Trips with my RV.

RVでの小旅行。

キャンピングカーでの炊飯(玄米ご飯の炊飯)

2018-09-16 19:48:06 | アウトドア?
昔々・・・アメリカンなトラベルトレーラーを牽いていた頃は、RV内での炊飯は家庭用のLPGガス炊飯器を使っていた。ほぼ2mX5mサイズの国産キャブコン先代ZIL521に入れ替えた後にも惰性で、家庭用のガス炊飯器を使っていた。(アメリカンTTな頃は、ガスコックを増設してキッチンカウンター上で家庭用LPGガス炊飯器を使っていたが、国産キャブコンではカセットガスアダプター経由で使っていた)それ以前は、カセットガス使用のアウトドア用炊飯器を愛用していた。電源が無い所でも気兼ねなく炊飯できる様に電気炊飯器と云う発想が無かったのだが、家庭用ガス炊飯器は中級クラス(6万円台)の我が家の家庭用IH電気炊飯器より美味しく炊ける事を知って以降は、アウトドアごっこでは専ら家庭用LPGガス炊飯器で白米や炊き込みご飯を炊飯していた。

飽くまでアメリカンなトラベル・トレーラーとの比較の問題だが、ほぼ2mX5mサイズの国産キャブコン先代ZIL521には荷物を積むスペースが少ないのでキャンプ道具の断捨離を行う必要性に駆られて、2014年年末頃からユニフレーム(新潟ワークス)のfanライスクッカーDXを愛用してきた。これは過去形ではなく、今後もRVで白米を炊飯する時はfanライスクッカーDXを使い続けるだろう。家庭用LPGガス炊飯器より美味しく炊ける可能性を秘めている事を知ったからだ。fanライスクッカーDXは完全手動でガス火力をコントロールする必要があるし、何分間加熱と云う定量化が可能な代物ではなく、炊飯中は常時付きっ切りで火力をコントロールし続ける必要があるのだが・・・10万円超の高級クラス家庭用IH電気炊飯器にも負けない美味いご飯が炊ける可能性があるのだ。



尚、fanライスクッカーDXの説明書には、そんな複雑な炊き方は書かれてはいない。ガスコンロの場合では、非常に簡単だ。

1.フタをして強火にかけます。                             
2.湯気が出て、「カタカタ」とフタが動き出したら、動きが止まらない程度に火を弱めます。
3.フタの動きが止まり湯気が出なくなったら火を止め、フタを閉じたまま5分ほど蒸らします。


更にfanライスクッカーDXは、オール火力仕様で、焚き火や炭火の熾火でも炊飯出来る万能選手であ理、基本的な炊飯の方法はガス火と殆ど変わらない。蓋がカタカタを音をたてて動き始めるまで強火、その後は蓋が緩やかに動き続ける最小の火力に絞って待ち、蓋の動きが止まり湯気が出なくなったら火を止めて蒸らすと云う基本的な方法でも家庭用LPGガス炊飯器並みのご飯を美味しく炊く事が可能である。もう荷物を積むスペースが少なく安全上積載物の重量を少なくしたい我が家にはピッタリな商品だと思う。キャンプ場では、fanライスクッカーDXで外で炊飯したご飯を振る舞うと、何だかアウトドアの達人的な尊敬を勝ち得る代物で、実は簡単なのに美味しいご飯が炊ける利器なのである。そして、更に、火力調整を某P社の取説に書かれているこまめな火力調整を真似て炊飯すると10万円超の高級クラス家庭用IH電気炊飯器にも負けない美味いご飯が炊ける可能性があるのである。もしfanライスクッカーDXが壊れてしまったら困るので、我が家には新品の予備fanライスクッカーDXが保管してある位だ。

そんな愛して止まないfanライスクッカーDXだが、困った事がある。玄米の炊飯が難しい事だ。

ここ最近、我が家では玄米食が流行っていて自宅では玄米ご飯を食べている。玄米食に慣れてくると白米を食べるのは嫌だと娘さんに云われる事になる(娘さんは、偶の休みを両親のアウトドアごっこに引っ張り出されるよりもノンビリしたいのが本心だと思うが、キャンピングカーでは玄米ご飯が食べられないと問題のスリカエを行ったので、私も意地になってキャンピングカーでの玄米炊飯を研究する羽目になった。但し、ワイフが玄米の発芽阻止毒に弱いので、洗って直ぐには炊けない事が、キャラバン中の玄米ご飯炊飯に真剣に取り組まず、キャラバン中は白米を食べれば良いでは無いかとなっていた。

