エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

ボール作り(DP1)

2008-07-29 21:37:59 | Weblog
そのあとに行われたのはバレーボール。
この国では学校一つにボール二つ、とかいう現状なので、安くて簡単なボールの作り方をセミナーの中に盛り込んでいます。
作り方は新聞紙を丸めてペットボトルを改良したものをコアにして、それをまた新聞紙でくるんで最後にビニール袋でくるんで完成。
バレーボールのネットはそこら辺で売ってる塩ビパイプに紐を渡して作りました。

セミナーでは「これ、0ブル(エチオピアの通貨)、これ、3ブル・・・」
とか言いながら安さをアピールして進みます。ちなみに1ブルは10円くらい。

このあとに行われた練習試合が面白い!
みなさん大人なんですが、
「今のネット(紐)の下だって!いやほんとに!」
とか、
「いまのありなんかよお前!」
とか、
「お前さわんなきゃ今のアウトだろうが!」
とか、
「んなこたねーよ!入ってるよ!ギリギリキャッチしたんだろーが!」
とかとか。ちなみにめっちゃ笑顔ね。
雰囲気で言うとキャッキャキャッキャ、です。大の大人が・・・
でもそれが良いんですよね。
この国は子供じみてますがそれが良いところだと最近思います。
単純な分日本人には出せない人懐っこさ、愛らしさがあります。
今日も町を歩いていて通りすがりの人たちの表情の豊かさにしばし見入ってしまいました。・・・たまに「チャイナ!」とか言われますが。

そんな人たちを見ていると、先進国になることによって(なれるかどうか分かりませんが)それらが失われてしまったら、と不安になります。
日本も昔はもっと人間らしかったんじゃないかな、って思います。
先進国になる必要ってあるんでしょうか?貧困がなくなればそれで良くって、実は発展しなくても良い部分っていうのがあるんじゃないかと思います。
自分はその中で何をするのかしっかりと考えなくてはいけないな、と思います。
でも実際にその判断はとても難しいものなのだろうなと思います。

Photo:Sports teachers making an instant ball.

体育セミナー(DP1)

2008-07-29 21:23:39 | Weblog
おつかれさまです、トルシヤです。
昨日はエチオピアの体育隊員の主催する体育セミナーがありました。
場所は僕の派遣されるティグバレッド工業技術短大。
内容としては体育隊員がエチオピアの体育の先生を相手に模擬授業をする、というものでした。
写真一番手前左のおっちゃん、
「腰を前に出して背を伸ばして!」
って言われたあとの体勢です。憎めないですよね。

これは今日も行われていて朝から晩まで続きます。

Photo: Workshop for sports teachers by JOCV volunteers.

剣道inエチオピア(E410)

2008-07-24 14:58:10 | Weblog
剣道の稽古を見学してきました。
先生をしているのは以前土木の職種で協力隊として二年間派遣されていた方。
今回は短期派遣ということで三ヶ月間、剣道を教えに戻って来られています。
生徒はエチオピア人です。全員テコンドーの先生、空手の先生、カンフーしている人と、格闘技系です。
力が強いので竹刀が毎回壊れるそうです。エチオピア人、そこはやはりアフリカ人です。加減を知りません。
「胴!」
の練習のときも底知れない恨みの量を感じさせる様な勢いで打ち込みます。型なんてもう関係ありません。そして先生にすぐに注意されます。
たまに
「アイテー!」(もちろんアムハラ語)
って言って正直に痛がります。胴!が高すぎて脇腹直撃したんですね。その痛がり方がかわいいです。
ペアになって面打ちとかを一つずつ練習しているときもちょっと目を放すと勝手に組み手をしています。先生の方をちらっちら見ながら(笑)
でも楽しくて仕方ないみたいです。「やっぱこれだよな!」みたいな。それが子供みたいで見ていてこちらもうれしくなります。
エチオピア人は総じて子供っぽいと思います。言ってしまえばそれまでではあるのですが、それが逆にエチオピア人の魅力なのではないかと思います。単純な分日本人には無い人懐っこさがあります。
彼らの素直さを見ていると自分がどうなのであるか、常に考えてしまいます。
これからの二年間、異文化を見るということは鏡を見る気分なのではないかと思います。それをしにこちらへ来ました。
何も考えなければ、気がついたら変わっていた、と二年後に言うのだと思いますが、自分としてはそれを常々意識して確認し、楽しんで行ければと思います。

練習の前後、そして節目節目では皆真剣です。
真剣な姿を見ると、人種は違っても皆同じなんだな、と思ったりもします。

Photo: Kendo, the Japanese martial art of sword. Japanese instructor is teaching Ethiopian.

