エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

おトイレ事情(DP1)

2008-12-11 23:10:36 | Weblog
たまには文化紹介みたいなこともしてみようかと思い、でも直球は苦手なので変化球で。
トイレである。

うちの大学には各階にトイレがあり、一階が生徒用、二回が教員用(教員しか鍵を持っていない)、三回が開かずの間(多分物置として使用)となっている。
これは教員用のトイレで、少し綺麗である。
学生用トイレに入るとまず床が満遍なく濡れている。
それがお掃除した後の水なのか、それとも的を逸れたアレなのかは定かではない…
よく
「なんでそこに立ってんの!?」っていうポジションに生徒の背中が見えて、その向こうに一筋の…
なのでズボンの裾が地面について居たりしたら悲劇である。


これが教員用トイレの全景。
真ん中に見えるのは恐らく過去に男性小便用として設けられたもの。
お互いの息子達を惜しげもなくさらす事になり、相手のおつりまで頂こうという作りである。
日本の中学校でこれを採用したら
「おめぇの○○!○○だなぁ!」
「○○の○○、○が生えてる!」
とかなんとか偉いことである。
恐らく1942年の創建以来の作り。


こちらは変わって大便器。
便器に降りるパイプが上のタンクまで伸びているが、当然水は出ない。
ちなみに小便も上の写真の小便器は使わずに、こちらを使っている。
小便器は物置になっている。時が過ぎれば小便器も汚く感じなくなったりするから不思議なものである。
大便器は日本で言う和式スタイルで、ウンチングスタイルで行う。
おつりは返ってきたことは無いが穴に直球で排泄したときは危険を感じるあの小気味良い音が聞こえるので、穴から避けて排泄している。
終わったあとは紙で拭くわけなのだが、エチオピアのトイレには総じて紙が無い。
自分はトイレットペーパーを携帯しているので問題ないが、現地の人がどうしているのかは謎である。
フォークとかはあまり使わずに手で食事をするエチオピア人。
食事で左手を使うのはタブーとされている。
用足し後の詳細な処理方法はあえて聞かないであやふやにしている…

使用後はもちろん水が流れないので、一番上の写真の洗面器?に置いてある塗料缶を利用したバケツに水道から水を汲んで、手動で流す。この缶も超汚い。そして週に何度かは断水する…

一番上の写真は間違いなく手洗い用ではあるが、同じ形式の男性小便器もある。
来たばかりの頃、隊員がレストランで用を足して手を洗っていたところ、その隣で小便をされたという…
それくらまぎわらしいものがたまにある。

最近出来たレストランとかでは洋式だったりするが、今度は便座が無い。
便座の無い便器の残された4センチ程の淵の上によく足跡が残っているのを目にする…
そしてそこでも紙が無い。

この国はレストランのウェイターの給料が良くても2000円程度で、なのにトイレットペーパーは1ロール45円もする。だから高級品なのだ。
外国人が良く行くようなちょっと高級なレストランやホテルに行かないと完全体のトイレには出会えない。

でも慣れてしまった。
下手な洋式よりもエチオピアン和式の方が気持ちはマシである。
日本の超綺麗なトイレよりもこういうほうがなんだか絵になる気がする。ってことはない!?

Photo1: Tap in restroom of my college.
Photo2: Restroom for teachers.
Photo3: Lavatory for stool.