていて、読んでいて気持ちがいいです。
誰しもが通りすぎていった子供のころの思いと重なり
自然と作品の引き込まれていきます
そして、自分の子供のころを思い出した人も多いのではないでしょうか。
私もそんな一人です

子供のころ、
母方の祖母の家が近く、
日曜はいつも祖母の家に家族みんなで車で遊びに行っていました。
夜、家に帰るとき、
私は車の中から町の明かりを眺めていました。
その中でひときわ目立ち、私のお気に入りの店のライトがありました。
周りもあまり明かりもなく、
しかも、他の家とは違う目立つ色だったので、遠くからでもよく分かり、
私はそこへ近づくと、その光を探しはじめ、見つけるとはしゃぎました。

「ピンクの家だピンクの家だよ

親は困ってたでしょうね
なんたってピンクのネオンですから。
私も、なんだかあまり言ってはいけないことだな、
と、感じ始め次第に何も言わなくなりました。
4歳くらいのときの
おバカな思い出です

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