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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

山三 三ツ屋染舗の歴史5

2013年05月17日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

両親とも仕事が忙しく、小学校高学年には、配達も経験しました。

洗い張り(水洗い)の作業終了後どうしても油しみや古い黄変しみは残ります。

お客様のご要望やこのしみ抜きが出来ればもう一度着れる事等で、

しみ抜き屋さんのお世話になります。

当時札幌には数件のしみぬき屋さんしかありませんでした。

呉服店 呉服問屋 クリーニング店 は皆、数件のしみ抜き屋さんに仕事が集中していました。

私も、そのしみ抜き屋さんに仕事を取りに行きました。

しみ抜き屋さんは、揮発油(ベンジン)やシンナーの匂いとすっぱい(酢酸)の匂いがしていました。

しみ抜き屋さんのおじさんは専用のブラシで上手に生地をこすってしみを落としていました。

最初はネルの生地にベンジンを付けこすっていました。

次にベンジン用の洗剤を付け専用ブラシでベンジンを付けこすっていました

トントントン、キュキュキュキュキュ、と音がします。

リズミカルな音です。

この音は、洗い張りの洗い作業をしている音と同じ音です。

ベンジンで取れない時はシンナーで取っていました。

次に取れない時は、別のブラシで石鹸を付け水をつけブラシでこすっていました。

それでも落ちない時は熱した平ゴテの上にさらしをのせ濡らし蒸気を発生させ薬品を付け

しみ落とし作業をしていました。最後にガラスの口吹きの霧吹きで濡れた回りをぼかして

平コテで上手に乾燥させていました。

脱色した時は仕上げに染料を筆や刷毛で色掛けを行っていました。

何度も行って作業を見ていたので、なんとなく次に何をするのか、分かりました。

高校三年の時、将来の進路を決める時、非常に迷いました。

あまり勉強が得意ではなかった事、手に職を付けたかった事等で

家業の店の後を継ぐ事を決心しました。

両親に相談した所、父は「修行に行き他人の飯を食べて来なさい。」と言われました。

母は「今どこの業者も困っているのはしみ抜きだから、しみ抜きの修行をしなさい」と言われました。

学校の就職の進路指導の先生では、探せないと思ったので、両親に探してもらいました。

方々探してもらいましたがなかなか見つからず困り果てていた所

縁が有り昭和55年3月26日(大安)に

大阪府岸和田市の泉州生洗い本舗おくなが、奥長昭治先生に弟子入りしました。

 

着物のお手入れでお困りな方は、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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