京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

鳥羽伏見、幕末探訪(4)

2006年02月27日 22時29分15秒 | 京都
フルベッキ写真
慶応元年(1865年)、フルベッキ博士
(写真中央。東京大学の設立にも関わるなど近代日本建設の父と称されます。)の呼びかけにより、
英傑たちが一堂に会したときに撮られたとされる写真です。
勝海舟、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎、
高杉晋作、坂本龍馬、陸奥宗光、伊藤博文などが写っているとされますが、
現在でも、学者の間でもこの写真が本物なのか決着がついていません。
(否定派もフルベッキ親子、岩倉具定・具経兄弟、中野健明・江副廉蔵らは本物と認めている)

教育の原点を考える: フルベッキ
否定派の慶応大学の高橋信一助教授のご意見です
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/cat4229856/






下段の右から二人目が坂本龍馬だそうです



右端にいるのが西郷隆盛らしいです



真偽はともかく、夢のある写真には違いありません




竜馬の写真です

教科書に載っていてよく見かけるのは右の写真、このときの竜馬は寺田屋事件での指の傷跡を服で隠すために、この格好をしたといわれています。
結果として、竜馬の型にとらわれない奔放なイメージとよく合致し、頻繁にこの写真が使われるようになったのです。
普段写真をとるときは左のような感じ。


坂本龍馬の足跡を訪ねて
http://www.e-kyoto.net/sanpo/rekishi/b03/index.htm





おまけ
吉田松陰の肖像画
所蔵、京都大学付属図書館



佐久間象山地震計

磁石に鉄片がつけてあり、地震がおきる前には磁力が弱まり、
鉄片が落ち、地震を予知します。
安政2年10月2日(西暦1855年11月11日)におきた安政江戸地震(江戸を襲った、今でいう首都圏直下地震)でそのことが知られており、
こういった情報を基につくられました。
(この地震の前年には、M7以上の地震が4日間のうちに3回もおきた安政東南海大地震があり、
さらにその一年前にはペリー提督率いる黒船が来航し、まさに江戸はこの世の終わりくらい混乱の極みであった。)

磁力は熱によって弱まる性質があり、
マグマの上昇により地表付近が熱せられたことが原因と思われ(低周波地震はマグマの活動によって起きる)、
地震の前に磁力が弱まることを利用したこの地震予知機は、
火山性地震など時にはその力を発揮するのかもしれません。

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