今でもそうだと思う・・・大学の工科を出て入社して来た者を手取り足とりして教えない、誰も加勢しない、で以て『オマエこの船の設計主務をやれ、図面は彼に描いてもらえ』と、下請けの人を紹介される。以後、何が起こっても誰も手を貸さない、皆そんな余裕がない。
船主側工事監督から面倒くさい要望があっても『行って断って来い、断らん限り部屋には入れない』と・・・ああ、相手が性悪のアメリカ人や煮ても焼いても食えないドイツ人であっても・・・奈落の底に突き落とす。
そうこうするうちに現場のオヤジから電話で呼び出される。行ってみると『この図面のサインはオマエだろう、こんなもんで仕事出来るか!作業員を貸してやるから模範演技をやって見せろ』とどやされる。コンクリート張りの床(シャワースペースなど)にアンカーピンを普通300mm間隔で溶接しておくが、未熟の至り、図面にその指示を忘れ、気が着いた時にはコンクリートが乾いていた!物凄いカミナリが何発も落ちた。
まあ、いろいろあったね、思い出したらキリがない。