Trips with my RV.

RVでの小旅行。

ゴムアレルギー

2016-02-01 20:40:02 | 健康?
子供の頃から夏場には汗疹に悩まされる事が多かった。デブでは無かった頃からなので汗疹体質で汗疹が皮膚炎へと悪化しやすいからと、デブになった後も気を付けて汗をかかない様にしていたのだが、それでも夏場には主にパンツのゴム周辺と靴下のゴム周辺には酷い汗疹を患って掻き壊して日和見性皮膚炎と闘う事が多かった。日和見性皮膚炎を抱えていると、もうアトピー性皮膚炎の様相を呈してきて夏だけではなく越年してしまう事も多かった。そんな折に、アトピー性皮膚炎から脱却する事が出来たのが24時間風呂の気泡入浴だった。ウソか本当か、気泡が破れる時に超音波が出て皮膚洗浄するので石鹸とタオルで体を洗わなくても良いと云うのを鵜呑みにして、日和見性皮膚炎が悪化した際には石鹸やボディーソープで体を洗わなくなった事で好転したのだろう。時期を同じくしてRVキャンプを始めて、ほぼ毎週末には彼方此方の温泉に入る様になった事も良かったのカモ知れない。アウトドアに勤しむ事でストレス解消になったと思っていた。その後、毎週末どころか出動しない月が多くなってきたが、洗いすぎない事がアトピー性皮膚炎への逆戻りを防ぐ秘訣だと思っていた。こうして全身に及ぶアトピー性皮膚炎からは脱却する事が出来たが、夏場のパンツのゴム周辺と、長時間靴下を履いた時のゴム周辺の汗疹は、止むを得ない事と諦めていた。


先日、ドコにも遊びに行けない暇潰しにキャンピングカーを洗車しWAX掛けをしていたのだが、愛用している耐油性の高い工業用手袋(ビニール製)が破れたので、代替品の炊事用?ゴム手袋をして洗車をしていたら手袋の下が痒くて痒くて続行が不可能になってしまった。手袋を外すと、ほぼ手袋の形に赤く腫れていて痒くて痒くて仕方がない。どう見てもアレルギー症状なので、手指をよく洗って備蓄品のジルテックを飲んで寝たが、寝ている間に掻き壊して手の甲や手指の横が血まみれになってしまった。翌月曜日に出勤した帰りに我慢しきれずに馴染みの皮膚科医に寄ってみた。そこで聞いたのがゴムアレルギーだ。天然ゴムの硫化剤に被れる場合と、ラテックス自体に被れる場合の2通りがあり前者の方が対処しやすいが、最近は後者・・・ラテックス自体にアレルギー症状を呈する人が増えているのだそうだ。いずれにしろ接触性皮膚炎を掻き壊して日和見性皮膚炎に移行してしまったらステロイドを塗布するしか無いと、塗りやすそうなステロイドを処方して貰い、塗り始めて3日で手の皮膚炎を征圧する事に成功したが、手の甲は掻き壊した痕の瘡蓋だらけなので入浴の際には塗らさないようにビニール手袋を填めて短時間で済ませ、ほぼ1週間で治す事が出来た。


ラテックスアレルギー・・・、どうして自分だけでは気が付けなかったのか、指摘を受けて考えてみると、私の今までの症状は子供の頃から全てラテックスアレルギーであったと納得した次第。幼稚園の頃お気に入りの黄色のゴム長靴を履いていて靴下より上のスネが火傷の様に爛れた事が最も古い該当症例であり、冬場に風邪を引く度にマスクのゴムで耳の後ろがミミズ腫れになって痒くなっていたのも、毎年毎年パンツのゴムや靴下のゴム周辺から汗疹になっていたと思ったのは、汗疹を悪化させた訳ではなく実はラテックスアレルギーだったのだ。

ラテックスアレルギーと判明した私がアレルゲンから遠ざかる簡単な方法は、ゴム製品を身に付けない事だろう。前出の馴染みの皮膚科医は高校時代からの友人なのだが、口ゴムの緩い老人用に製品化されているソックスやパンツを履けば良いと助言下さったが、汗が出なければゴムが布に包まれているので症状は出難いのだが、汗をかいたり長時間に亘るとゴムの痕がミミズ腫れの様に残る事に気が付いた。機序についての病識が無かった頃は単なる汗疹で済んでいた問題だが、皮膚炎の原因がハッキリと分かった今となってはパンツのゴムからも遠ざかりたいし、老人用のユルユルの靴下でもゴムの部分は軽度な皮膚炎になっている。病識を得る前なら誰しも当たり前の事と思えた事だが、そうもいかない。

