Trips with my RV.

RVでの小旅行。

温泉・銭湯にバスタオルを巻いて入る・・・

2010-02-25 23:13:04 | アウトドア?
私自身も幼少の頃から内湯世代で在り、温泉・銭湯に入ったのは小学4年生の親戚との旅行が初めて・・・の口なので、全員が裸である温泉・銭湯でも人知れず恥ずかしい思いをしていた(いる)。

RVを駆りキャンプに行く様になってから、最初はキャンプ場の5分間シャワーのお世話になっていた。だが、折角のRV旅行に来て、家より不便なコインシャワーに甘んじるのも如何かと、キャンプ場で奨められた温泉に行ってみた。自宅の風呂より広い湯船でノンビリと体を伸ばして入浴する快感は堪えられない。だが・・・、女々しいと思われるだろうが、何となく恥ずかしい。

いい歳放いた大人なので、ナニが恥ずかしいのかを考えてみた。

(1) そもそも、人前で裸で居る事は恥ずかしい事だ。
(2) 現に、屋外で裸で居る人って小さな子供以外は見た事が無い。
(3) 核家族の一人っ子なので、物心ついてからは風呂は1人で入るモノだった。

そんな私でも、小・中・高の修学旅行やスキー合宿や研修旅行では、平気なフリをしているしかない。誰しもが、実は恥ずかしいと思いつつも「男の癖に恥ずかしがっている」と思われたくなかったから(「自分の裸の恥ずかしさ」<「女々しいと思われる恥ずかしさ」)平気なフリをするしかなかった。

RVトラベルを続けていて、この問題に終止符が打てた。私自身の「裸が恥ずかしい」と思うレベルは、「普通は首から上しか晒していない人に対して、水着を着ていても隠している部分を見せるのが恥ずかしい」と云うレベルだと判った。勿論、知らない人に対しても自分の裸を見せたくないと云うレベルの人も居るだろうし、家族や恋人や配偶者にも裸を見せたくないと云う最強レベルの人も居るだろう。そう考えれば、知人友人でも相手も裸なら自分の裸を見せる事も平気なレベルの人も居るだろうし、相手が服を着ていても自分自身が服を脱ぐ必然さえ在れば平気なレベルの人も居るだろう。更に、必然が無くても裸になる事に全く抵抗を感じないレベルの人も居るだろう。(要は、多様性の容認の問題。酒を飲めない人に酒が飲める人が飲酒を強要するのと同じく、人それぞれに恥ずかしさのレベルが異なるのに知人友人を自分と同じレベルの恥ずかしさしか無いと勝手に思い込み大衆浴場での入浴を強要するのは駄目だろう。)

日本の銭湯の歴史の中では、男女が別の浴室になったのは明治以降の事で、銭湯も温泉も基本的に男女混浴だったそうだ。そこには日本的な文化である「他人を不躾に見ない」と云うルールを互いに尊重していたから成り立っていたそうだが、そこに欧米のキリスト教的禁欲文化が入って来てから、混浴は恥ずべき恥ずかしい事に変わっていたのだろう。但し、男女混浴と云っても脱衣所は男女別々で、女性は湯文字を着たり、男性は湯褌を着たり、又は、上手に手拭いで隠して入浴していたらしい。(当時は、石鹸やボディシャンプー等無い時代で、体の洗浄には糠袋)

日本の銭湯では・・・私自身も概ねそうだが、手拭いを持参しさり気なく局部を隠すフリをするのがマナーなのだと思う。これは局部を人の目から隠す為と云うより、御目苦しいモノをお見せしない工夫はしていますよ、と示す為だ。それに、自分自身もそうだが誰も他の同性の裸なんか見たいと思っては居ないだろう。まぁ、平気で誇示している方も居られるが、それは、その方の趣味なのだから許容すべきだ。余談だが、誇示して居られる方は大多数の方が、人に誇れる良い御道具をお持ちなのだが、明らかにそうで無い方も堂々と誇示して居られるので・・・恥ずかしさのレベルがコンプレックスと相関するか否かは私には定かではない。

