先ほど日付が変わり
8月15日 終戦の日を迎えました
戦後75年
戦争の申し子である私たち世代でさえ
ほとんど戦争の記憶はない
75年前のこの日
お盆で訪れていた父の実家、祖母の家で
幼い私は従兄に連れられて、遊びに出ていたのか
家では母達大人が玉音放送を聞いたという。
同じころ、遠く離れた満州で
28万?とも言われた日本人がソ連軍の襲撃をうけ
悲惨な目にあいながら帰国に向けて満州の荒野を
彷徨い歩いていたなどとは、ずっとずっと後になって
知ることになりました
幼く戦争体験もなく見聞きすることもなかった子供時代
を過ごし、成人した私が、ある日本屋で手にした一冊の本
ノンフィクション 角田房子さんの
満蒙開拓団の壊滅 「墓標なき8万の死者」
戦争体験は語れないけど、60年安保を過ごしています
旗振りまではしなかったけど<笑
意識は今でもリベラルです
この本によって、戦争への関心が向けられました
IF>はないというけど
私が満州で生まれていたら、過ごしていたら
当時は必ず弟か妹がいて親には頼れない
一人で歩き通すには幼すぎるで
孤児になっていたかもしれないと思うと!
後に始まった孤児の親探しの新聞情報を逐一観ても
同年代の子が多かった記憶が在る
戦争がもたらす怖さを感じました
その後、
流れる雲は生きている>に代表されるように
個々の人々の体験記に衝撃は受けても怖さを感じる
ことはなかったけど
どれほどの人に取材を重ねたのか、綿密な検証に基づき
当時の戦況も詳しく織り込まれたこの本には
衝撃よりも只々怖さを感じました
戦争を二度と起こしてはならない>
戦争を語り継ぐ体験を持たない私が出来ることは
一人でも多くの方にこの本の存在を知ってもらえればと
この拙いブログを書き残します
戦争体験を親たちの世代が口を閉ざしてきたように
若い人々が関心を失くすことが無いよう願っています