エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

一年ちょっとぶり(E-410)

2011-07-18 22:27:55 | Weblog
帰ってきてから気が付いたら一年以上が経過してしまった。
その間に仕事を見つけ、そして辞め、そしてまた働き始め、そして結婚をし、その二つ目の職場で半年が経過しようとしている。
エチオピアでの二年間も色々あったけれども、この一年間もよく考えたら色々あった。
そしてもうすっかりと日本に馴染んできたところだけれども、なんだか色々なものに違和感を感じている。
それが違和感というのか疑問というのか、それとも人生そんなものなのか、今のところよくわかっていない。それを感じさせるものを「あるもの」としておこう。
でもこの一年間を通してその「あるもの」は次第にきちっとした形を持ってきて、しかし更に自分に負荷を与え続けている。
どうすればそれが晴れるのか、分かるような分からないような。
そしてそれを感じることになった原因はエチオピアでの二年間にある気がしている。
やはり同じ時期にアフリカに行っていたある友達が、僕が日本の見方が変わった気がする、という話をしたところ、彼は「二年間で余計なものがなくなり、正確に物事に反応できるようになったのだと思う」と言っていた。
妙にすっと受け入れられる解釈だった。
その正確に反応できるようになった自分が何をどう捉えているのか、そして恐らくは納得していないそれらに対して自分はどう向き合っていくのか、それを考えて、行動して生きていくことが出来れば、と考えている。

日本に帰ってきて色々なことを感じているが、前述のとおり実は全くうまくまとまっていない。
出来ることならばもう一度エチオピアにちょっとの間だけ行って確かめてみたい・・・何を?分からないけれども。
でもそれは今は難しいことだし、更にもう十分すぎるほど体験してきたはずだ。
じゃあそれを掘り返してみればよいじゃないかと考えた。
これからのブログはエチオピアで撮ってきた写真を一枚ずつ不定期(かなり不定期、多分・・・)に投稿し、その写真の前後、また連想した話をできる限り具体的に、かつ簡潔に書くことによって自分の体験をもう一度追体験してみようと思う。
それによって何かを思い出すか、もしくは気が付けることがあるかもしれない。
一種の望みを託して行う作業に近いものがあるかもしれないけれども、一度もまともにまとめたことのない自分の体験を、すこしでもまとめられればと思う。

Photo: Rice field in Ike, Ito.