陶芸教室 夢工房あすか

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日日是好日/連載16

2019-04-27 00:05:55 | 日日是好日/連載
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 ー 「陶芸」 が教えてくれる 15 のしあわせ ー

第六章 : 読んで感じること/その1
陶芸の雑誌もよく読んだ。陶芸を始めた時に、一番参考になった雑誌は 『陶遊』 である。身近な手頃な雑誌だった。志野焼きなど色々な技法や、陶芸教室の生徒さんの作品などもたくさん掲載されていたので参考になった。20冊くらいは買って持っている。生徒さんがお雛様などを作る時にも参考に見せている。季刊誌では 『つくる陶磁郎』 も参考になった。何冊か持っている。その他に 『陶工房』 や 『炎芸術』 などを持っている。『炎芸術』 は芸術的な雑誌で近寄りがたかったが、最近は優れた作品に感銘を受けている。アートな作品が堪能できる雑誌である。

こちに来てからは、県立図書館で 『陶遊』 を閲覧することが出来た。折り目がいくつも付けられていてよく読まれてるようだったが、一時この本が休刊になったことがある。再刊された時に、また置いてほしいと図書館に要請したが予算がないと断られた。いまだに復活していない。姉妹紙の 『盆栽世界』 の方は復活して閲覧棚に置かれてるのに、 『陶遊』 は何故か置かれていない。陶芸には関心が薄いのだろうか。陶芸への理解がほしいものだ。定価が1,200円の雑誌だ。近くの明林堂や中心街のジュンク堂、紀伊国屋書店にも置かれてない。車で行けば販売している書店もあるのだが出掛ける機会が少ない。それからというもの、県立図書館へもほとんど行かなくなった。歩いて7,8分くらいの所なので毎月のように行って、館内のレストランでランチしてコーヒーブレイクするのも楽しみの一つだったのだが・・・。

私が陶芸を始めた頃は、陶芸がブームだったようである。陶芸の体験を書いた本がいろいろと出版されていた。感動を覚えた本を二冊ほど挙げてみよう。

一つは、林寧彦著作の 『週末陶芸のすすめ』 だ。陶芸にのめり込み電気窯をマンションに設置して作陶を続けたことなどや、釉薬づくりのことなども面白く興味深く書かれていた。痛快なストーリーだった。大いに刺激を受けた。その後、この著者は大手の広告会社を中途退職してプロになったが、最初に渋谷の青山で開いた個展も見に行った。2冊目の本も出版していたので記念に買ってサインをもらった。花のスケッチを入れて 「〇〇様  恵存 2003年4月25日 林寧彦」 とサインをしてくれた。私はこの数年後に大分市で陶芸教室を開いたのです。

もう一冊の本は、岡崎裕子著作の 『器、手から手へ』 だ。頭を丸刈りにしてイッセイミヤケのOLから陶芸界に飛び込んだドラマチックな話などが綴られていた。掲載されてる写真も調度品など洗練されていて楽しめた。著者は育ちやルックスもよいので、当時は女性雑誌に毎月のように掲載されていた。同じ月に4,5冊の女性雑誌に掲載されていたこともある。この陶芸家は今もマスメディアに出て人気だ。トンボの器で有名だ。本を出版する前は陶芸ブログでも人気だった。

又、工芸全般に関しては、日本工芸会が出版している 『伝統工芸ってなに? (見る。知る。楽しむガイドブック)』 が参考になった。71頁の大型版の本で、陶芸から染織、漆芸、金工、木材、人形、ガラスなど工芸の諸ジャンルについて、技法や鑑賞のポイントなどが分かりやすく、やさしく解説されている。それぞれの分野の人間国宝や現役作家の作品が掲載されている。薄い本だが、いろいろな伝統工芸品を知ることが出来るので、ためになる。一冊は持っておきたい工芸鑑賞用の入門ガイドブックだ。本の帯 (裏面) には

 ・ 子供目線に立って、基本の 「き」 から分かりやすく解説
 ・ 小学生から工芸の基本をおさらいしたい大人まで。
   たのしく読める工芸入門!

とうたわれている。

 ・・・つづく・・・





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