保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

区を動かした!杉並のママたち― 杉並区の発表と厚生労働大臣の会見

2013-03-07 | 各地の活動
母親らの異議申し立てを受けた東京都杉並区は5日、既に公表していた既存の認可保育所の受け入れ枠をさらに拡大し、新たに3施設を来年4月に設置することを柱とした緊急対策を区議会に示したことが、3月6日付けの東京新聞の1面トップで報じられました!

東京新聞3月6日付け

<一部抜粋>
 杉並区が示した緊急対策によると、当初の新設や増設計画などと合わせると、今後1年ほどの間に認可保育所で受け入れる定員は計660人増える。
まず、今月行う区の認可保育所の2次選考で、40人としていた受け入れ枠を150人に増やす。
区は保護者の要望を受けて先月22日に100人に増やすとしていたが、50人上乗せした。
受け入れは、区内の認可保育所(全61カ所)に協力を求め、未利用の場所を活用する。
保護者には詰め込みを懸念する声もあるが、区は「子ども1人当たりの保育所面積など国の設置基準の範囲で定員を弾力的に拡大する」としている。
認可保育所の新設や既存施設の増設も拡大する。当初の予定では、新設が来年1月までに3カ所(計186人)、増設は今年10月までに1カ所(10人)だった。
これに加えて今回は、来年4月に3カ所(計280人)を新設し、今年10月までに2カ所(計40人)を増設するとした。



母親たちが大きな声を上げたおかげで認可保育所の増設の数が増えたことになります!
なにも言わなければ苦しみ続けるだけだった状況が、立ち上がった勇気あるママたちのおかげで改善することに!!

杉並、足立で起きた異議申し立ての動きは、大田区、渋谷区など、ほかの自治体にも波及しています。
こうした各地の母親たちの「認可保育園!」の声は国にも届きつつあるかなと感じた報告を見つけました。


厚生労働大臣記者会見3月5日

<一部抜粋>
(記者)
 先ほど保育施設の事故について質問があったのですが、この事例で事故の検証が非常に遅くなって、親御さんが働き掛けなければ第三者による事故の検証が行われなかったのですね。
昨日、御両親は第三者による事故の検証というものを何らかの形で義務付けていただけないかということをおっしゃられていたのですが、そのことに関してはどのようにお考えになりますでしょうか。

(大臣)
 死亡事故となるとかなり大きい問題であることは間違いないわけでありまして、特に認可保育所という一定の水準以上保っている施設ですから、そこで起こったということは非常に重いわけでありますので、それも含めて会議の方でしっかりと議論をいただいて、その第三者委員会、どんな形になるかわかりませんけれども、そういうものに対して必要性を含めて議論をいただくことになると思います。
これは、大きな会議の中での議論の内容に入ってくるものだと思います。

(記者)
 それに関連して、愛知県が当時面積の基準を少し緩く解釈をしていたということも背景にあるのではないかというようなことがありますが、今、待機児童の問題解消のために規制緩和をすべきというような考え方もある中で、改めて面積、あるいは人数の基準のことと、安全面とどういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。

(大臣)
 3歳未満児の乳児室と保育室との面積を、要は低いほうを使っていたという話だと思います。
正直言いまして、一定の数字があるというのはそれなりの理由があるわけでありまして、やはり赤ちゃんが寝ている所と、歩き回る所で当然必要な面積が違うわけですよね。そういう意味では1.65m2でしたか、それを使っておられたという問題は、大きな過ちでありますので、厚生労働省としてはそこはしっかり指導をさせてきていただいております。
碧南市に対して。ですから、そこに関して申し上げるとやはりちゃんとした基準を、だから今回の事故が起きたという直接因果付けられるかどうかというのは検証してみないと分かりませんが、そういう危険性は増すわけでございますし、一方で最近東京都でも色々と親御さんが区に対して働き掛けをされておられるというお話も報道等々で拝見をさせていたいただいておりますので、質の高い保育というものをやはり親御さんは求められておられるなというのは我々も十分認識を最近更にしているというか、そういうふうに思っていますので、この基準というのは守っていかなければならんと思いますし、一方で更に面積基準だけではなくて、職員の配置基準、保育士の配置基準等々も含めて前回の子育て三法の議論の中で、そこは質を高めていくべきであるというような内容になっておりますので、保育の質を高めるというところは非常に重要な部分であろうと思います。

(記者)
 待機児童の解消と両方を両立していくということですか。

(大臣)
 もちろんです。量と質をしっかりと確保していくことが大事だと思います。質を落として量と確保するというのが当たり前になってしまうと、当然保育の質が落ちるわけで、事故ということもあるでしょうし、お子さん方の成長過程の中に何らかの支障を来す可能性も十分にあろうと思いますから、そこは厚生労働省として、しっかりと質と量を確保していくということが重要であろうと思います。


待機児童の問題を単に数だけの問題と捉えずに、質の問題まできちんと言及してもらえたことは、各地の母親たちが立ち上がり、声を上げた結果かなと思いました!
待機児童の解消とともに、こどもの安心安全な保育、健やかな成長を実現できる環境整備のためにがんばりましょう^^!

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