女一人で地球散歩

2016年11月6日よりスタート!!!本能のままに!地球散歩へ行ってきます:)

自然に触れ、文化に触れ、人の優しさに触れた日

2019-09-02 22:14:29 | Japan🇯🇵
8月12日(月)


深夜まで飲み散らかしていたが、6時に起床。


眠い…



寝たのが深夜2時近かったので、眠いに決まっている。


しかしバスに乗らないといけないので、ダルい体を引きずりながら準備を行う。


ゆうすけさんも同様に寝不足なはずなのに、わざわざ早起きをして私を駅まで送ってくださった。

ちなにアメリカンのデイブは今日東京に帰るため、今日でお別れだ。


デイブも用事があるらしいので、3人で弘前駅に向かう。



デイブにお別れをし、私は白神山地行きのバスに乗り込む。



弘前市から白神山地トレッキングの要点となる、アクアグリーンビレッジANMONまでは、弘前駅からシャトルバスで1時間以上かかる。




バスの1番後ろの席に座り、窓から景色を楽しむ。


市街地を抜けると、畑が増え、美しい緑が広がっている。


そして1番感動したのが、りんご果樹園の多さ!!!



青森はりんごの生産が日本一なため、そりゃりんご果樹園が多くて当然だが、りんごが鈴なりになる木が立ち並ぶ光景は、青森に来たんだなあ、という感じを更に強くさせ、なんとも言えない気持ちにさせてくれた。



さて、バスは白神山地トレッキングのスタート地点である、アクアグリーンビレッジANMONに到着した。


ここで簡単に白神山地について説明を。


白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。
ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれており、1993年(平成5年)12月に世界遺産(自然遺産)に登録されました。


白神山地ビレッジセンターHPより引用


とにかく広大な山地帯で、観光客が入れるエリアはごくわずか。
それ以上奥に入りたい場合は、許可を経た山岳ガイドと一緒でなければならない。


そして引用文にもあるが、白神山地は日本で一番最初に世界自然遺産に登録された場所なんです!!


ちなみに日本の世界自然遺産は、

①白神山地(青森、秋田)


②北海道、知床


③屋久島(鹿児島)


④小笠原諸島(東京)


以上の4つだ。


今回の白神山地以外はすべて訪れたので、今回の旅で日本の世界自然遺産をコンプリートだ!!!!



テンションがあがる。なんかいい響きだ。



前述したが、白神山地はとにかく広い。
そのためトレッキングコースも沢山あるが、有名なのはここだろう。





神秘的な美しさを放つ、コバルドブルーの湖、十二湖だ。

十二湖といっても、12個の湖があるわけではなく、白神山地内にある湖は12個以上だ。
そしてこの十二湖を巡るコースは、世界自然遺産エリアではない。



せっかく来たんだし、よくポスターで見るブナ林や白神山地の中をがっつり歩きたいなぁ…



と、考えた結果、私は暗門の滝コースを歩くことにした。


暗門の滝コースとは、白神山地の中にある3つの滝を巡る一番人気のコースだ。
水場が好きな私にはちょうど良いではないか。



早速ビジターセンターで、白神山地の地図をもらう。
スタッフのお兄さんによると、ブナ林を迂回するコースもあるらしいので、ブナ林を迂回→暗門の滝コースにすることに。


さぁ行こう!!!



ここで寄付金?を支払い、暗門の滝コースに行く人はヘルメットを借りる。



白川山地は世界自然遺産(しつこい)



暗門の滝コースに入る前に、ブナ林を迂回するためブナ林コースへ。


お盆期間中のため、混んでいるかと思ったが、人はほとんどおらず、ブナ林の中は静寂に包まれていた。




これ、熊の爪痕らしい


白川山地では熊の目撃情報がたまにある
山奥なんだから、当然といえば当然だが、熊が自ら進んで人間を襲うことはほとんどない。
野生動物は基本的に用心深く、人間を見たら逃げて行くことがほとんどだ。

しかし念のため人間の存在を彼らに知らせるため、登山者の中には、熊鈴と言われる大きな音がなる鈴をつけている人もいる、


もちろん私は持っていないけどね!!







静寂に包まれるブナ林は、とても美しかった

こんなに可愛い子もいた




アップダウンはそこまでないが、やはり山道。
しばらく歩いていると、汗が噴き出してくる。

流れ出る汗をぬぐい、歩き進むとブナ林を抜け、暗門の滝コースの入り口に到着した




いよいよヘルメットの準備だな…!!




ブナ林を抜けると、沢沿いのルートが現れた。
ここからひたすら進み、滝を目指すことになる。



天気良し!
最高!!!


ほっそい道も多々あり。
登山、トレッキングは譲り合いの心が大事ね。




沢を覗くとおたまがたくさんいる





水辺沿いは次第に狭くなり、滝に近づいてくると岩が水に濡れて滑りやすくなっているため、慎重に歩みを進める
しかも直近の台風によって水かさが増している。





歩き続け、ようやく目的の滝が現れた






写真だと迫力は全然伝わらないけど、落差が結構あり、なかなかの迫力だった

そしてなにより涼しい!!!



滝の近くに行けば行くほど涼しくなり、真夏の最中、ということを忘れそうなほどだった。


滝の近くに腰を下ろし、買ってきたパンで小休憩🍞


ただの菓子パンなのに、美味しく感じるなぁ…




爽やかな空気を浴び、気分爽快だ。




しばらく滝を眺めたり、水辺で遊んで満足したので、元来た道を戻ることに。


相変わらずの素晴らしい天気。
来てよかったなぁ。









爽やかな空気を全身で浴び、最初の観光センターに戻る。

全身汗まみれのため、涼みに行くついでに観光センター内でりんごアイスをゲット🍎


販売していたお兄さんは、朝ルートの説明をしてくれたお兄さんだった。


「お帰りなさい。滝は楽しめましたか?」

私のことを覚えてくれていたらしく、声をかけてくれた。


そしてお兄さんが巻いてくれたりんごアイス🍎







バカウマwwwwww



アイスなのにりんご!

