V=4/3πr³

詩と物語を紡ぎます

龍の祈り

2020-07-10 03:10:00 | poem
龍の祈り


湿った風のキャタピラが
梅雨空から吹き下ろし

轟轟と轟轟と街を郷を蹂躙していく

もう何日青空を見ていないだろう?
それどころか太陽の輪郭すら臨めない

梅雨空は雨催いから雨模様に濡れて

その生温かい滴を辿り
頭上に目を凝らせば

日輪に額づく龍神の涙の

ほろほろとほろほろと
溢れて止まぬ祈りの歌が

木霊して人の魂に響き慰める





豪雨の被害に遭われた皆様へ、心からのお見舞い申し上げます。一日でも早く落ち着いた生活を取り戻せますように、毎日毎夜祈っております。
合掌祈願 つかさ 拝

written
2020/07/08,09,10

photographed
2020/07/08



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする