
◆◆ 2月3日 「節分の日」 ◆◆
「節分」の時期を迎えると、東京でも、いつの間にか「恵方巻き」の太巻きが販売される様になった。
私が上京した当初は、関西方面や西日本から来た人くらいしか知らなかった、此の「恵方巻き」。
まだ小さかった頃、大阪の海側に位置する「毛布のまち・泉大津市」で10歳までを過ごしましたが、
此処では「丸かぶり寿司」と呼んで、節分に食べたものです。当時は、正式名称が、「恵方巻き」な
んだ、、、と云う認識でした。「福」を巻きこみ、無病息災を願って食べる縁起物の「太巻き」である事
から、「縁」を切らない為、決して、切って食べてはいけないと聞いて育った訳ですが、こちらの東京
には、切って売っているものも、よく見られます...。 f(-_-;
、、、はいっ、気持ちを入れ替えて。(苦笑)
季節の分かれ目でもある「節分」の時期には、邪気を持つ「鬼」が現れると云う謂れから、各家々の
門戸では、「ヒイラギの枝葉」と「イワシの頭」を飾って、「鬼を払う風習」が知られています。私が現
在住んでいる下町・深川界隈でも、古いお宅や材木店などの入り口で、よく見掛ける事が出来ます。
節分の「豆まき」と同じく、とても大切な「伝統行事」(伝統儀式)と云えますね。(^-^@
ご存知の通り、「ヒイラギの葉」は、刺々なので、「鬼」は痛がってなかなか入口から入れず、他方で、
焼いた「イワシの頭」が臭い為、今度は、此の臭いを嫌って「鬼」が近寄れない...と云うのが「柊鰯」
(ひいらぎいわし)の由縁となっています。尚、地域によっては、此れを「焼嗅」(やいかがし)とも呼ん
でいます。(※ 画像・左は、都内で撮影したもの。画像・右上は、奈良市内で撮影したものです。)
其の「鬼」と云うのは、意外と敏感お肌で、香りにも気を遣う清潔好き...なのかもしれません。(^_^=
尚、此のヒイラギの葉の「刺」は、「鬼の目」を狙ったものとも云われます。結構、痛そう...。(T_T)