YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

秋の室内楽コンサート in 我孫子

2010年10月31日 | 音楽
手賀沼エコマラソンのあった10月31日、我孫子駅前では13時より室内楽のコンサートが開かれていました。私はエコマラソンのエントリーすらできませんでしたので(すぐに定員になりました)、午後からこちらの室内楽を聞いて参りました。

写真つながりのヴァイオリニスト、大曲氏の紹介によるものです。

WOLFGANG AMADEUS  MOZART
モーツァルト クラリネットトリオ ケーゲルシュタット 変ホ長調 K.498
Ⅰ.Andante
Ⅱ.Menuetto
Ⅲ.Allegretto

クラリネット 石川 厚
ビオラ 富永 裕子
ピアノ 平島 智子
----解説に書かれていた文書---
1786年にウイーンで作曲。曲名の由来はボーリングの前身である「ケーゲルシュタット」(九柱戯と訳されるボール遊び)に興じながら作曲されたそうです。またこの編成は、友人のクラリネット奏者A・シュタットラーなどの仲間うちで演奏するために作曲されたと言われています。
----ここまで----
ピアノの平島さん、素晴らしい演奏でした。


JOHANNES BRAHMS
ブラームス 弦楽四重奏曲第2番 Op.51-2
Ⅰ. Allegro non troppo
Ⅱ.Andante moderato
Ⅲ.Quasi Menuetto, moderato - Allegretto vivace
Ⅳ.Finale Allegro non assai

第一ヴァイオリン 山田 奈津
第二ヴァイオリン 山田 将蔵
ビオラ 臼田 信夫
チェロ 臼田 正子
----解説に書かれていた文書---
ブラームスがクララ・シューマンの3女・美貌のユーリエに失恋した時に作った曲です。ふられてもなお想いを断ち切れない未練が音楽を生みました。粘着系ロマンチスト、ブラームス本領発揮の曲です。曲の冒頭に第1ヴァイオリンによって奏される第1主題は、F-A-Eの音列から始まっており、ヨアヒムの有名なモットー「Frei Aber Einsam(自由だが孤独)」にちなんでいると言われています。
----ここまで----
ヴァイオリンがうたっていました。うっとりと聞き惚れました。



MORITZ MOSZKOWSKI
モシュコフスキー 2つのヴァイオリンとピアノのための組曲ト短調 Op.71
Ⅰ.Allegro energico
Ⅱ.Allegro moderato
Ⅲ.Lento assai
Ⅳ.Molto vivace-Ancora piu presto

第一ヴァイオリン 小段 南人
第二ヴァイオリン 篠崎 透
ピアノ 石原 由美子
----解説に書かれていた文書---
モシュコフスキー(1854-1925)は、ポーランド出身のユダヤ系ピアニスト・作曲家・指揮者です。生前は有名なピアニストでした。第一次世界大戦中、オーストリア帝国とドイツ帝国の戦時公債に全財産をつぎこんでぜんぶパーになりました。作品は晩年のもの。
Ⅰ「ショック!」
Ⅱ「昔はよかった…」
Ⅲ「がっくり」
Ⅳ「開きなおりました」
というイメージで、サラリーマン3人が勝手にお送りいたします。
----ここまで----
解説にあるように、息の合った演奏。私だけではなく、他の観客も「素晴らしい演奏だった」とつぶやいていました。ただ、第二ヴァイオリンの篠崎さんが、客席側ではなく、ずっと第一ヴァイオリンの方を見ていたのが残念です。次回は立ち位置も考えて下さいね。


ERNST VON DOHNANYI
ドホナーニ ピアノ五重奏曲第1番ハ短調 Op.1
Ⅰ.Allegro
Ⅱ.Scherzo
Ⅲ.Adagio
Ⅳ.Finale

ピアノ 山田 博子
第一ヴァイオリン 竹田 昌史
第二ヴァイオリン 大曲 代介
ビオラ 臼田 信夫
チェロ 臼田 正子
----解説に書かれていた文書---
ドホナーニ(1877-1960)はハンガリー出身のピアニスト、作曲家で、1949年に米国に移住。今年は没後50年。作品番号から察しがつくように、18歳ハンガリー音楽院在学中の作品で、ブラームスの影響を強く受け、ロマンチックで重厚な作風です。ブラームスもこの作品について「私は彼よりうまく書けなかっただろう」と絶賛していますが、本日ご来聴の皆さまの評価は如何に?!
----ここまで----
第二ヴァイオリンの大曲氏が連絡を下さった方です。素敵な演奏だったのはもちろんなのですが、もう少しピアノが音を押さえてくれたらピチカートも聞こえたのに残念です。


アマチュアでも、凄い才能の持ち主が私たちの身近にいるのですね。
もっとこの会をアピールしないと、広い会場なのに、観客動員数が少なくてがもったいないと思いました。
知らないから聴きに来ないだけで、こんな素晴らしいことがあったと知れば、とても残念がるのではないでしょうか。
 
 
 
 

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