ガバヤェ(E410)

2008-07-24 14:56:47 | Weblog
僕が今度住む予定の家の近くです。
バスターミナルの周りなのですが、こうやって市場が並びます。
日本よりも野菜はみな小さくて栄養が足り無そうです。
玉葱とかも紫色小さいのでむくのが一苦労です。白くて大きいものもありますが値段が高いので紫玉葱を使っています。
市場は他にもあって、ガバヤと言います。
野菜は汚く見えるし実際汚いんだけれども、水で洗って、皮をむいて、そして調味料と一緒にフライパンに入れたりして。そして出来上がる頃にはそんなところで買ったなんてことはすっかり忘れます。
おなかもかなり強くなってきました。
未だに下痢が続く隊員もいますが、僕は幸運にも一回ひどい下痢をして寝込んでからは全くの無傷です。
皆が下痢をする中一人便秘に悩む隊員もいますが、「贅沢な悩み」、と呼ばれています。

Photo: Small market around the bus terminal in Maganyanya Addis Ababa.

タクシー(DP1)

2008-07-21 01:05:04 | Weblog
タクシーは日本と違ってメーターがありません。
乗る前に行き先を伝え、値段交渉をしてから乗り込みます。
新参者はぼられ、そして値段を覚えていきます。
40ブル(400円くらい)で行けるところを日本人だからと舐めて80ブルと言ってきたりします。
いつも近くに止まって待ってる運ちゃんたちが居るのでそのタクシーに乗ることが多いのですが、いつもぼろうとします。
めんどくさいから素直になれよ!って思うのですが、何回言っても変わりません。文化ですね^^
こっちでは値段が正確に決まってるものが余り無いのでどこに言っても交渉です。
正直めんどくさいのですが、慣れてきました。大阪に帰ったら前よりも馴染めるかもしれません。

車はほとんどが年代物。そしてアジスの車の半分は同じような年代物で見たこと無いようなかわいい車がたくさん走っています。そして全てマニュアルです。
オートマを直す技術が無いんですね。そして大半が日本車です。次にフランス車、ドイツ車、そして韓国車が続きます。
そのお陰もあって日本人の人気と評価はとても高いです。ありがたい。

流しの運ちゃんと待ちの運ちゃんと居て、流しの運ちゃんはたくさん乗せてなんぼなので結構言い値で乗せてくれるので良いです。
一人気に入った運ちゃんがおりまして、一回夜遅くに広場でタクシー待ちをしていたときに捕まえた流しの運ちゃんです。
英語はそこそこ話せ、元は軍隊に居て子供二人は大学をもう少しで卒業、運ちゃん自身は引退してからタクシーでのらりくらりやってるみたいです。
夜中のアフリカ心細さ、運ちゃんの優しそうな語り口、嫌味の無さ、そして二速までしか入らないのでゆっくりとした安全運転、そんなのが混ざり合ってとても記憶に残っています。
電話番号を聞いて、タクシーが捕まらない場合の切り札にすることにしました。
他にも先輩隊員お勧めの運ちゃんが何人か居ます。
時間に正確な人、安全運転な人、車が綺麗なので余り慣れていない来訪者に最適な車の人、そして癒し系な人。最後のは僕しか気にしてませんが。

Photo: Waiting taxi on the street.

ウイルス、その他(E410)

2008-07-18 14:42:23 | Weblog
PC隊員の方に僕のパソコンのウイルスを駆除してもらいました。
なんだかウイルスバスターでも解決できないウイルスらしく・・・
この方がいなかったら僕のPCは再起不能!?だったかもしれません・・・
この国はインターネットがそこまで発達していない割にはウイルスが凄いです。
日本でウイルスに感染したことなんてないのに、みんな一回は感染するみたいです。
USBとかを介して感染するみたいです。

協力隊にはPCインストラクター、コンピューター技術という職種があり、エチオピア全土では元SEの方やパソコン教室の講師、いろんな方が来てエチオピア人の指導にあたっています。
ウイルスの発生したとき、インターネット関係の障害が発生したとき、プリンターがうまくつながらないとき、かなりお世話になっております。JICA事務所だって何か起きたらPC隊員にお願いして解決してもらってたりします。
それも常に周りに二人以上は居ます。
色んな分野のエキスパートが揃っています。心強いばかりです。
僕はこのあいだ先輩隊員の家の壊れたドアノブを直しました。ただの日曜大工とも言えますが・・・


