エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

古畑任三郎(IXY)

2008-12-06 07:55:19 | Weblog
皆様ご無沙汰しております。
元気に生きております。
エチオピアに来て早5ヶ月、とかなんとか言ってる間にたぶん直ぐに半年。
とかなんとか言ってるうちに一年、とかなんとか言ってるうちに・・・
って感じで。

活動は順調に進んでいて、あと一月半で学期末。
といっても僕の学科は建築製図の学科なので、生徒は期末に向けて図面をひいて、もう少ししたら模型を作り始める。

教えていて思うのが、生徒達が大学生に見えない、ということ。
クラスで奇声は発するわ、席を立って好き勝手してるわ、音楽は聴いてるわ、電話してるわ。
最初の頃は課題を出して一日完結で終わったら帰ってよいって言うものだったので、全員集中してやってたんだけど、最近はプロジェクトワークと言って授業に来てただ図面を書いて、僕が個人個人回っていく、というもの。
そしてその中で気がついたことをまとめて授業の最初にレクチャーはするものの、8:30開始の授業にまず全員揃わないし、猶予を与えて8:45までは遅刻扱いにしないと言って、一分でもそれを過ぎたら遅刻扱いに。
そしたら
「ティーチャー一分しか遅れてないじゃないか!酷いよ!」
正解は16分の遅れである。
補足をしておくと、8:30に来ている先生は僕だけである。
あとは僕が言ったことを理解してくれて来てくれてる可愛い生徒達だけ。
僕の使っている教室の鍵は学科長がもっているのだが、彼もまた・・・
なのでいつも掃除のおばちゃんに無理を言って開けてもらっている。
もちろん自分用の鍵を欲しいので頼んでいるのだが、早二週間・・・

他の国の友達の話を聞いているとこのアフリカンタイムはアフリカ全国共通。
そして何故アフリカだけがこんなにルーズになってしまったのかを考えてしまう。
理由はまあいくつか考えられるけど、それはまた別の機会に・・・

生徒の言い訳、珍言シリーズ
「ティーチャー、午後の授業がテストだから帰っても良いかい?」
もちろんだめ
「ティーチャー、家に道具全部忘れてきたから帰っても良いかい?」
問いただすものの、何もすることが無いので帰らせる。欠席扱い
「ティーチャー、お腹が空いたからもう帰っても良いかい?」
もちろんだめ

もっともっとあったはずだけど忘れてしまった。
ちなみにお腹が空いたから・・・はポピュラーである。

生徒に細かく問いただしたいのだが、そういった生徒は英語の通じないのが大半なので、なかなか骨が折れる。
最初は友好を深めるために優しく接していたが、最近はたまに厳しく行っている。
最初に友好を深めたせいもあって、本気で怒ると割と言う事を聞いてくれる。

先生の言うことなんて聞いたことのないぼくは、今になって先生の気持ちを痛いほど分かる。

Photo: Me and other volunteers.