ラヂオデパートと私

ロックバンド“ラヂオデパート”におけるギタリストとしての津原泰水、その幾何学的な幻視と空耳。

ついに神の領域

2007-02-07 13:19:35 | ギター
 ええい、ついでだ。第五絃ルートのマイナー・アルペジオ。
 こちらを後回しにしたのは、ほぼ同等に汎用性のある二種類の図形が考えられるから。

+-+-+-+-+-+R+
+-+3+-+-+-+5+
+-+-+R+-+-+-+
+-+-+5+-+-+-+
+R+-+-+3+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

+-+-+-+-+-+R+
+-+-+-+-+-+5+
+-+-+R+-+-+3+
+-+-+5+-+-+-+
+R+-+-+3+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

 普通のコードフォームに似ていて記憶し易いのは上、左手の移動が均等で楽なのは下。いちおう指も示しておきましょう。あくまで僕の場合であって、もし君がジャ(以下略)。

+-+-+-+-+-+薬+
+-+人+-+-+-+薬+
+-+-+中+-+-+-+
+-+-+中+-+-+-+
+人+-+-+薬+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

+-+-+-+-+-+薬+
+-+-+-+-+-+薬+
+-+-+人+-+-+薬+
+-+-+人+-+-+-+
+人+-+-+中+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

 もちろん世の中にはm6のアルペジオもあれば、m7のアルペジオも、より複雑なアルペジオもある訳で、そういった響きが欲しければ、適宜、新しい音を加えればいいのである。あんまり加えてしまうと、単なるドレミになってしまうが。
 下にいちおうm6の図を例示しておくが、これをリズミカルに弾くというのは殆ど〈Minor Swing〉を弾いているようなもので、耳慣れないうちは魔法としか思えないその種のアドリブに、接近する瞬間がついに見えてきたという訳。

+-+-+-+3+-+-+-+5+
+-+-+-+-+-+R+-+-+
+-+-+-+-+5+-+6+-+
+-+-+R+-+-+3+-+-+
+-+-+5+-+6+-+-+-+
+R+-+-+3+-+-+-+-+

+-+-+6+-+-+R+
+-+-+-+-+-+5+
+-+-+R+-+-+3+
+-+-+5+-+6+-+
+R+-+-+3+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

 指使いも書いとく?

+-+-+-+人+-+-+-+小+
+-+-+-+-+-+中+-+-+
+-+-+-+-+人+-+薬+-+
+-+-+人+-+-+中+-+-+
+-+-+人+-+薬+-+-+-+
+人+-+-+中+-+-+-+-+

+-+-+人+-+-+薬+
+-+-+-+-+-+薬+
+-+-+人+-+-+薬+
+-+-+人+-+薬+-+
+人+-+-+中+-+-+
+-+-+-+-+-+-+

 実際〈Minor Swing〉は3コードなので、あとはドミナント7thのみ――これが難物な訳ですが。
 ちなみにm7のアルペジオは、別の発想で弾いたほうが楽だろう。だって――。

+R+-+-+3+
+5+-+-+7+
+3+-+-+-+
+7+-+R+-+
+-+-+5+-+
+R+-+-+3+

 ほら、ペンタトニックから一音抜いただけなんだもん。

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