南部吟遊詩人の写真館

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盛岡 町家の雛祭り

2012年04月22日 04時20分16秒 | その他盛岡市内の観光名所案内
私は今年初めてですが、「盛岡 町家の雛祭り」に見学に行きました。


盛岡には古い町並みがけっこう残されています。
そのうち、商家の特徴的な日本家屋を「町家(まちや)」と言いますが、そこには古式ゆかしきお雛様が多数保存されているようで、それを一挙展示してみなさんに公開しようというのがこのイベントです。

日本家屋や古いものが大好きな私はそういうものに目がないので、
今年はそれに出かけることしました。
私が気付いたのは今年が初めてですが、もう何度も行われているイベントのようです。


付近には駐車場もあります。

ここからスタート。見学費用は500円。もろもろの経費にしたりするのでしょう。
はっきり言って内容を考えれば、安するほど安い見学料です。

見学料を払うと、絵葉書の入った「通行手形」をいただけます。もちろん絵葉書は持ち帰れます。
さすがに、写真が上手い…。いいなあ、こんなの撮れる人…。

早速手近な家からお邪魔して、お雛様の写真を撮ります。



見学できる家は、こうして、軒先に表示がぶら下がっています。









ついつい夢中でシャッターを切ってしまいますな。
一つ一つの家で、家人が暖かく出迎えてくれて、雛の説明をしてくれます。ありがたいですね。


こちらの酒屋は家の中が本当に趣深いです。



ちゃんとお雛様もありますが、これだけ町家の造りをしっかり残した家を内部公開してるのはとてもありがたい。









町家って間口に対して奥行きがとても長くて、細長い敷地になっています。そのため、間取りとしては
中央に土間が裏まで続き、そしてその脇に何部屋か縦に連なっているという感じになります。
実際、暮らしやすいかと言ったら、狭くて、冷え冷えしてそれほどではないような気がしますが、
情感があっていいですよね~~。一度住んでみたいのですがねえ…。


それにしても、今日は本当にいい天気。
3月3日は盛岡はまだ冬。寒すぎます。旧暦のこのくらいの時期にイベントをするのがちょうどいいんでしょうね。

ここからはしばし雛の写真をお楽しみください。







御殿付きのお雛様もあります。どんだけ豪華なんでしょ。










なんだかアップしたら写真がちゃんと縦になってくれません。すいません




ある町家の天井にて。どうやってはったんでしょう????
































これは多分、「ここほれわんわん」ってやつでしょう。

つまり、「花さか爺さん」のフィギアですね。












これは「すずめのお宿」ですね。













ここはお米屋さん。昔の道具も陳列してくださっています。








今日は天気も良く、人が大勢出ています。


このお宅は珍しい庭があるので見てみました。

屋根のある中庭?です。

立派な玄関が…



こちらの酒蔵「岩手川」では一風変わった展示が…

土蔵の中では…

回転する提灯が…

コンセプトは震災の犠牲者供養なのだそうです。去年は震災のゴタゴタで、このイベントはなかったそうなので…











これは珍しい、精巧な鎧武者の5月人形。

普通の鎧と同じ製法で作られている、大正時代のもののようです。

虫に食われたらしく、矢に羽根がありません。ちなみに箱は所有者が作ったようです。



今日は車夫の背中がとても「いなせ」に見える日でした。


【撮影日:2012年4月15日(日)】

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