りんごだけどアイス!!


意味不明に聞こえるかもしれないが、本当なのだ。


高いだけある。
食べてよかった。



アイスを食べて満足し、しばらくベンチに腰掛けて休憩。



弘前行きのバスに乗り込み、市内へ戻る。


さて、市内に戻ってきたがゆうすけさんは夜まで仕事だ。
数時間ほど時間があるため、弘前市内を散策することにした。



弘前駅から数キロ圏内に、弘前城がある。

よし、行こう!!



弘前城といえば、桜の名所でとにかく有名だ。

ゆうすけさん曰く、弘前城の桜は日本一だそうだ。
私も弘前城の桜に憧れているが、残念ながら未だにその姿を見たことはない。


もちろん今の時期は桜ではないが、その桜の舞台となる弘前城が見たくなり、弘前駅から徒歩で行くことにした。

数キロ程度と考えていたが、方向音痴の自分は逆走を繰り返したため、だいぶ時間がかかってしまった。



ようやくあと数百メートル、というとき、気になる看板を見つけた。


「津軽藩 ねぷた村」





ん?



ねぷた村…?




よし、ねぷた村に行こう



ねぷた村が気になり、そのまま弘前城の前を通り過ぎてねぷた村に向かった


青森は弘前城の桜も有名だが、ねぶた祭りも有名だ。


俗に言う東北三大祭りの一つでもある。
ちなみに東北三大祭りとは、

青森市のねぶた祭り


宮城の七夕祭り


秋田の竿燈祭り


の三つになる。

祭りが好きな身として、気になるではないか

というわけでねぷた村へ!!




閉館ギリギリで滑り込み、入ってすぐにスタッフの方の太鼓演奏を披露してもらった。


実際にねぷた祭りで使われた道具が展示され、ねぷた祭りの歴史、作成工程などが展示されていた。













それにしても凄い迫力だ。

これらは人の手で丁寧に手作りをされているというから驚きだ。

日本人の繊細な技術があってこその、力強い作品に、思わず息を飲んだ。



そしてよく混同されるのが、ねぷたとねぶた。

ねぷた祭りは弘前市。
ねぶた祭りは青森市で開催される。
市によって台車もデザインが異なる。

ねぷたは扇型、ねぶたは横長のものが多い。
そして五所川原市は縦長のものが主となる。










場所によってデザインが違い、掛け声も異なる。

なんて力強くて、なんて美しいんだろう。
初めて間近で見る祭りのねぶた達の姿に、思わず胸が熱くなった。
来年の夏は絶対にねぶた祭りに行こう!!
と、心に強く決め、ねぷた村を後にした。


ねぷた村を出て、弘前市駅前に戻ろうとするが、途中に弘前城を通るため、少し寄り道をすることにした。

当然時間外で城内には入れないため、敷地内を散歩することに。




とにかく弘前城公園は広い。

本当に広い!!!

鴨が泳いでいた。







早起きをして朝から15キロ近く歩いていたため、この頃には疲労がピークとなっていた。

ザックを背負いながら、うろうろするが疲れてきたので、早々と退散することに…



再び弘前駅に戻り、夜も遅くなってきたため、ゆうすけさんと合流をする。


この日は弘前市最後の夜だ。


デイブはすでに東京に帰ったため、ゆうすけさんと二人で夕ご飯を取ることに。
(ゆうすけさんの奥様とお子さんは、奥様の実家に帰省中で不在…😭)


「せっかくだから、地元の人が集まるようなお店に行こう!!」

と言って、車で市内を走り回ること15分ほど。


ゆうすけさんお勧めの定食屋に着いたが、生憎の満席…


そのまま次の店へ!!!


着いた先はラーメン屋!!!!





美味すぎわろた\( ˆoˆ )/



油っぽいのにしつこくない!!
しかもかなりのボリューム!!!

普段、そこまでラーメンを食べる方ではないが、ここのラーメンはめちゃくちゃ美味しかった。


ゆうすけさん、ありがとうございます✨



お腹を満たしてお家に戻る。

この日はラストということで、ビールを飲みながら二人で話し込んだ。

彼は留学やワーホリ経験はないが、英語はネイティブ並みにペラペラだ。
聞けば自分で勉強して習得したそうだ。
仕事上で英語が必須のため、努力の末に獲得したのだ。


このように、海外生活の経験がなくても英語が堪能な人がいる。
もちろん並大抵の努力では習得は出来ない。
諦めない粘り強さ、頑張り続ける精神力、これらがなければ絶対に無理だ。

私も少しだけ海外をうろうろした経験があるため、ゆうすけさんとは話をしていてとても楽しかった。

お互いの家族のこと、将来のこと、仕事のこと、恋愛など。
会ってまだ2日目なのに、穏やかで話しやすいゆうすけさんは、兄のような感じだった


将来の不安のことを軽く話すと、

「大丈夫だよ、君にしか無い強味が必ずある。それは君が今まで得た経験や、そこから学んだ多くのこととか、絶対にあるはずだよ。」

と、優しく言ってくださった



仕事とかプライベートのこととか、ここ最近色々と考えることが多かったが、ゆうすけさんに話を聞いてもらえたことで、心が軽くなった感じがした。

胸につかえていた何かが取れた感覚だ。



23時を回った頃、お開きにすることに。


朝から歩きまわり、なかなかのハードな1日だったが、心は軽やかだった。

やっぱり来てよかった、東北。



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