尚、同じ人種であり文化的に近いと思っていた韓国の銭湯では、手拭いやタオルで局部を隠すと云う文化は無い。日本より儒教の影響力が強い韓国では男女混浴が無いから・・・だそうだ。社員旅行で行った際に韓国の銭湯で「垢すり」をして貰った。日本の日帰り入浴施設では・・・誰が履いたか判らない使い回しのトランクスを履かされるが、そんなモノも無くタオルで局部を隠して台に載ったが、サッサと取り去られて捏ねくり回された。人知れず恥ずかしい思いをしたが、周囲の誰も平気に振る舞っているので・・・我慢するしか無かった。(尚、本場の「垢すり」は痛い位に強力だが、スッキリと垢を刮ぎ落とされ気持ち良かった)

私自身が居合わせた他のオッサンの裸に全く興味がないのと同じく、誰もデブのオッサン(私)の裸なんかに興味を持っている筈がない。にも関わらず、一方的に見られて恥ずかしいと思うのは自意識過剰と云う幼児性のなせる妄想だ。生涯で再び会う筈も無い人に恥ずかしがるのもオカシイ・・・と自らを納得させつつ、RVトラベル歴も10年を超えて知人が誰も居ない銭湯や温泉では殊更に隠す必然も感じなくなった。人前で裸で居る事にも慣れが必要なのだろう。これは私自身に限らず、昨今の内湯世代では同じだと思うのだ。(だから、自宅周辺の日帰り温泉施設には行った事が無い。因みに、妻も自宅に近い日帰り温泉には断固行きたくないと同意見だ。)

裸の恥ずかしさレベルがこの程度(公衆浴場駆け出しレベル)の私の目にも、奇異に映るのが若い男の子がバスタオルを巻いて完全防備で湯船に入る事である。10年前の私なら羨ましく思ったかも知れないが、13年の年季で羨ましいとは思わない。いや・・・10年前の私レベルでもバスタオルを巻いて湯船に入るのは逆に目立ちすぎて恥ずかしいカモ?・・・と思う。

以前、ネットの情報で・・・TV番組の影響でバスタオルを巻いて温泉に入浴する若い女性が増えている・・・と読んだが、去年当たりから若い男性でも極少数だがバスタオルを巻いて湯船に浸かる人を散見する様になってきた。

私自身は奇異に思うモノの、私自身がかつて恥ずかしいと思っていた人間なので、その気持ちは判るので無視する事にしている。だが、世のお父さん世代の中には看過出来ない人も居る。「おい、兄ちゃん!タオルを湯船に浸けるなって教わらなかったのか?」と声を掛ける。男の子側の対応は様々だが、要は「何故ですか?」と云う問いになる。

「タオルは汚いから」 vs. 「綺麗に洗濯してあるバスタオルです」
「掛け湯もせず風呂に入るのは汚い」 vs。 「僕は汚くありません」
「マナーの問題だ」 vs. 「何か迷惑を掛けていますか?」
「掛け湯もせずに入られると迷惑だ」 vs. 「スミマセン」

回りのお父さん方が、声を上げたお父さんに加勢をするとバスタオルを巻いた男の子はスゴスゴ退散する。場合に依っては扉を開ける前に「クソジジィ」と捨て台詞を残して去る場合もある。当のお父さん以外は、それから徐に非難の声を上げるのが慣わしだ。当の彼は、体も洗わぬままバスタオルを巻いて湯船に浸かったまま退散するので、少なくとも体を洗ってサッパリすると云う風呂本来の目的を果たせぬままである。

そもそも、何故、風呂にタオルを浸けてはいけないのか?だが、基本的に洗濯し立てのバスタオル云々と云う状況は想定して居らず、体を洗った手拭いは汚い・・・から、とか、石鹸が残った手拭いを湯船に入れると湯が濁る汚れるから・・・、とか・・・だろうか?衛生学的に、人の体が汚いのか、体を洗った手拭いが汚いのか・・・は判らないが、日本古来の風習だと云うしかない。云うなれば、手拭いやタオルを湯船に浸けてはいけないと云うのはマナーで、ルールでは無い。マナーとは、人に不愉快な思いをさせない事で、人間が気持ちよく生活していくための知恵である。洋の東西を問わず・・・「他者を気遣う」気持ちを所作・立ち居振る舞いとして形式化したモノがマナーである。

ここで、そのマナーが理に適っているか否か等は問題にされない。その地域のマナーは、その地域に居る限り尊重されるべきだろう。銭湯や温泉には裸で入り、手拭いやタオルを湯船に浸けない地域なら、そのマナーに従うべきだろう。バスタオルを巻いたまま湯船に入った男性の犯したマナー違反は、この一点だろう。