世の中には、相当数のラテックスアレルギーの人も存在するらしくララテックスアレルギー用の下着や靴下が売られている。


Malliah 【マリア】| ゴムアレルギー,メンズ

ここには「☆ラテックス・スパンデックスフリー (ラテックスアレルギー、ゴムアレルギー、スパンデックスアレルギーの方でも安心して着ていただけます。)」 と銘打ったパンツや靴下やパジャマがある。素晴らしい事なのだが、2,700円の2足セットの靴下や4,104円のボクサーブリーフや3,218円のボクサーショーツは我が家の家計では難しいのカモ知れない。そもそも、私自身の生活史を思い起こしてもスパンデックスフリーの必要性は感じなかったので、私はラテックスフリーだけで良いのだろう。

楽天市場で「ゴムなし」で検索して見ると、現実的な価格(一足500円程度)のラテックスフリーのソックスが売られている。

楽天市場メンズ下着「ゴムなし」

特にオーガニックコットン100%と云う訳では無く化学繊維との混紡の様だが、私自身は化学繊維でダメだったりスパンデックス(水着等で使われているポリウレタン)でダメだった事はない筈だったので、お試しでビジネス用途で使えそうなゴムなしソックスを買ってみた。コレを履いて1日仕事に行ってみたが帰宅後にソックスの口ゴムが赤くミミズ腫れになる事もなくスネ周囲が痒くなる事もなくすこぶる快調であった。それまでは一足250円程度の安物ソックスを履いていたので一足500円程度は2倍だが、ラテックスフリーで在りさえすれば皮膚炎は引き起こさない事が判った。

次にパンツである。上記の楽天市場検索結果からゴム無し仕様のコットンブリーフを買ってみた。2000円台で現実的な価格ではあるが着心地の面ではシックリ来ない。妻に相談すると妻はラテックスアレルギーと云う事は無いそうだが着心地の良さからナイロン 90%,ポリウレタン 10%のゴム無しのパンツも愛用しているのだそうだ。ボクサー形状のモノを見せて貰ったが、う〜ん・・・サイズを上げれば男性が履いて履けない事は無いだろうが・・・デザイン的には女性用である事は否めない。コレを履いて仕事に出掛けたらウッカリ途中で交通事故に遭ったり体調を崩して病院に行く事を躊躇しそうである。ウッカリ交通事故にも逢えないし急病にも成れないと云うと、その方が安心だから着て行きなさいと云われてしまう。いや、デザイン的にも問題があるしサイズ的にも少々苦しいカモ?LLサイズなら大丈夫か知れないが・・・

で、結局、日本古来の褌に落ち着いた。入門編に越中ふんどしを試したがスラックスの時は(前布のゴワゴワがやや気になってしまうが)基本的に大丈夫だった。だが、普段着のデニム・・・最近は細めのストレートが多いのだが・・・では越中ふんどしは前布の置き場的が難しく中身が伴わないのに異様にモッコリしてしまう。で、もっこしふんどしや黒猫ふんどしを試すと・・・コレって殆ど紐パンなのだがストレートデニムでも問題は発生しない事が判る。

そんな訳で足は足袋で下着はふんどしならジャパネスクで恰好が良いが、主に経済的な理由で、足はゴム無しソックスで下着はふんどしで過ごす事が増えてきた。先日、日帰り入浴施設に行った時にふんどしの紐がなかなか解けず格闘してしまって周囲の人に解いて貰うと云う失態を経験し少々恥をかいてしまった。(次回から、事前にトイレ等で紐を解いておくのが良いのだろう)紐パンでも良いのだろうが、それこそ交通事故や急病の時に死んでしまえば問題無いが生き残ると若干気まずいので・・・

兎に角、半世紀ゴムアレルギーと気がつかず汗疹症だと信じて不便と闘ってきたが、ふんどし生活を始めたら人生の不便の2〜3割は肩から下ろせて良かった・・・と云う話である。ふんどし生活となった新生の私は夏を迎えるのが待ち遠しい位だ。私の周囲のオジサン達にも聞いてみたが、パンツのゴムがミミズ腫れになったり夏場は汗疹が酷くて痒くてたまらないと云う人は相当数居ると云う事が判った。その皆さんらがラテックスアレルギーか否かは判らないが、下着をふんどしに代えると想像以上に快調である事は声を大にして報告したい。
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4 コメント

