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「緑の絵画館・小さな写真便り」

植物観察会・旅先・近所などで出会った不思議な植物の表情、緑のある風景写真などを、文章と共にご紹介致します。

TREE CIRCLE 「小さな写真便り」 (36)

2005-12-21 | 小さな写真便り♪
◆◆ 冬の木々たち・冬芽の表情 『ハクウンボク』 ◆◆

 寒い冬を迎え、野山の草木は静かに眠っているかのようです...。冬の寒さと乾燥に耐える木々たちが、「春」を迎えて 其の「葉」や「花」を展開・伸張する為に、とても大切な役割を担う『冬芽(とうが)』を付けます。此処では、そんな『冬芽』の持つ 色んな表情をご紹介してゆきましょう。

 さて、前回の「ヤマハゼの冬芽」では、「頂芽」と「側芽」のお話に触れましたが、今回はエゴノキ科「ハクウンボク」の冬芽を観察しながら、『冬芽のピンチヒッター』のお話です。(^-^

 春の伸張時に「成長の要」となる頂芽ですが、もし何かの原因で損傷し 失われた場合でも、枝の途中に付く『側芽』が成長する訳です。そして、中には『主に』其の「成長の要」となる「冬芽(主芽)」の傍で、静かに控えている『芽(副芽)』を付ける樹木もあるのです。

 此の『副芽(ふくが)』と云う芽は、主役を担う冬芽の『主芽(しゅが)』が、主役を演じられない状態になった時に『だけ』、大きく成長出来る『冬芽』なのです...。ですから、主役の「主芽」が無事に成長できた時には、控えの『副芽』は落ちて失われるか、育っても小さな葉にしかならない運命にあります。う~ん、なんだか辛い役回りですよね。
(-_-;

 今回は、『冬芽の影のピンチヒッター』となる『副芽』を付けた、エゴノキ科「ハクウンボク」の『冬芽』の写真を ご紹介致しました。(=^-^=)


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