これはバスタオルを巻いて湯船に浸かる男性より遙かに少ないが水着を着て湯船に浸かる若い男性を2度目撃した事があるが、回数が少なかったからか誰も咎め立てはしなかったと思う。(だから、恥ずかしければ水着を着て入れと云う気は無いが・・・、少なくとも私は許容する)

21世紀は多様性の時代である。換言すれば、連綿と紡がれた伝統よりも個々人の希望を尊重しようと云う時代だ。以前なら、公衆浴場は他人に裸を見せるモノと云う常識に縛られないで済む時代なのだ。最近は、九州等の温泉資産が豊富な場所ではコイン式家族風呂が好評だ。僅かな費用で、脱衣場から湯船から休憩室まで貸し切りに出来る。我が家も、娘が小さい内は何度か利用した事がある。(だが、お父さんに裸を見せたくないだろうと思い始めるのでは無いかと、私の側が警戒して、早い時期に家族風呂で家族全員入浴する事を止めたのだが、夫婦二人なら今でも使っている)娘自身は、狭い家族風呂より広い大浴場の方が気持ちが良いと云っているし、幼少期から公衆浴場に入る事が常識になっている娘は女湯で裸を見せる事に抵抗は無いのだろう)又、日帰り入浴施設でも家族風呂が在る施設も増えているので公衆浴場で裸を晒すのが嫌な人は、そんな場所に行くべきだ。

それに、広い湯船で体を伸ばしてノンビリ入浴すると云う事よりも、入浴には汗や垢で汚れた体を洗い流しスッキリしたいと云う方が人の欲求としては大きいのでは無いだろうか?それならば、都市部ならドコでも雨後の筍の様に頻発しているネカフェ(ネットカフェ)の類は、個室シャワーが備え付けられている。又、大型トラックが給油に出入りする幹線道路沿いの大きなGS(ガソリン・スタンド)にはシャワールームを完備したトコロも結構ある。(デカいトレーラーを牽いてのキャラバン中に、汗を流したくて、そんなGSでシャワーを浴びた事が在るが、目からウロコの好体験だった)高速道路のSAで入浴施設が備わっているトコロも在り旅程を調整して、そこでの入浴を何度か愉しんでいるが、PAでもシャワーブースが付いているトコロも増えている様だ。

多分、件のバスタオルを巻いて温泉の湯船に浸かろうとした若い男性はネカフェにでも行くべきだったのだろう。

RVを駆るRVトラベルに於いて、もし公衆浴場に立ち寄るのは嫌だとお考えの方が居られたら、銭湯と日帰り温泉施設だけではなく、高速道路PAのシャワーブースや、大型トラックの立ち寄る大手チェーンのGSや、ネカフェなんかも視野に入れるベキだろう。RVを駆るRVトラベルに於いて・・・と前置きして、RV内のシャワー施設を忘れているでは無いかと云われそうだが・・・今のZIL520のトイレではシャワーを浴びた事が無いし、よほど困らない限り、ZIL520内でシャワーを浴びようと思った事が無い。これは専用のシャワーブースを備えた以前のアメリカントレーラー時代でも同じだ。トイレと兼用スペースではなく専用のシャワーパンの上で浴びられるのだが、コインシャワーも近所にない緊急回避として数回使った事は在るが、優先順位は低い。

欧州製のボイラー(Carver CascadeⅡ)では約9Lの80度の湯が約20分で沸くのだが、シャワーとして実用すると25度の清水と混ぜたとして適温42度のシャワーが19L使える計算になる。19Lの温水で洗髪を含め全身を洗うのは訓練が必要だ。勿論、ガスで追い炊きしながら使えば良いのだが、沸き上がりには時間が掛かる。25度の水を80度まで沸かすのに40gのLPGを使う。普通に1人がシャワーを浴びると約80gのLPGと35Lの清水を使うのだろう。

アメリカ製のボイラー(ATWOOD)では、約22Lの85度の湯が約15分で沸く。こちらは追い炊きしなくても倹約すれば適温42度のシャワーが40L強使えて大人1人の洗髪を含めて全身を洗う事が可能だ。だが、欧州製のボイラーと比べてガスの消費量は数倍(約8倍の大喰らい?)位だ。因みにZIL520はヒートエクスチェンジャー(エンジン冷却水でボイラー水を加熱する)付きなのでガス消費を倹約する事は可能だろうが、ヒートエクスチェンジャーだけで沸かすと2時間位で70度の湯が沸くので最初の1人分はガス消費を抑える事が可能だろう。