# この玄米の発芽阻止毒に関しては、本題から大きく外れるので文末に記載する

そんな訳で、我が家で編み出したfanライスクッカーDXで美味しく玄米ご飯を炊くオリジナルレシピだが、特徴と云えば炊飯中に2回目の水を投入すると変わった方法だ。「キャンピングカー 玄米炊飯」で検索しても、キャンプ中キャラバン中に玄米炊飯をしている方はブログは書かないのだろう参考になる記述を得る事は出来なかった。世の中では、玄米炊飯=圧力鍋で行うとのコンセンサスとなっていてキャンプ中・キャラバン中の玄米ご飯は皆さんどうして居られるのだろうと逆に気になってしまった。

内部をフッ素加工した圧力鍋を買ったり、電子レンジで使う圧力鍋を買ってみたり、色々試したが、炊飯器を断念してfanライスクッカーDXで行こうと決めたのなら、fanライスクッカーDXで美味しい玄米ご飯を炊いてこそアウトドアごっこの本懐を遂げたと云えるだろう。



1)  8時間以上玄米を浸水して置く。我が家では1Lサイズの炭酸水用ペットボトル を再利用していて、ご飯を炊く8時間以上前に1Lサイズの炭酸水用ペットボトル の中に入れておいた3合分の玄米をボトルの中で濯いで多めの水で浸水して置く。少し温度が高い方が発芽し易いのでぬるま湯を使ったり、運転席シート横の暗がり(エンジンの熱で30度を超える)に置いておく。

2) ボトル内を新鮮な水で1〜2回濯いでから可能な限り水を捨てて玄米のみを残す。ボトルを逆さにしてfanライスクッカーDXに玄米を残さず移す。

3) 玄米を移し終わったら、3合の水ラインまで新鮮な水を入れて蓋をして強火に掛ける。

4) そのまま強火では蓋がカタカタ動きすぎて湯を周囲に盛大に飛ばすので火力を調整してカタカタが少し静まる位の火力で待つ。(白米と違い最小の火力ではない)

5) 後は、ジッと耳を澄ませて待つ。(15~20分後)水分が少なくなりチリチリとか音がし始めたら蓋を開けて、玄米の体積と同量程度(0.8倍〜1.1倍位)の冷水を入れる。この水分量の差は、固めの玄米ご飯〜柔らかめの玄米ご飯かの好みの問題になる。普通程度の固さの玄米ご飯なら炊飯前の玄米と同じ体積・・・カップ3合分でOK。よくかき混ぜてから、再び蓋を閉じて強火にする。

6) 再び蓋がカタカタ動くが、4)同様にカタカタが収まり湯が飛び散らない程度に火力を弱めて更に加熱する。

7) 湯気が出なくなりチリチリと音がし始めたら、火を消す〜弱火にして10秒間チリチリ音をさせる。(直ぐに火を消すとお焦げの無い玄米ご飯、10秒ではお焦げが多めの玄米ご飯だが、その範囲内で自らの好みで変える)

これでキャンピングカー車内でも圧力鍋を使わず美味しい玄米ご飯を炊く事が出来るのだ。尚、数度の実験の結果、土鍋炊飯鍋でもfanライスクッカーDXでも味は変わらなかった、と思う。それよりも土鍋炊飯鍋では仕上がりの音の変化を聞き取れず焦げ付かせた事もあったので水分量の変化を蓋の動きで視覚的に察知出来て音の変化を捉えやすいfanライスクッカーDXの勝利だと思う。

玄米ご飯の炊飯に限れば4) 5) 6) 7)のたった4項目で失敗知らずで美味しい玄米ご飯が炊けるので流石fanライスクッカーDXなのだが、如何せん玄米は炊飯に掛かる時間が長い(15~20分+2分+20分で40分位fanライスクッカーDXの前に付きっ切り)ので中々面倒くさい。

で、先日のキャラバンの折に、電気圧力鍋を使ってみたら・・・流石に文明の利器、付きっ切りで炊飯しなくても放ったらかしで美味しい玄米ご飯が炊けたし、これはfanライスクッカーDX炊きの玄米ご飯より美味しいカモ知れない。後は運用上の工夫で電気を使うタイミングを選べば・・・例えばキャンピングカーの移動中にインバーター経由の電力で電気圧力鍋炊飯をすれば、電気で炊飯するのは駄目だと云う勝手な制限を取っ払うと自由になれるのカモ知れない。で、軟弱にも玄米ご飯炊飯は、今後は電気圧力鍋で行うカモ知れない。(勿論、電力が得られない環境下では従来通りfanライスクッカーDXで玄米ご飯を炊けば良い)



玄米を炊飯する時の匂いも電気圧力鍋では最小限の蒸気しか放出しないので匂いも気にならない(僅かに見える湯気も画像には写らないレベル)し、何よりもジッと見守り続けなくても良いのは便利だと思った。後は走行中に電気圧力鍋調理をしながら安心して走行出来る工夫(専用の固縛固定装置を自作?)すれば、キャラバン中でも炊き立て玄米ご飯を食べられる事になるだろう。

