たわ言

思いつくまま

妙音 (たえ)

2010-08-20 11:49:48 | 日記
20日(金) 
 朝から畑、何時もより30分遅い。一番の人は水遣りをして帰った後だった。

 昨日のNHK交響楽団演奏会。私は不器用で音を聴きながら本や新聞を読むことができないように、演奏を目で見て、音を聴くことができない。 よく聴こうとしたら自然と目を閉じる。そして聞き入った。
 その中に私は大河の流れの中に一人、舟で下っている気持ちになっていた。そして浄土ってこのような音楽の鳴っているところか「彼仏国土 常作天楽 出和雅音 其音演暢(『阿弥陀経』)の浄土を観想していた次第である。
 幾つかの曲が演ぜられたが、違いは少しはわかったが、どこがと言われたら。わからないし、 テレビて小学生が感想を聞かれて、「よかった」と答えているごとく。私も同じだ。どこがと問われたら、分らない。
 楽団員は曲によって交代があるので延べ百人近い○○ニストという人で構成されている。それらの人のそれぞれの音が、合わさって一つの音となって伝わってくる。目で見てると一人ひとりの動きが気になってくる。 皆んなはどうして聞いているのだろうか。
 反面、交響楽団って、○○ニストと云われる個性豊かな侍たちだが、必然的に組織の一員に徹することが必要であろう。そこにストレスや反発が起きないのだろうか。
 演奏会を聞いてカタルシスを得たかと問われれば、肯定できないけれど、それが今朝の目覚めを遅らせたのか。聴くことに精一杯で気疲れして遅らせたのか、わからない。
 この演奏、今日は西宮、明日は和歌山ということである。ご苦労さんです。体調を大切にご健康を祈念いたします。
 それにこのような貴重な体験・冥土の土産を戴いた。マダム・Tさん有難うございました。        まいる
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