Trips with my RV.

RVでの小旅行。

コラーゲン・・・

2012-04-02 19:09:18 | Innocent joke
以前もカミサンは美容に熱心な方からコラーゲンを薦められてコラーゲン三昧の生活をしていた筈だったが、悲しい三日坊主の性格からコラーゲン生活から遠ざかっていたのだが、再びコラーゲン熱再燃の兆しである。

コラーゲンの美容効果・・・と云うモノは、似而非科学と云うつもりは無いが一種のプラセボ効果の産物だと私は認識している。これはマイナスイオンの「レナード効果」にしろ、老化防止のコエンザイムQ10や、キチン・キトサンや、カテキン緑茶程度の「気休め的プラセボ効果」に期待する代物だと思っている。他の美容に良いとされる商品群総てに共通する事だが、綺麗な美人が飲んでいると云うキッカケで飲み始めるのだろうが、他にも美容に良い行動を積極的に行う事で結果的に美容に良いと再認識する事で売れていくバイブル商法なのだろう。

コラーゲンは、確かに人体で皮膚の潤いや張りを保つ働きをしている事を否定する気はないが、これを外用摂取しようにも経口摂取しようにもコラーゲン蛋白の分子自体が巨大すぎて吸収されないと思うからだ。コラーゲン蛋白を経口摂取すると大部分がアミノ酸に分解され吸収されるのだが、完全に分解されずに残ったペプチドこそが美容上に有利に働くとも云われている。「茶の雫」石鹸でも明らかになった筈だが、異種蛋白のペプチドこそが重篤なアレルギー症状の原因である場合が多いのだ。重篤な症状を起こすアレルギーには小麦アレルギーの他にも蕎麦アレルギーが知られていて、こうした巨大な異種蛋白が完全にアミノ酸に分解しきれずペプチドの形で消化管から体内に吸収されてしまう事でアレルギー症状が発生してしまうのだ。

又、美容に効果が在るだろうとされるコラーゲン蛋白は、人体では凡そ30種類あるとされるヒト型コラーゲン蛋白の内のⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型等の繊維性コラーゲンだが、これは主流の製品には含まれていない。辛うじて豚由来のコラーゲン蛋白には非常に近い形の繊維性コラーゲンが含まれているので、豚由来のコラーゲン蛋白を大量に摂取して、その不完全分解物であるコラーゲンペプチドの摂取確率を上げるのが本当に美容に良いのだろうか?

で、妻の買ってきたコラーゲンを見ると・・・安心のフィッシュ・コラーゲンだそうだ。(何が安心なのかは私には判らないが・・・)何れにしろ、世間一般で謳われている美肌効果はプラセボ効果以上の効果は見込めず、誇大広告と言わざるを得ない。 端的に言えば消費者の無知に付け込み、限りなく効果ゼロに近いインチキ商品を薬事法に引っかからないようバイブル商法で謳い販売しているのが現状なのカモ知れない。

が・・・余り扱き下ろすとプラセボ効果も減じてしまうので、カミサンには効果は無いよとは伝えない方が「愛ある行動」なのだろうが・・・。精製されたコラーゲンや合成されたコラーゲンペプチドではなく豚足でも食べた方が良さそうな気がするのだが如何なモンだろう?
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