今日の朝は断水でした。アジスアベバでは初です。電気は使えます。
シャワーを浴びようと服を脱いだあと、悲しい結果を迎えました・・・

停電もつきに10日ほどあります。計画停電というもので電力不足を回避するためです。
ガスはガスボンベを購入して使うタイプなので断ガスはありません。

標高2400mと高地のため、車はそれに合わせた改造をしなければいけないらしいのですがこの国でそんなことはされているはずもなく、不完全燃焼のせいで道路は排気ガスだらけです。
そういうことに気がつくのは日本が何も問題なくうまく行っているからですね。

先進国から来るとそういったことにたくさん気がつきます。

日本ってすごい!

Photo: My lovely laptop infected by the computer viruses...

牛(E410)

2008-07-14 16:37:24 | Weblog
牛だって居ます。
こんどは普通に道路の真ん中に居ます。
周りに飼い主の気配はありません。
何なんでしょうか?
この国の牛肉は脂が少ないせいか、焼くととても硬いです。
生で食べる習慣もあります。
我々が食べるともれなくお腹にペットが飼えます、ほんとに。
それと共に食中毒になります。
だからいくら勧められたって食べるものか、って思いながらいつも笑顔で断ってます。

Photo: Cow on the street..

羊(E410)

2008-07-14 16:36:08 | Weblog
止まっているバスの脇の歩道です。
ちなみにこの道路はかなりのメインロードです。
彼らは100%食用のはずです。
エチオピアの羊肉は余り癖がなく、嫌いな人も余り抵抗なく食べられるのではないかと思います。
僕はあの乳臭さが割りと好きなので物足りなかったりもしますが。

Photo: Sheeps along the main street.

故障(E410)

2008-07-14 16:34:48 | Weblog
ミニバスがストップしてました。
市民の主な交通手段です。
タクシーは高いので庶民は使えません。
人々は途中で降ろされたので文句をいい、金を返せと口論に。
途中まで来たのだからと途中までの料金は返せないというドライバー。
たかだか20円くらいのことなのですがこちらでは皆真剣です。
結局押しがけでかかり、降りた客はもう一度乗り込んでいきました。
そうなると今度は笑顔で握手してました。
気まずくないのかな?さっきまで口論してたのに、って思うとともにとてもほほえましくもありました。

アムハラ語がかなり少しずつだけれどもできてきて、そしてエチオピア人に出会う機会が増えてきたこともあり、色々なコミュニケーションが取れてきました。
英語は皆余りできないものの、日本人に比べたら遥かに英語は通じるはずです。
段々と人々が面白く見えてきました。
まだ雨季で学校が休みのため僕のメインの活動はまだ始まっていません。
始まったらもっともっと濃厚な関係で苦しくもあり、また楽しくもあるのでしょう。
ワクワク。

Photo: Broken mini bus on the street.

コーヒーセレモニー(E410)

2008-07-14 16:33:03 | Weblog
コーヒーセレモニーというのを先輩隊員の家でしていただきました。
これは日本で言うところの茶道のようで、するときには下に草と花を敷き行います。
結局は伝統的な淹れ方でコーヒーを入れてくれる一部始終を楽しむわけです。
その周りで皆で談笑をする、というのが醍醐味です。
お酒も無いのに不思議と会話が盛り上がります。

生の豆をこうして煎り、砕いて脇のポットに入れます。それを直火にかけて、煮出します。
粉が沈殿するのを待ってから一人分ずつ注ぎます。
粉が混ざっているためにコーヒーは透き通らず濁っています。
味は焙煎の香りがかなり強く、飲んだことの無いコーヒーの味でした。おいしかったです。

エチオピアのコーヒーはうまいです。どこで飲んでもうまいです。
日本で飲んでるコーヒーに、もう一歩複雑な香りが足された感じです。
やっぱり豆が新鮮だからですかね。
実家が海のそばに移ってから刺身のうまさを知りました。コーヒーだってしかりなのですかね?

あ、いや、遊んでばかりじゃぁないですよ。


Photo: Coffee ceremony.