LPGの充填が難しくなりつつありZIL520は2Kgボンベ2本しか積めないのは良いとして、RV内でのシャワーを躊躇する最大の理由は清水の補充とグレー排水のダンプが最大の問題だと思う。清水を補充するのは燃料を補給した際にGSで頼めば大体OKして貰える。飲用水タンクと清水タンクが分かれているので、清水タンクに井戸水を入れたくないとは成らず気兼ねなく補給は可能だ。だが、グレー排水のダンプが問題だ。歯磨きの排水と、車内での食器類の洗い水程度なら70Lの排水タンクはナカナカ一杯には成らない(昨年夏の北海道キャラバンでは外食主体だったので補給や排水は不要だった)だろうが、2名シャワーを浴びたら一気に清水タンクは空になりグレータンクは満水に成る。フルフックアップのキャンプ場なら気兼ねなく給水し排水出来るだろうが、キャンプ場以外で70Lの生活排水を捨てるのは・・・難しい。(住宅の生活排水を道路脇の側溝に廃棄している地域も未だに在るのだから、キャンピングカー1台分位の生活廃水を側溝に流す位で目くじらを立てるべきではないと云う意見は確かに在る。出先のトイレで止む無くカセットトイレの汚物をダンプする経験は何度か在るが、少なくとも誇らしい気分には成らない。大体が夜闇に紛れて、でも痕跡を残さないように細心の注意で「オツリ」に気を付けてダンプするのだが、それはトイレ個室の中での作業なので気は楽だ。グレータンクの排水は個室でコッソリとはいかない。)又、1回分のシャワーで清水システムを使い切るのは気が進まない。

そう云った意味合いで、我が家ではRVのシャワー設備って全くの無駄モノなのかも知れない。因みに、妻子の希望ではZIL520のトイレルームのシャワーを外して用足しの際に手が洗える洗面ボールと蛇口が在れば良いのにと云われている。使う予定もないシャワーの水栓ハンドルが少し回っていて清水ポンプが止まらなかった経験があるので尚更だ。特に・・・、ウォシュレット愛好家の私なのだが、アメリカントレーラー時代はホテル用のウォシュレットを設置していたのだがZIL520のC2000にウォシュレットを設置するエネルギーが足らず、専らトラベルウォシュレットを愛用しているが・・・、トイレルーム内で急に用足しした際にトラベルウォシュレットに温水を張るのが非常に面倒なので、何れは混合栓と小さな洗面ボールに替えようと思っている。

・・・と云うのは、全部、長~い前置きで・・・

限りある温泉資源を有効に使う為に、男女混浴の温泉が増えつつあるのだそうだ。だが、時代は21世紀で江戸時代に逆戻りは出来ないので、湯浴み着を着て入る混浴温泉なのだそうだ。河原等の混浴温泉では水着着用が推奨されていたが、水着では温泉気分には浸れないだろう。湯浴み着なら温泉気分も味わえて、イメージは崩さないだろう。それで居て、特に男女混浴で裸を晒すなんて、私のようなオジサンが云っても説得力も無いだろうが、若い女性では想定の範囲外の行為だろう。それでは鄙びた温泉は廃れる一方で、男女別の清潔そうな施設を誇る温泉の独断鳩なってしまう。その抵抗感を湯浴み着着用で無くして、昔ながらの古き良き温泉の姿を取り戻そうと云う動きなのだろう。

湯浴み着と云えば、江戸時代の銭湯での湯褌や湯文字だったのだろうが、今日的には薄い浴衣の様な衣類である。湯文字は腰巻きとも呼ばれ下半身しかカバーしないのだが、湯浴み着は違う。但し、湯浴み着は薄いガーゼ状の衣類なので、見せない工夫は残るのだろうが、21世紀的には、その位のスリルを残して日本古来の風習を復活しようと云う事なのだろうか? 

