結婚式は「大安」、葬式は友引は外す・・・と云う風に、日本人の生活の中には六曜(ろくよう)が無くてはならないモノになっている風がある。旧暦と云えば六曜と云われる程、現在では旧暦と結びついているのだが、新暦(グレゴリオ暦)が使われるまでの江戸時代等では殆ど注意さえ払われなかったと聞く。因みに、私は六曜なんかに拘らない楽な人生を歩んできたのだが・・・
六曜とは、旧暦に対応し規則的に割り振られたダケのモノ。六曜は、旧暦の各月の1日(ついたち)を、それぞれ1月・7月は先勝(せんかち)、2月・8月は友引、3月・9月は先負(せんまけ)、4月・10月は仏滅(ぶつめつ)、5月・11月は大安(だいあん)、6月・12月は赤口(じゃくこう)と決めて、そこから順番に先勝 → 友引 → 先負 → 仏滅 → 大安 → 赤口 と順番に割り振っただけのモノだ。云うなれば七曜(月・火・水・木・金・土・日)の様なモノ。
旧暦とは、それまでの日本で使われていた天保暦の事。旧暦太陰太陽暦で、現在の世界各国で使われている(グレゴリオ暦)は太陽暦と呼ばれる。
純粋な太陰暦では、1回帰年(太陽年)の近似値である12ヶ月を1年とした場合、1年が354日となるので、約3年に1回(19年に7回)、余分な1か月=閏月を加えて調整していた。尚、太陽年(1回帰年)は、日数に直すと365.242 189 87日となる。
因みに・・・日本の旧暦である天保暦は、現在のグレゴリオ暦より少しだけ精密(?)な暦で、グレゴリオ暦の太陽年365.242 5日より、天保暦の太陽年365.242 23日の方が僅かに誤差が小さい。
日本の暦は中国から伝わったのだが、その本家の中国では、六曜は「その義とるに足らず」として吉凶占いには用いられる事はなかったそうだ。因みに、日本でも六曜の扱いは同じだったのだが、明治6年から新暦となり、以前の暦には書かれていなかったそれまでの由緒正しい(?)暦注である二十四節気や十二直がカレンダーから消えていった後、それまで誰も見向きもしなかった暦注下段に在った選日・二十八宿・九星・六曜の中で、六曜が残された。
明治政府は、a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%A6%E6%B3%A8%E4%B8%8B%E6%AE%B5">暦注下段を迷信であると禁止したのだが、六曜は迷信ではない(計算で求められる)と引き続き掲載されたので、六曜だけが残された。それが太平洋戦争後に・・・「験を担ぐ」として爆発的に大人気となり今日に至っている訳。(だから?公営競技の予想紙には、今も掲載されている)
主に賭け事で・・・、先勝は先んずれば人を制するから諸事急ぐが良く、友引は「相打ち友引とて勝負なしと知るべし」で引き分けとなる(勝てない)日、先負は先んずれば負けるので午前中の賭け事はNG、仏滅は万事に凶、大安は何事もすべて吉、赤口は朝夕は何事も凶だが正午頃は吉・・・となっていた。
今日では、友引の葬式は(文字通り)友を誘引するから葬式の禁忌日となっているが、実際は古い暦法の凶方(運勢の悪い方角)の占いに「友曳方(ともびきかた)」があり、十二支に基づいた日・又は時間に凶方に行ってはいけないと占いの類。例えば、子・卯・午・酉の日は卯方(東)、丑・辰・未・戌の日は辰方(やや北よりの南東),寅・巳・申・亥の日は巳方(やや南よりの南東)が凶方になるので、その日には、その方角に行くと悪いこと(不幸?)が起きると云うモノで、絶対にこの方位で葬式を行ってはならないのだそうだ。六曜の友引の読み方に引き継がれてしまったダケだろう。(うっかりモノが間違えた・・・的な落語のネタに成りそうだ)
大安の結婚式については・・・結婚も賭け事の1つだから吉の日にしたいのカモ知れない。
六曜とは、旧暦に対応し規則的に割り振られたダケのモノ。六曜は、旧暦の各月の1日(ついたち)を、それぞれ1月・7月は先勝(せんかち)、2月・8月は友引、3月・9月は先負(せんまけ)、4月・10月は仏滅(ぶつめつ)、5月・11月は大安(だいあん)、6月・12月は赤口(じゃくこう)と決めて、そこから順番に先勝 → 友引 → 先負 → 仏滅 → 大安 → 赤口 と順番に割り振っただけのモノだ。云うなれば七曜(月・火・水・木・金・土・日)の様なモノ。
旧暦とは、それまでの日本で使われていた天保暦の事。旧暦太陰太陽暦で、現在の世界各国で使われている(グレゴリオ暦)は太陽暦と呼ばれる。
純粋な太陰暦では、1回帰年(太陽年)の近似値である12ヶ月を1年とした場合、1年が354日となるので、約3年に1回(19年に7回)、余分な1か月=閏月を加えて調整していた。尚、太陽年(1回帰年)は、日数に直すと365.242 189 87日となる。
因みに・・・日本の旧暦である天保暦は、現在のグレゴリオ暦より少しだけ精密(?)な暦で、グレゴリオ暦の太陽年365.242 5日より、天保暦の太陽年365.242 23日の方が僅かに誤差が小さい。
日本の暦は中国から伝わったのだが、その本家の中国では、六曜は「その義とるに足らず」として吉凶占いには用いられる事はなかったそうだ。因みに、日本でも六曜の扱いは同じだったのだが、明治6年から新暦となり、以前の暦には書かれていなかったそれまでの由緒正しい(?)暦注である二十四節気や十二直がカレンダーから消えていった後、それまで誰も見向きもしなかった暦注下段に在った選日・二十八宿・九星・六曜の中で、六曜が残された。
明治政府は、a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%A6%E6%B3%A8%E4%B8%8B%E6%AE%B5">暦注下段を迷信であると禁止したのだが、六曜は迷信ではない(計算で求められる)と引き続き掲載されたので、六曜だけが残された。それが太平洋戦争後に・・・「験を担ぐ」として爆発的に大人気となり今日に至っている訳。(だから?公営競技の予想紙には、今も掲載されている)
主に賭け事で・・・、先勝は先んずれば人を制するから諸事急ぐが良く、友引は「相打ち友引とて勝負なしと知るべし」で引き分けとなる(勝てない)日、先負は先んずれば負けるので午前中の賭け事はNG、仏滅は万事に凶、大安は何事もすべて吉、赤口は朝夕は何事も凶だが正午頃は吉・・・となっていた。
今日では、友引の葬式は(文字通り)友を誘引するから葬式の禁忌日となっているが、実際は古い暦法の凶方(運勢の悪い方角)の占いに「友曳方(ともびきかた)」があり、十二支に基づいた日・又は時間に凶方に行ってはいけないと占いの類。例えば、子・卯・午・酉の日は卯方(東)、丑・辰・未・戌の日は辰方(やや北よりの南東),寅・巳・申・亥の日は巳方(やや南よりの南東)が凶方になるので、その日には、その方角に行くと悪いこと(不幸?)が起きると云うモノで、絶対にこの方位で葬式を行ってはならないのだそうだ。六曜の友引の読み方に引き継がれてしまったダケだろう。(うっかりモノが間違えた・・・的な落語のネタに成りそうだ)
大安の結婚式については・・・結婚も賭け事の1つだから吉の日にしたいのカモ知れない。