先日デルタリンク 倉敷を訪ねた折に、山田社長が最近ではキャンピングカー内での調理に凝っていると云われていたので、真似っこドンドンな我が家なので、キャンピングカーでの自炊もアウトドアごっこに正式採用する事にした次第。そうなると、本来のキャラバンの目的を損なわない為には時短省力化が要になってくるだろうから・・・(少し強引?)電気圧力鍋も混ぜてやっても良い様な気がする次第である。玄米炊飯と同時進行と云う訳にはいかないが、圧力鍋を使えば火力の弱いRVのコンロでも広汎なバリエーションの御馳走を短時間に作る事が可能となるので、アウトドアごっこの序でにママゴトごっこを混ぜ込んでみるのも面白いカモ知れない。


そんな訳で、今回のキャラバンは山口県山口市のきらら博記念公園で開催された山口ゆめ花博に行ってきた。中国電力の懸賞に応募したら入園券が当たったからである。



9月14日金曜日夕食と入浴を終えてから自宅を出発した。が、早々に眠くなってしまったので福山SAで仮眠した。

疲れていたのだろう。起床は10時となってしまった。で、一宿の恩に報いるべく豚汁定食の朝御飯とした。(福山SAのフードコートは定食のご飯はお代わり可なので、勿論ご飯お代わり)



山口市は遠い・・・宮島SAでソフトクリームを食べたりしながら15時に山口ゆめはな博会場に到着した。



昼ご飯が未だだったので、園内のレストランへ・・・・


う〜ん、レストランは開園2日目だった所為か水やジュース類が水道配管と接着剤の味がするのと味付けが塩辛いのと、働いている若者達が学園祭の模擬店ノリだった。初対面同士の同僚である自分達の話に夢中になる余りにオーダーに時間がかかり長蛇の列でも遊んでいるスタッフは手伝わない。いや〜マズイ店に来てしまったなぁ〜と後悔はしたが、ヒョッとすると味は美味しいかも知れないと仄かな期待を頂いたが・・・小綺麗だけど不味かった。但し、気の良いスタッフさんのお陰で無料でご飯大盛りにして頂けた。だが、その大盛りご飯は、私の好みより柔らかめのベッチョリご飯だった。だが、前述の水道配管の味はしなかったので調理に使う水は浄水器を通した水カモ知れない(恐らく、今後は運営側の大人の人が来て指導教育していくのだろうと思われる。我が家は再訪する事は無いだろうが、近い将来には素敵な店になっているカモ?)

山口ゆめ花博の正式名称は「第35回全国都市緑化やまぐちフェア」であり都市緑化の展示会と、山口ならではの明治維新関係の展示館である維新体験館だろう。



ハーブオイルで足のマッサージを受けたり、山口県各市町村の展示パビリオンで見て回ったり名産品の試食をしたりして維新体験館の入場時間を待った。



維新体験館はVR体験だったので画像は無し。VRの内容は・・・VRにする必然性の弱い内容で富士急ハイランドのVR体験を期待するとガッカリするカモ?但し、維新体験館はゆめ花博入場者には無料で体験できるので贅沢は云えないだろう。




外に出るとすっかり夜だった。



さあ帰ろう。



折角山口市なので山口市の温泉に入って帰ろうと云う話になったが、キャラバン中に愛用している日帰り温泉アプリ(「温泉マップ」「ゆ〜ゆ」)では山口市内の温泉が載っていないので、Googleマップのお薦め温泉にチャレンジした。で、紹介されたのが「天然温泉 清水湯」で源泉64℃の掛け流し銭湯なのだそうだ。口コミ評価は中程度だが、マイナス要因はお湯が熱過ぎる事らしいが水風呂があるらしい。熱過ぎるお風呂+水風呂とは私の大好きなタイプの日帰り入浴施設では無いか?



駐車場も充分に広くて2mX5mクラスなら問題なく駐車可能だったし、何よりも熱いお風呂(推定43〜44℃)は大喜びし銭湯なので入浴料は420円である。(石鹸・シャンプー等は持参するか現地で購入。ドライヤーは無いので持ち込む事になるが電気使用料が別途男30円女50円必要)残念ながら水風呂は、山口市水道局の水道掛け流しなので水温が高い(24℃位)だが、贅沢は云えない。閉店まで熱風呂水風呂の交代浴を愉しんだ次第。