エチオピア美女

2008-07-09 22:18:35 | Weblog
いつも行っているレストランの看板娘達です。
一番右の女の子がいつも給仕をしてくれます。
エチオピアの女性は本当に美人が多く、みんな一番右の女の子みたいなスタイルをしていて、この子でもまだ中の上くらいです。
というか不細工な女の子が見当たらないくらい。
一説によると世界最大のスーパーモデル排出国とか・・・

皆総じてフレンドリーです。でもとてもシャイな女性が多いと思います。
日本人は町を歩いているとジロジロ見られます。
本当にジロジロ見られます。そして
「チャイナ!」
「チャーイナ!」
「ニーハオ」
とか言われます。それはごくたまにですが。思っていたほどには頻繁に言われません。
首都ということで外人慣れが進んで入るみたいです。
もし言われても今はアムハラ語を覚えたので、
「アイアイ、ジャパナウィ、ネニャ」
って言って日本人であることを伝えますと、急にフレンドリーになります。
しかめっ面しら人たちも、
「サラムノ?(元気?)」
って言って笑顔で挨拶すると、照れながら
「サラムサラム(元気元気^^)」
って返してくれます。
この国の人たちは子供っぽいところもあるみたいですがその分素直な気がします。
僕が教える学校の子供たちも日本の生徒に比べたらはるかに素直でかわいいらしいです。
楽しみ!がんばります!

また写真を撮る機会があったら男女問わずまたアップしますね。

Photo: Girls of restaurant I'm going every lunch.

おとぎ話の国(?)(GR)

2008-07-07 23:20:21 | Weblog
アジスアベバ、という地名をもう覚えてもらえましたでしょうか?
エチオピアの首都、そして僕が今居て、これから二年間住む都市です。
これは以前に話したエチオピアの銀座、ピアッサというところです。
通りに面したお店は少しはましなのですが、一歩はいるとこのようにおとぎ話の国のような不思議な朽ちかけた建物が並んでいます。
ちなみにもう一本わき道に入るとトタン屋根の続く、土の道路のスラムのような地域が続きます。
最初のほうの写真でトタン屋根が見えていたの覚えていますか?
アジス(こう略します)のほとんどは実はトタン屋根のスラムで出来ています。

Photo: Piassa Addis Ababa

自分・・・(GR)

2008-07-07 23:15:15 | Weblog
元気にしてます、っていうアピールに、一番元気そうな馬鹿な観光客を乗せておきます。
この日は「国旗の日」で、みなこういう小旗や帽子を被って歩いてます。
これは郵便局の入り口で知らない人に譲ってもらいました。
これを被ってただ歩いているのか、それとも行進をしているのかとても微妙なイベントです。
その微妙な雰囲気は写真に収めていません。
歩いていると撮りたい物に沢山出会います。
しかしエチオピアは大統領の住む宮殿や郵便局、政府銀行等政府に関わるものの撮影、またそれらを含む写真の撮影が堅く禁止されています。もしとってしまった場合はその場でカメラ没収で二度と帰ってきません。
また貧しい国なので下手にカメラを出すと、彼らの年収よりもはるかに高いものなわけなので、じろじろ見られます。

目で見たものを目で撮れたらよいのに、と思います。
撮りたいものには溢れています。

Photo: Stupid sightseener...

雨季(GR)

2008-07-04 21:44:19 | Weblog
JICAビルの外観はついさっきです。そしてこれもついさっきです。
これだけ激しく天気が変わります。
かれこれ一時間ほど雨が降り続いています。
乾季になると全く雨が降らなくなります。
ということは砂漠と一緒ということです。でもアジスアベバには緑があるし、野原もある。
ほんとにほんとに不思議なところに来たという気がしてます。

この国の楽しみ方はどんなんなんだろうか?
この国の人たちは幸せなのか?
どうやったらもっと幸せになれるのだろうか?
日本人とどっちが幸せなんだろうか?
そしてなにがそれを喚起しているんだろうか?
それをついつい考えてしまう環境が今あります。
そしてそれを考えることがこの二年間で一番大事なことだろうと今感じています。
とにかく色々考える二年間になりそうです。
こうやって書くことによってもそれが整理されていきます。
もっと知りたい方は是非お越しください。
待ってますよ!

Photo: The rainy season in Addis Abeba

内部(GR)

2008-07-04 20:51:01 | Weblog
んでもってJICA事務所の内部です。
いつもここからアップしてます。
まだ家が決まっていないのであれですが、JICA事務所はADSLが通っています。
これは首都のアジスでも凄いことみたいです。
家ではダイヤルアップがせいぜい。それすら無い家もあります。

左から
体育隊員のまさよし
体育隊員のけんたろう
土木隊員のなおみ
です。みな同じ平成20年度1次隊です。

Photo: Inside of the JICA BLD