男女をキチンと分けてくれた方が、私的には有り難い。私は電車通勤はしない人だが、もし電車通勤をしていて、路線に女性専用車両が在れば良かったと思う口だ。学生時代に5年間千代田線で通学したが、その頃は女性専用車両等は無い頃で、ラッシュ時は手の置き場には苦労した。(うっかり、下に降ろしていて痴漢と間違えられては困る・・・と云う軟弱な話)湯浴み着を着ての混浴温泉でも、恐らく・・・見れば見えてしまうだろうから、見ていないオーラを発する為に色々工夫をしなければ成らないだろうから・・・疲れそうだ、私は行きたくない・・・と思うが、皆さんは如何だろうか?
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2 コメント

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タオル・手拭いを・・・ (TOMO@愛知)
2010-02-26 09:28:34
拙の解釈と言うかかつて、先達にそう云われた?
手拭いを湯船につけない
かけ湯をしてから入るなどのルールは

 湯船の湯は皆が入るから綺麗に保つのがルールとしてあり。
 かけ湯は体の汚れを落としてから入ると云う意味

 手拭いを湯につけないと云うのは
湯船に浸かって手で手足体をこすって
「あぁ~良い湯だ」とばかりに湯の中で垢を落とすような行為を「していない」と云う表示。
公衆での正しい入浴マナーは両手の人差し指を湯船から出して静かに浸かる(これは行き過ぎと感じましたが)と云われた覚えもあります。

湯船の湯を綺麗に保つ為、湯船の中で手拭いでゴシゴシ体を擦ったりしないと云うマナーが「手拭いを湯に付けるな」になってゴシゴシが段々消えて行って「湯に付けるな」が残ったと考えていました。

  これ、まるで根拠の背景のない
  自分が解釈したいる話です
返信する
Re: タオル・手拭いを・・・ (軽薄な店主)
2010-02-26 14:28:09
TOMO@愛知さん、コメント有り難う御座います。

気の小さい私は、銭湯や温泉で湯船に入る前に石鹸やボディシャンプーで全身を洗ってから入ります。(自宅でも、そうしています。自宅の風呂も循環風呂なので・・・)掛け湯ったって、ザッと湯を掛けただけではナニも変わらないと思いますし・・・。衛生的には糞便でも付着していない限り、掛け湯をしようがすまいがあまり変わらないとは思います。本来の掛け湯とは、排泄器官局部を洗い流す事であり、急激な温度変化で心臓に負担を掛けないように手足から徐々に湯を掛けてから入浴する事とは別個の事だと思います。

マナーとは、人に不愉快な思いをさせない事で人が互いに気持ちよく生活していくための知恵だと思いますが、反面として人から不快な思いをさせられない事が直接的な利益の筈です。「情けは人の為ならず」の意味は 「情けは人の為ではなく、いずれは巡って自分に返ってくるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」ですが、それと同じ事。

私自身は、形式的な掛け湯より石鹸やボディシャンプーで洗った後で湯船に入った方が(衛生学的には変わらないとしても)気持ちが良いと思うので・・・出来れば、皆さんもそうして下されば良いのにと秘かに思いながら・・・実行していますが、最近では掛け湯もしないで湯船に飛び込む人が多い様です。ですが、気が小さい事も在り、特段咎め立ては致しません。私自身が気になれば湯上がりに掛け湯ではなく、もう1回石鹸やボディシャンプーで体を洗い直す事にしています。

皮膚が弱い私は、銭湯や温泉での塩素添加には辟易しています。湯船の湯を汚さない工夫を皆さんがすれば、塩素濃度を下げられるのでは無いかと秘かに思いますが・・・。


> 湯船に浸かって手で手足体をこすって
> 「あぁ~良い湯だ」とばかりに湯の中で垢を落とすような行為を「していない」と云う表示。

> 湯船の湯を綺麗に保つ為、湯船の中で手拭いでゴシゴシ体を擦ったりしないと云うマナーが「手拭いを湯に付けるな」になってゴシゴシが段々消えて行って「湯に付けるな」が残ったと考えていました。

あぁ~、目からウロコの説です。実に説得力が在ります。

今日でも湯船にタオルを持ち込んでゴシゴシする人を目撃するのは関西地域の銭湯・温泉施設で、他の地域では小さな子供がやっている位です。だから、関西では緩やかだったのカモ知れませんね。

私も気になって調べてみましたが「タオルの繊維が循環濾過器を詰まらせるから」なんて21世紀的な理由もありましたが、納得する理由には辿り着けませんでした。そう云えば、江戸時代の銭湯では「毛切石」と云う石が置いてあり、湯船に漂う陰毛で他人を不愉快にしない様に体を(糠袋で)洗ってから、「毛切石」で陰毛を短くカットしていた・・・のだそうで・・・。

銭湯マナーも時代と共に緩やかに変化していっているのでしょうねぇ。
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