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ラテックスとな! (TOMO@愛知)
2016-03-14 09:32:45
稀なアレルゲンの発見で排除は何よりです。

まっ、下世話な親爺的には
ラテックスとなるとついつい下ネタ的なゴム製品が思い当たってしまう訳ですが、・・・・(汗)
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Re: ラテックスとな! (軽薄な店主)
2016-03-21 15:38:30
TOMO@愛知さん、お久しぶり~、コメントありがとうございます。

コメントが来るとは思っていなかったので、超遅レスご無礼仕りました。

「その」ラテックス製品も確かに被れて、「その」「ナニ」が痒くなったり、サイズ的にはゆとりのある「それ」にも関わらず事後数日腫れて赤くなったりして、「その」ラテックス製品を使う行為自体も嫌になってしまったのは事実です。

もっと早く判っていたら悪い虫が疼いて奥様に内緒の悦楽に浸る(浮気三昧な?)人生を歩んだカモ知れませんが、ラテックスアレルギーのお陰でかなり清く生きてしまいました。

製品としてはウレタン樹脂製やビニール樹脂製等のゴム無しの「その」製品も古くから販売されていた事を今知りました。

五十代半ばから青春時代を迎えるのは、ちょっと気恥ずかしくも億劫ですが・・・
返信する
はじめまして (景山)
2017-02-01 15:33:10
ゴムでのお悩み
ゴム紐症候群というのがあります
もし、宜しければ読んで下さい


私のブログです
http://ameblo.jp/kageyama15/entry-12223977789.html


ゴム紐症候群のブログです
https://gomuhimo-synd.jimdo.com/
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Re: はじめまして (軽薄な店主)
2017-02-13 11:45:56
景山様 はじめまして!コメントありがとうございました。貴コメントに気がつくのが遅れて、長らく放置してしまいました。

ゴム紐症候群の情報有難う御座いました。

現在の医学用語では「機械性蕁麻疹」「圧迫性皮膚炎」とか呼ばれるものだと思います。確かにパンツのゴム跡や靴下のゴム跡の皮膚炎の大きな原因だと思います。

ラテックスアレルギーと一言で表現すると、多くの皮膚科医は、天然ゴムに含まれる植物由来のタンパク質にアレルギーを発症するアレルギーとして認識します。ゴムの木由来のタンパク質へのアレルギーは、バナナ・クリ・キウイ・桃等の食用果物類のアレルギーとの交叉反応が知られていて、果物を食べると喉がイガイガしませんか?と聞かれたりします。

但し、ゴム紐症候群と云う名称が網羅する内容は、「機械性蕁麻疹」とゴムにアレルギーを起こす「ラテックス・アレルギー」に大別され、更にラテックス・アレルギーも天然ゴムに含まれる植物由来のタンパク質にアレルギーを発症するアレルギーと、私の様に『ゴム製造における加硫促進剤として利用されるチウラム(テトラメチルチウラムジスルフィド)...wiki日本版ラテックスアレルギーより抜粋』にアレルギー反応を示す場合と、更にウレタン樹脂やビニール樹脂にもアレルギー反応を起こすラテックス類アレルギー等々にも分けられ、更に我々が気がついていない他の原因もあるのカモしれません。そして、厄介なのが、それらの複数の原因が同時に絡み合っている場合であり、そうなるとラテックスアレルギーと一言で片付けても除去が困難かもしれません。

私の場合は、前述した通り『ゴム製造における加硫促進剤として利用されるチウラム(テトラメチルチウラムジスルフィド)...wiki日本版ラテックスアレルギーより抜粋』にアレルギー反応を示したので、比較的除去が容易だったと思います。因みに、チウラムは『日本人では5~7%の人がアレルゲンの陽性率を示す...wiki日本版ラテックスアレルギーより抜粋』そうですが、日本ではアレルギー検査の対象に入っておらず・・・毒物である化学薬品は検査する迄もなく人体には有害なのでアレルギー検査する必要性が無いから・・・、医師の下で試薬を取り寄せてパッチ検査をするしか峻別する方法がありません。

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/report/t160/201110/522065.html

一人一人原因・症状が異なるのがヒトの病気ですから、専門医ですら実際のアレルゲンを突き止めるのは容易では無いのだそうです。

景山様も、皆さんの健康を預かってらっしゃるのでお分りなのでしょうね。

この度はコメンント有難う御座いました。




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