もし、「天然温泉 清水湯」に来られなかったら佐波川サービスエリア(上り)でコインシャワーを浴びるしかなかったので大満足である。熱風呂水風呂の交代浴を愉しんだ結果、高速道路に上がってもヨレヨレである。早速、最初の下松SA(上り)で仮眠する事にした。夕食はどうしようかと迷ったが、下松SAのフードコートの名物は皿うどんなのだそうだ。ヨレヨレなので重い物は食べられない。よって、名物らしいが地味な「蓮根うどん」を頂いた。(ワイフはコッテリと定食メニューを食べていたがご飯がジャー臭くてダメだったそうだ)



翌朝は8時起床。レストランの方は11時から開店、フードコートの朝定食を見に行ったが、昨夜のご飯がジャー臭いとの伝聞で触手が動かなかったので玄米ご飯を炊いて揚げたての下松名物唐揚げ(+ポッカレモンジャブジャブ)と漬物で朝食とした。

その後は、毎度恒例のジ・アウトレット広島へ。



ワイフのお買い物にチョット付き合ってから帰宅した。





余談・・・玄米の発芽阻止毒について・・・

数年前にキャンプ・キャラバンを御一緒させて頂いた意識高い系奥様から健康・ダイエットの為の玄米食を啓蒙された。感化されやすい我が家夫婦の事、早速玄米ご飯にチャレンジしたが・・・私は兎も角大丈夫だったがワイフは腹痛と下痢に襲われる様になった。ダイエットには効果があるのは確かだろうが、余りにも不健康な方法だと思った。腹痛と急な下痢を抱えて仕事をこなしていく事は難しく、又、健康診断でワイフは電解質異常を指摘され、我が家は玄米食から遠ざかっていた。

そんな折に、(種子植物全般に共通する事らしいが)玄米の発芽阻止毒に関しての記載をWebサイトで見つけた。その為に、ファンケル社等は発芽玄米を売っているのだそうだ。(だが、市販されている発芽玄米は、発芽後に再び休眠させているので玄米に含まれる人体に有害とされるアブシジン酸・フィチン酸は同じく存在するので無害では無いと書かれたサイトも多い)アブシジン酸は熱分解されるので炊飯すると無毒化するらしいが、もう1つの玄米の発芽阻止毒であるフィチン酸が人体にも有害なのか否かを素人の私がトヤカク書くつもりは無いが、多くのサイトに書かれていた通りに、発芽させた玄米を炊飯して食べてもワイフは腹痛も下痢も起こさなかった事は事実だ。世の中には様々な立場の人が居て様々な立場なりの伝えたい真実がある様なので、もし気になる方は各自で検索して頂いたい。

だが、大きな問題は秘めている。私や娘は下痢はしないし腹痛は無いモノの、発芽処理をしない玄米ご飯を食べている内は順調に体重が減少し続けていたのだが、発芽工程を経た玄米ご飯を食べ続けても体重は減らなくなってしまった。これは、私自身タバコを辞めたら体重が増えた事と同じなのカモ知れない。妻の下痢では(汚い話で申し訳ないが)未消化のご飯粒が便から出てくると云う話だったが、私や娘も下痢や腹痛にはならない迄も消化が不十分だった為に痩せ始めていたのだが、発芽処理を加えた玄米ご飯では白米以上に栄養豊富だったのカモ知れない。但し、繊維質が多い玄米食ならではの効能は充分に感じられて毎日快便が続くし、上手く炊いた玄米ご飯は白米とは違う美味さがあるのでダイエット目的では無いが我が家は玄米食である。

発芽処理の方法は、実は簡単だ。洗米した玄米を35〜45℃程度のぬるま湯に6〜8時間浸けておきザッと水洗いをしてから普通の玄米と同じ様に炊くだけだ。もし発芽臭が大丈夫なら水替えの工程を省いても下痢防止と云う意味合いでは一向に構わない。(そうなると、前日から電気圧力鍋の中にセットして置いてタイマーで炊飯出来る様になる)浸水した水に発芽阻止毒が溶け出すのではなく、恐らく酵素で無毒化されるのだろう。但し、発芽する植物(もやしの臭みも同じ)特有の臭みが玄米ご飯にもついてしまうので、やはり美味しい玄米ご飯の為には水替えがお薦めだ。こうして炊いた玄米ご飯は、食べても痩せられる夢の玄米食ではなく食べ過ぎれば普通に太ってしまう繊維質豊富な栄養満点の玄米ご飯になってしまう。ただ逆に、残存するフィチン酸の量を上手くコントロール出来れば、腹痛や下痢を起こさず、適度な消化不良を起こして食べても痩せられる玄米ご飯が家庭でも出来るカモ知れない。(例えば、浸水時間を半分にするとか?)ワイフは発芽処理しない玄米食で下痢をする人なので上手く閾値を調整すれば、ファンケル発芽玄米並みの夢の玄米食も実現可能なのカモ知れない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018盆休みミニキャラバン? | トップ | 車中泊問題(?)の解決策とは・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アウトドア?」カテゴリの最新記事